給食アレルギーに対する活動報告③ | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

給食アレルギーに対する活動報告③

 

 

今議会では山本議員がこの問題を取り上げてくださいました。

次には、6人の仲間の中で一般質問していただけるようお願いしております。

それでは・・・続きます。

 

◎平成25年2月議会

 

(質問)給食アレルギーについては、平成24年6月議会を含め、過去2回質問していますが、調布市での児童の死亡事故と連日の報道の中で、県下35市町中31市町が一部でも除去食対応をしている事実を知らされ、対応していない藤枝市として、本来教育日本一を標榜できないことを危惧し、来年度予算が審議されるこの議会において、改めてその後の対応と認識、展開について以下3点についてお尋ねします。

 まず、第1点、アレルギー児童を抱える父母で組織された藤枝給食食べさせ隊と給食センターの情報交換の中で、人数把握とアレルゲンをなるべく使わない配慮、分析表を使った対応等がなされていることを認めながらも、学校と給食センターの連携やアレルギー対応への給食従事者等の不足、アレルギー対応施設増設の問題等がはっきりしてきました。こうした現場の声を含め、藤枝市としてそれらの課題をどう解決していかれるのか、6月からこれまでの経過及び今後の展開として、給食センター改築の際の対応、中長期的な計画も含めて伺います。

 次に、第2点、給食アレルギーに対して各学校ごと対応が異なるという話も頻繁に聞かれ、学校教育課にも申し入れしたところですが、その実態と教職員への研修、啓蒙等、今後の対応について伺います。

 次に、第3点、アレルギー対策の根幹は家庭です。多くの子育て中の御夫婦にも保健センターを通じて啓蒙活動をされている事実を踏まえ、6月の答弁よりも踏み込んだ啓蒙促進ができないか、今後の計画も含めて伺います。

 

(回答:教育長)1項目め、アレルギー対応への課題解決、給食センター改築の際の対応及び中長期的な計画についてですが、昨年7月から給食アレルギーを研究されている保護者の皆様、藤枝給食食べさせ隊と栄養教諭、栄養士との話し合いを2回開催し、学校給食に対する要望や不明な点など、さまざまな事項について多くの情報交換が行われ、相互の理解が進んでおります。今後もこうした積極的な情報交換を継続していくほか、アレルギーの子を持つ保護者以外の方にも、アレルギーについての理解と周知が進むよう、具体的検討を進めてまいります。また、アレルギー対応施設については、給食センターの老朽化に伴い、今後新たな給食センターの方向性を考えていく中での大きな課題の1つとして、それに対応した調理員や栄養士の人員配置や学校側との連携も含め、具体的に検討してまいります。

 次に、2項目め、給食アレルギーに対する対応の実態と教職員への研修など、今後の対応についてですが、食物アレルギーを持つ児童・生徒の情報を共有するための研修会は、現在、全ての学校で実施をしております。この研修会では、クラス担任や養護教諭からアレルギーについて全職員に十分な説明を行うとともに、症状や対応について、必要に応じて養護教諭が資料を準備して、研修を進めております。また、生活管理表によるアレルギーについて把握している児童・生徒については、クラス担任や養護教諭が保護者と面談を行い、症状の程度や学校で配慮する内容を直接確認しているところであります。さらに、代替食を持ってきたいという保護者からの申し出があった場合には、既にどの学校も対応しており、そのほか個別の対応については、保護者との話し合いにより、個々の状況に応じて学校ごとに対応しております。今後も、各自の状況や症状に見合ったきめ細やかな対策を進めてまいりたいと考えております。

 

(回答:健康福祉部長) 食育日本一と食物アレルギーについての御質問の3項目め、アレルギー対策の啓蒙推進と今後の計画についてですが、まず、1点目として、現在、保健センターが実施している離乳食教室、もぐもぐごっくん赤ちゃん教室で、2回にわたり、乳児が初めて食物を口にする際の留意点として、食物アレルギーの重大性を啓発用パンフレットを用いて説明しております。食物アレルギーの症状は一人一人異なるため、不安感を訴える母親には、その後も詳しく、「こんにちは赤ちゃん訪問」や健康相談、乳幼児健診において、保健師や栄養管理士が個別に相談に応じております。一方、既に医師からアレルギーと診断されている乳児には、医師の指示に基づいた離乳食を勧めますが、保健センターでは加工食品のアレルギー物質の栄養表示の見方や代替メニューの紹介などを行っております。

 2点目として、食育推進団体の交流の場である食育ネットワーク会議を開催し、食物アレルギー対策に取り組む民間グループの代表者を委員に加え、食育に関係する団体企業の委員の間で、活発な意見交換や情報交換を行いながら、連携して食育に関する活動を進めているところであります。

 3点目として、市民への啓発の機会として、本年3月の保健委員活動報告会では、アレルギーの原因ともなる食品添加物の危険性なども伝える、食育に関する講演会を予定しているほか、アレルギーに関する保健師や管理栄養士による市民啓発のための出前講座も随時実施しております。

 4点目として、新年度には、秋に開催する食育フェアで、食育ネットワーク会議傘下の各団体の活動PRのパネル展示やブース出店などを予定しており、1万人以上の来場者を見込む中、食物アレルギー対策に取り組む民間グループの活動PRとあわせ、食物アレルギーについて広く市民に啓発してまいります。

 次に、今後の計画ですが、アレルギー対策は、家庭における自己管理が何よりも基本となりますので、本年度策定した歯科保健計画と食育推進を一体的に推進して事業展開をすることで、引き続き市民の健康づくり活動を支援してまいります。

 

(質問)まず、第1点目です。この1点目の答弁の中で、施設改修とあわせてこうしたアレルギー対応を今後検討していくとありますけども、実際に、これまでもたしかそういう話をしてきたと思うんです。思うというか、会議の中でもされてきたし、私も個人的に言ってきたつもりもございます。それをどうやって教育委員会のほうで捉えてきたのかと非常にわかりづらい部分があるんですが。その中で、今度、西部給食センター、改修するんですよね。このときにたしか説明の中で、この部分についても対応しますという話を聞いてないですけど、その辺どうなんですか。

 

(回答:教育部長) 25年度に予定しております西部給食センターの耐震工事ということで、これについてはどうなっているのか、聞いていないよということで

ございますけれども、25年度に西部給食センターの耐震工事を行うというものにつきましては、事務所がございます事務所棟、こちらのほうの耐震工事を行うというものでございまして、調理棟につきましては特に耐震工事は行いません。窓ガラスの飛散防止のフィルムを張ったりとかあと照明器具などの落下防止、こういったものを行うということでございますので、工事については管理棟のほうを実施するということでございます。

 

(質問)今の説明だとほかのところをもし今後検討した場合、特に調理棟、検討した場合は、当然これも、人員の確保を含めて対応するという考え方でよろしいんでしょうか。

 

(回答:教育部長)西部給食センターの調理棟を改修する際に考えられるか、そのほか全てのということですか。今後施設、先ほども申しましたように老朽化がなってきますものですから、いずれにしましても、老朽化に伴いまして新たな給食センターをどのようにするかということは、当然ながら考えていかなければならないわけでございますので、その中で、施設について、あるいは人員についても考えていく必要があるというふうに考えております。

 

(質問) 一応前向きな回答があるということで受け取らせていただきたいなと思いますが、ただ、済みません、一番最初にお話ししたときに、今まで2回、そういった話し合いに入っているという話ですが、実際には5回ですので、その辺をまず正しておきたいと思います。給食食べさせ隊の方とたしか平成22年ぐらいから話し合いをやっておりますので、2回じゃないです、5回、こういった問題も含めて。

最終的に、22年のときに4年生、5年生の子はもう卒業しちゃうんですよね。ですので、そういう部分も含めて、ぜひこれは前向きにというか、もうやるという強い意思のもとに進めていただきたいなと、これは要望させていただきたいと思います。

 次に、第2点目でございますが、年末に実はこの給食食べさせ隊の方、また、折々にそうしたアレルギーのある方々といろんな情報交換をしています。この中で、学校で、例えば保存食、除去対応食というんですか、要は除去されるためにその対応するための食事を家から持っていくわけですよね、お父さん、お母さん方が。そうしたら、ある学校では、これ、最近の話ですよ、だめですと、今回だけよという話があったんです。この回答だともう既に全部対応されていると言っている、事実とちょっと違うんですが、その辺どうなんでしょうか。

(回答:教育長)代替食の取りかえについては、担任とかあるいは養護教諭などが保護者と面談を行って、学校としてできること、あるいはできないことなどをお伝えしながら確認をしておりますけれども、今お話しのように、今回のようなことがないように、対応の仕方を校内でさらに周知徹底するようにしていきたいというふうに考えております。また、今後、そのような大切な情報が教職員一人一人にきちんと行き渡って、学校体制でもって対応できるように、校長会やあるいは教頭会などを通じて指導してまいりたいというふうに考えております。

 

(質問)そういうことのないようにしていただきたいと思います。なぜこういうふうに給食の関係、今回厳しく言うかというと、ここまでの話、経過という問題が1つあります。これまでの経過の中でもう3回目ですよね、今回、この質問をするのは。3回の中で、前向きに検討する検討するというような言葉は聞きますが、じゃ、実際にやりますという話が今までなかったんです。なおかつ学校事態の対応というのも、非常に申しわけないんですが、はっきりしなかった部分があったんです。

 なぜこれを言うかというと、今回、調布市でこういう事件、あったじゃないですか。というのは、こういう事件があるということは、結局うっかりした先生もかわいそうだし、子供はもっとかわいそうですよね。先ほど言ったように、一番最初からそういうことを本当に検討し、なおかつ協力的に、今、すごく管理栄養士さんと給食食べさせ隊の方って、物すごくいいんですよ。感触がいいんです。例えば、アレルギーの関係だったら、これ、除きましょうとか、今度こういうのをつくるもんでどうだかなということまで言ってくれているんです。だから、すごく対応、よくなっているんですよ。ただ、学校自体がそれを知らずに、いや、うちのところは、極端な例で言いますとね、電子レンジがないからだめだよっていう対応をされたとも聞いています。こういう対応をしているというのはどうなのかと思うんですよね。

 最終的に我々は何を求めているかというと、学校に対して責任を求めているわけじゃないんです。食の責任は求めますが、教職員の責任を求めているわけじゃないんですよ。要は、学校がしっかりその辺の認識を持って、またこういうことを言い続けている方々が、本当に少しでも子供さんたちが、そういったアレルギー対応の給食、もしくはどうしてもしようがない場合は、持っていったときには、すごく気持ちよくいいですよと言ってくれるような学校の環境、これは本当に確実にやっていただきたいなと思うんですが、その辺については教育長、どうでしょうか。

 

(回答:教育長)それこそ、一年一年教職員がかわっていくという中で、先生方が新しく来たときに、ほかのところから来たときにそういうことが落ちてしまうと、そういうようなこともあったのではないかなというふうに思います。そういう意味では、毎年毎年4月当初に、今のようなお話をしながら徹底をしていくということをやっていきたいと思います。

 

(質問)悪いことばかり言ったので1つだけ、いい話もさせていただきたいと思います。実は、まさに教員がかわったがために、対応ががらっと変わって、物すごくよくなったという例も聞いています。ただ、教員ごとによって対応が変わるというのは一番困るんですよね。ですので、本当に今回は、こうした部分で情報と知識というもの、これを共有しないと怖いことになるよということは、本当にわかっていただきたいと思います。今回の調布市のあの事件についても、先ほども言ったように、子供たちが一番かわいそうです。ただ教員もかわいそうなんですよ。たまたまその知識がなかった。たしかあの段階で言うと、エピペンを打つのもためらってしまったという、エピペンというのは、本人が嫌だって言っても、その段階で打たないと、本当に死に至ることがあるんですよね。こういった部分も含めて、知識と情報を密接に持っていただきたいということを、これは強く求めてまいります。

 次に、第3点目としまして、保健センターのまた1ついいことがあって、保健センターの対応というのがすごく大好評なんです。いろんな試みをやっていただいて、今4つの事業もやっていただいているようですが、本当にありがたいと。ただ、実際にはこういったことをやっても参加していただけない、どうしても仕事の関係もあるんでしょうが、参加していただけないような方々もいるんです。それをリーフレットをつくったとか、ホームページに載せたとか、そういうことだけだと伝わらないことがあるんですよね。この辺についてはどうでしょうか。

 

(回答:健康福祉部長)より広く市民の皆さんに、この問題について保健センターサイドで啓発をしていくといった必要は感じておりますので、先ほど御答弁を申し上げましたとおり、食育フェアの活用、多くの子育て世代の来場が見込まれますので、これを活用してまいりたい。それから、母子手帳の交付者のほぼ全数に対応しております「こんにちは赤ちゃん訪問」であるとか、あるいは乳幼児健診、そういったところでやはり、これはマンツーマンで一つ一つやっていくしかないなというふうにも思います。 当然、保健センターの相談事業もあります。それも、ぜひ御利用願いたいと思っております。さらに、来年は子ども健康チャレンジで、小学校に保健師が入っていきますので、この食物アレルギーも含めた食育や歯科保健、あるいは生活習慣病予防、そういったことも含めて出前講座を実施してまいりたいと、そんな形で、広くこの件については、やはり周知啓蒙を図っていきたいというふうに思っております。

 

(要望)一番最初の1題目、2題目で、本当に教育部門に対して結構辛辣な質問をさせていただいたんですが、ただ、前提は確かに家庭なんです。全てはもう自己管理という、一番最初の答弁に健康福祉部のほうから答弁いただいたような話が本来は根幹だと思うんです。これはわかっています。ただ、わかっていてもやっぱり最終的に、教育と、あと、健康福祉の部分、全部、じゃ、食育だから保健センターに任せればいいんだよという話じゃなくって、そういった部分もあわせてしっかりと連携をとっていただくということと、もう一つはしっかりと近々中に対応していただくということを強く求めます。

 

まだまだ続きます。

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