給食アレルギーに対する活動報告⑤ | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

給食アレルギーに対する活動報告⑤

 

 

しばらく間が空いてすみません。

給食アレルギーに対する平成26年度での一般質問の答弁について報告します。

 

◎平成26年2月議会

 

(質問)子どもの健全な発育のための給食アレルギーへの取り組みを伺います。

 

(回答:教育長)給食アレルギーへの取り組みについてですが、最初に、児童・保護者への対応については、どの学校でも教職員が同じ対応ができるように、

アレルギー対応マニュアルを昨年5月から本年1月にかけて作成し、近日中に完成します。入学前の小学校新1年生の保護者との面談において、食物アレルギーについて、全ての学校が同じ内容を確認するようにしています。

 次に、教職員への研修については、養護教諭を対象に、市立総合病院と連携してマニュアルと食物アレルギーへの対応研修会を3月に開催する予定となっており、来年度以降も継続して開催してまいります。また、学校ごとに教職員を対象とした校内研修会を開催し、食物アレルギーについての知識や危険性、食物アレルギー疾患を持つ子どもへの対応の基本を理解させた上で、マニュアルの活用を図るとともに、対象となる児童生徒の情報と対応内容について、校内での共通理解を深めてまいります。

 次に、食材納入業者への対応については、一部食品について、アレルギー物質の除去を依頼しておりますが、今後も食物アレルギーに配慮した献立の充実を図ってまいります。

 次に、食物アレルギー疾患を持たない児童生徒の保護者への対応については、今月発行した食育だよりの中で、食物アレルギーに対する理解と協力に向け周知・啓発を行いましたが、これからも発行回数を増やすなど、一層の啓発に努めてまいります。

 次に、給食センターに配置されている栄養教諭については、県の方針により、来年度配置数の増加が見込まれたため、栄養教諭が積極的に食育指導にかかわっていくことが可能となることから、学校と連携をして、食物アレルギーについて指導の充実を図ってまいります。

 今後もこのようなさまざまな取り組みにより、食物アレルギー疾患を持つ児童生徒が笑顔で安心して生活できる環境づくりに努力してまいります。

 

(質問)子どもの健全な発育に大きく関係する給食アレルギーへの取り組みです。これは、もう何回も何回もシリーズ化して私、お聞きしているところです。そのたびに市長の前向きなお答えはいただいているのですが、原課の方にいろいろな、そのたびに市長が、前回の答弁のときにも、たしか、「議員も協力してくださいよ」という話があったので、絶えず情報は原課に入れています。ところが、その後、何か動きが見えないんですよ。本当に一番最初にこの問題を取り上げていただいているお母様方がお子さん、もう小学校を卒業してしまうんですよね。中学校を卒業してしまうんですよね。そんな状況になるまでこれが続いていいものなのかどうなのか。

 それこそマニュアルづくりも最近されているという情報もいただきました。

ところが、このマニュアルづくりについても、たしかお父様方、お母様方がいろいろな知識を持っています。そのアレルギーを持っていらっしゃるお子さんをお持ちの方々はいろいろな知識を持っているんですよ。これは、協力しますと言っているんですよね。でも、どうもそういう方々の御意見がどうやって反映されているのかわからないうちに、何かマニュアルができ上がっている。教職員の方々にその知識を伝えるということについては、非常にこれは意義があると思うんですが、こうした部分に何かいつの間にでき上ってしまっているという、この状況がいいのかどうなのか、この辺の今、現状について、お答えいただければなと思います。

 

(回答:教育部長)アレルギーマニュアルについての現状についてということでございますけれども、このアレルギーのマニュアルにつきましては、各学校が迅速に、そして的確に同じ対応ができるようにということでつくっているものでございまして、現在、最終校正を行っているという段階でございます。このマニュアルにつきましてでございますけれども、この作成のきっかけにつきましては、学校でのそのアレルギーの対応につきまして、統一されていないというふうなお話、これを皆様からも聞いておりまして、これを何とか統一しなければいけないということで、そもそもこれをつくるようになったということの経過でございます。これは、この辺ではこういったものが初めて作成されるものになるというところでございます。昨年の9月にも議員からの御質問をいただいて答弁もさせていただいたところでございますけれども、その後も保護者の皆さんと栄養教諭等々と連絡会というか、情報交換会、これも開催させていただいております。今まで何回もそういった連絡会を開催させていただいている中で、いろいろな御意見等もいただいているものですから、そういったものをこのマニュアルの中で生かしていくというふうにしてございます。市といたしましては、この4月から、新学期から新入生が入ってくるわけでございますけれども、漏れや誤りのない対応を全校で確実に実施できるようにということで、このマニュアルをそもそもつくったわけでございますけれども、この内容につきましては、各学校ですぐに活用できるようなもので、具体的かつ明瞭なものというふうにしたところでございます。また、完成いたしましたら、ぜひ議員にも一読いただけたらというふうに思うところでございます。市といたしましては、まず、この新入生を含めました子どもたちのために、このマニュアルを新学期からということで活用させていただくということでございますけれども、その後も保護者の皆様の御意見をいただきまして、それを参考といたしまして、よりよいマニュアルをつくっていきたいと、このように考えております。

(質問)非常に言葉やわらかなら御答弁なんですが、実際に皆さんの御意見も取り入れたということなんですけれども、動くと言っている人を動かさないという、要は、ぜひそういう知識を使ってくださいという方の知識を使わないということ、これはどういうことなのかなとすごく疑問になることがあります。確かに連絡会をつくっていただいて、学期ごと、前は1年に1回、2回だったのですが、学期ごと、担当係長さんが一生懸命連絡をとっていただいて、いろいろな連絡がとれるようになっています。これは6年前からするとはるかに進歩している状況であるかなと思いますが、でも、「実際にそのマニュアルをつくるんだったら私たちの知識を使ってください、どうぞやってください」、そういうことをじかに言っていただいている、その意見をいただいているということで使っているということになるんでしょうけれども、でも、こういう部分を積極的に、逆に表に見えるような形で、そういう知識を実際に取り入れていく。例えば、編集をするに当たっては、編集委員ではないですが、そういった形で入っていただけるような環境づくりというのも、これは1つ、市民協働の形ではないんでしょうか。すべからく給食たべさせ隊の方々を中心に、そういう方々は、別に市が悪い、市を徹底的に追及しようという形よりも、自分の子どもたちがいる間に何とかしてほしいという、そういう気持ちでいますので、この辺については、部長としてどう考えていらっしゃるのか、もう一歩踏み込んで、お気持ちを聞かせていただきたいと思います。

 

(回答:教育部長)市民協働につながるのではないかと。どのように考えているかという御質問でございますけれども、今お話しさせていただきました当事者である保護者の皆さんとの話し合いとか情報交換、こういったものを効率的に実施しながら、安全な給食を確保していくといった、こういうことについては、議員も非常に重視されております食育ですね、こういったものの普及も含めまして、これは大切な市民協働の1つの形ではないかとは思っております。さらに、学校給食におきましては、このアレルギー対応ということは、アレルギーを持つ子どもたちの保護者の皆様の協力というのは、これは何よりも大切なものでございます。今後もそういった情報交換会というのは引き続き定期的に行っていきたいというふうに思います。そして、さらに安全で安心で、また、おいしい給食の提供、これにつきまして、市民と相互の協力、そして努力、こういったことで進めていきたいと、このように考えております。

 

 

(質問)何か答弁の繰り返しのような形になってしまいましたので、これは要望したいんですけれども、ぜひ、そういったことで苦しんでいらっしゃる方々が自ら情報を出そうという部分について、後ろ向きに考えるのではなくて、後ろ向きではないんでしょうけれども、そういうふうにどうしても見えてしまうんです。だから、積極的に言っていただける御意見については、例えば、その場に来ていただいて、その情報を活用するとか、そういったこともぜひこれは強い要望としておきたいなと思っております。ぜひ活用してあげてください。

 それともう一つ、このアレルギーに関しては、前々から市長とのやりとりの中で、答弁の中で、この施設自体ができるできないの話があります。実際に私もあれからいろいろ研究しました。文科省のいろいろな事業概要であるとか補助要綱についても勉強してまいりました。他市の状況なんかも全部情報を集めて原課に渡しています。でも、その都度原課で、ではどうやって対応しているのか、どうやって考えてくれたのか、その報告をまだいただいていないような気がします。

 これについて、原課的に、10年後のどこか耐震工事があればいいのだと、西部の耐震工事があったときにつくればいいのだと安易に考えられているとすると、これって、その話だけでずっと行ってしまうのでしょうかね。変えたとして、「10年後を待ってください、待ってください、待ってください」という話で、もう先ほど言ったように、一番最初にアレルギーがあると声を上げてくれたお父さん、お母さん方の子どもさんは卒業する年に来ているんですよということ。この事実を踏まえながら、ちょっと考えてみたのが、広域的な部分で、他市で、この近隣で、いろいろなところでそういった対応をしようとしている、除去食に対しての対応をしようとしている市町村がある。その中で、広域行政も含めて考えられないのかどうなのか。その辺、今までの回答よりも一歩踏み込んで回答をいただければと思います。

 

(回答:教育部長)今、広域行政含めての考えというお話でございますけれども、議員御指摘のとおり、こういったものが1市だけで対応できるということは、これはなかなか難しいというふうには考えておりまして、広域行政での対応と、こういったものももちろん考えられるというところでございます。ただ1点、この学校給食についての衛生管理基準というのがございまして、これは、2時間以内に食べる、できてから食べるまでが2時間というふうな基準がございますので、これも考慮していかなければならないというふうなことは1点ございますが、この広域行政ですと、近隣におきましては島田市が来年の4月に新しいセンターがオープンすると。この中でアレルギー対応もしていくというふうには伺っております。

しかし、この島田市の規模につきましては、現在、島田市内のアレルギーを持っていらっしゃる児童生徒の数、これをベースとした施設ということで伺っておりますので、そのままこれを一緒にということは広域でというのはなかなか難しいという部分があろうかと思います。

 また一方、本市と同じような状況にある焼津市はどうかということでございますけれども、焼津市につきましては、現状、今言いましたように、状況的には藤枝市と似たようなところもございますので、現状の対応状況をどのようにしているかということ等の考え方などをまず情報交換、または意見交換などを踏まえながら、より効果的な対応方法はないのかと、こういったものをお互いに知恵を出しながら協議を進めていってはどうかというふうに思います。

 

(要望)その話を、要は、島田市がやるよという話の前に、私、そういうふうな広域行政とはそのときは言いませんでしたよ、確かに。でも、そういったものがあれば、近隣の要素も使いながら、ぜひ解決の方法に進んでいただきたいという話は以前も何回かしていると思います。だから、逆にそれが、今、市長が一生懸命、広域行政、この志太榛原地域の中心市としての広域行政を考えていただいている。でも、原課としては、結局、その広域行政という部分がいまいち進んでいなかったという、そういう認識だと思います。もうだから、島田の話がある前に、そういう話も以前何回か原課にはしていますので、その辺について十分考えていただきながら、アレルギーの部分が、結局今、食育の前に立ちはだかってしまったわけです。教育日本一を目指すのであれば、当然これは食育、徳育、知育、体育、これらがすべてそろって初めて教育日本一と言えるはずですのでこの辺、できない理由ではなくて、できる理由を考えてください。ぜひその辺は強く求めておきます。

 

◎平成26年9月議会

 

(質問)給食アレルギーマニュアル作成後の食育の推進状況と今後の展開について伺います。これについても、早期に建てかえの施設があれば対応する施設をつくるという話だったんですが、これについてのその後の展開、もしくは給食アレルギーマニュアルの作成についての質問をさせていただきたいと思います。

 

(回答:教育長)給食アレルギーマニュアル作成後の食育の推進状況と今後の展開についてですが、各学校で作成しているアレルギー対応マニュアルに従って食物アレルギー研修会を実施し、食物アレルギーについての知識や危険性、アレルギー疾患を持つ子供への対応の基本事項などについて理解を深めるとともに、対象となる児童・生徒への個別的対応の徹底を図っています。また、本年度は栄養教諭が4名となり、食育指導のさらなる充実が可能となりました。本年度1学期の栄養教諭、学校栄養職員による食育の指導時間数は、小・中学校で計119時間となっており、昨年度の1学期より増加しています。ここでは、栄養バランスや食事のマナー、朝食の大切さなどの内容に加え、アレルギーについても触れながら指導しています。今後もアレルギーを含む食育の指導を継続させ、児童・生徒に食の大切さ、食の楽しさを伝えていくとともに、アレルギー疾患を持つ児童・生徒が笑顔で安心して生活できる環境づくりに努めてまいります。

 

(質問)給食アレルギーマニュアルの作成後の食育の状況でございますが、以前、統一したマニュアルをつくるということで、たしか給食食べさせたい隊の方々ともそういう話があって、協力するよと言ったら、いつの間にか共通したものがつくられて、各学校でこのマニュアルが作成されたという現状がございます。この経過が見えない部分が若干あるんですが、これについてはどうでしょうか。

 

(回答:教育部長)マニュアルの作成につきましては、学校でのアレルギーの対応が統一されていないという御意見を給食食べさせ隊の方々からお話を受けまして、これをきっかけに全ての小・中学校においてアレルギーに対する対応を統一しようということで作成したものでございます。そういう中で、給食食べさせ隊の皆さんの御意見を反映するということもございまして、皆さんと学校給食課、あるいは栄養教諭などとの話し合いの内容をマニュアルに生かしてまいりました。

 今年度、給食食べさせ隊の皆さんとお話しする機会がございましてマニュアルを含め学校の対応がよいというような御意見もいただいているところでございます。

 今後も、学校が保護者と面談等する中で、マニュアルに加えたほうがよい点があれば、その都度検討し、改定をしていく予定でございます。

 

(提案)今後も改定をしていくということですが、例えば学期ごと、今、食べさせ隊の方々と、たしかそういった話し合い持って、6年前のことを思い出しますと、最初はすごくお互いにぎすぎすした感じでしたが、今はお互いに情報源ということで、しっかりと情報交換ができているということで、本当にうれしいかなと思います。私もそのたび、それに参加させていただいておりますけれども、ただ最終的には、マニュアル的にはかなりこれからもどんどん進んでいくという部分で、この部分については教育日本一に近づいていると思うんですが、最後にはそういった対応施設という問題があるかなあと思います。これは市長が前に強く言われたところでございますが、国・県あたりでも考えていただきたいというふうなお話もありました。確かにそのとおりだと思います。藤枝市だけで考えることではない。ただ実際には、全国では各市町村で、各市町村が全国のそういった施設について建てかえをきっかけとして一応進めているという現状もありますんで、それを忘れないでいただきたいなということを、これも提案いたします。

 
以上です。
ペタしてね