会派提言書提出
本日、午後1時~会派の提言書を岡村代表、鈴木議員とともに市長に提出してまいりました。
は じ め に
日銀によるマイナス金利導入や追加の金融緩和など、平成28年に入ってから、政府日銀による様々な景気刺激策が実行されたものの、その効果も限定的なものにとどまり、まだまだ日本経済は先の見えない状況であると言えます。
そのような中において、「健康」「教育」「環境」「危機管理」の4つのKの重点施策に取り組み、財政の健全化も大幅になされてきており、着実に成果を上げつつある藤枝市の市政運営は、内外に高く評価をされているものと感じております。
しかし、地方自治体の運営は、住民から常に向上を求められるという非常に厳しい立場にあることも同時に理解しなくてはなりません。
地方の時代と言われて久しくなりますが、政府方針にもある通り、今後はさらに地方創生への取り組みは強化されていくものとも考えられます。
我々市民クラブでは、藤枝市の平成29年度の予算編成にあたり、今後も重要視される地方創生への取り組みをさらに強め、市民の意見を聞きながら、市政の更なる発展に寄与するため様々な課題について討議いたしました。その結果を施策に反映されるよう強く要望し、提言書を提出いたします。
平成 28年 11月 7日
藤枝市議会 市 民 ク ラ ブ
岡 村 好 男
天 野 正 孝
鈴 木 岳 幸
内容は、以下43点です。
【総務・文教】
1 非核平和都市宣言30周年による記念事業の実施及び非核平和運動の更なる推進を図られたい。
2 市内各地域からの要望や改善事項について誠意をもって積極的かつ迅速に対応されたい。
3 中山間地域の定住人口の増加と交流事業の拡大を目指した具体的な施策を展開されたい。
4 各地区交流センター及び公民館の計画的な改修を順次図られたい。
5 高齢者の交通事故防止対策を強化されたい。
6 都市間交流事業は産官民学合わせた実質的な事業の更なる推進を図られたい。
7 現給食センターの設備更新及び給食アレルギーの施設対応を早期に図られたい。
8 藤枝市消防団の人員の確保と処遇の改善を図られたい。
9 原子力災害避難計画について、国・県の情報を把握したうえで、藤枝市独自の計画を速やかに策定し、UPZ圏内の市町と情報共有されたい。
10 これまでの大学との連携事業を検証し、効果的な事業を更に拡大・充実されたい。
11 官民合わせた結婚・定住施策をより進められたい。
12 これからの男女共同参画事業を推進するため、市直営を含めた、センター機能の向上に努められたい。
13 サッカーに限らず、バスケットボール・バレーボール・柔道・剣道・空手などの様々な競技のトップアスリート育成にも努められたい。併せて、教職員の負担軽減のための校外クラブの部活動としての認定に努められたい。
【健康・福祉】
14 放課後児童クラブの更なる充実とクラブの待機児童ゼロに向けた施策の推進を図られたい。
15 保育園の待機園児の早期・前倒しでの解消を図るため、スマイルプラン21の充実した見直しに努められたい。併せて、安心して子育てでき、かつ子育てしながらでも働きやすいまちづくりを推進されたい。
16 住民検診の受診率の更なる向上と疾病予防対策の充実を図られたい。
17 発達支援教育体制の拡大と充実を図られたい。
18 栄養教諭の充実等、食育対策の更なる充実を図られたい。
19 子ども医療費助成の更なる拡充を図られたい。
20 高齢者・障害者等、社会的弱者と言われる方々の孤立化防止策の充実を図られたい。
21 出生率向上に向けた更なる対策を図られたい。
22 女性や子どもの貧困対策を図られたい。
23 敬老の日記念事業のより良い推進を図るために、シニアクラブ連合会との協議を深められたい。
24 健康スポット20選事業のこれまでの成果を具体的に検証し、質の向上と事業の拡大に努められたい。
【建設・経済・環境】
25 志太中央幹線の早期全線開通に向けた取組みの強化をされたい。
26 内陸フロンティア計画を有効的に活用した新東名インターチェンジ周辺、現東名スマートインターチェンジ周辺の開発促進を図られたい。
27 小川・島田線、兵太夫地先(本町・大東町線交差点)から東側の早期整備促進を図られたい。
28 小・中学校の通学路の整備、地区要望のある信号機等の標識設備の設置に引続き努力されたい。
29 クリーンセンターの早期建設に向けた努力を引続き行われたい。
30 6次産業の拡大と藤枝ブランドの拡充を図られたい。
31 近隣市町と連携する観光地域づくりと観光産業づくりを進め、観光インフラの創出に取り組まれたい。特に岡部宿・丸子宿の街道文化、明治・大正・昭和トンネル等の歴史遺産、蔦の細道等の古道など静岡市との連携を図られたい。
32 蓮華寺池公園の付加価値を更に高める花回廊事業の推進を図られたい。
33 中山間地域の耕作放棄地と竹林対策事業及び鳥獣害対策事業の抜本的な対策実施に組織的に取り組まれたい。
34 利便性の高い公共交通施策の展開で市民の参画と利用性の高い施策の構築をされたい。
35 合併浄化槽への切り替えと設置促進を図り、補助対象地域の拡大を図られたい。
36 ゴミ減量施策の更なる推進のため、生ゴミ回収事業の能力拡大と徹底的な臭気対策に取り組まれたい。
37 風水害に対する予防警報の啓発と実践方法の徹底を図られたい。あわせて、風水害対策の拡充にスピード感を持って取り組まれたい。
38 市境部分に関する社会インフラ、交通インフラの整備促進を図られたい。
39 地域おこし協力隊の更なる登用と活用を図られたい。
40 市南部地域の公園整備を促進されたい。
41 青年就農者の増加を図るため、支援の強化に努められたい。
42 空き家バンク推進のための地域のキーパーソン・リーダーの育成に努められたい。
43 市シルバー人材センター事業へのこれまでの助成のあり方を検証し、よりよい支援と助言を図られたい。
以上です。