世界は動いています
先日はフランスの大統領選挙で、これまでの大政党からではない中道のマクロン氏が当選されました。
アメリカのトランプ政権誕生以降続いた移民排除・自国主義の安易なナショナリズムに基づくポピュリズム(大衆迎合主義)に対して、EUとの連携による経済再生を掲げた実務重視の政治が初めて勝利したことになります。
また韓国においても、北朝鮮の脅威に対して融和を求める革新系で「共に民主党」の文在寅氏が大統領選挙で勝利しました。
この二つの勝利は、世界が向きつつあったおかしな流れを本来の世界平和に向けた進歩の流れに戻してくれたのではないでしょうか?
但し、韓国の文在寅氏は慰安婦問題などについて日本には批判的な態度をとりそうで心配ですが・・・
日本でも小泉純一郎氏が劇場型と称してポピュリズム政治を行い、その割を食った福田・麻生両氏が苦労し自民党が下野したにもかかわらず、安倍さんがその苦労を無にするようにポピュリズム的な政治に回帰しつつあります。
一時的な感情の政治では争いは起こっても、継続した安定平和は生み出せません。
今回の2つの世界的な現実論の勝利が日本においては政党を超えてリベラルで現実的な国政に戻るきっかけとなることを願ってやみません。