富の再配分 | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

富の再配分


こんばんは。藤枝の今日は朝方曇り時々雨でしたが午後には晴れました。

しかし昨日よりもやや涼しい一日になりました。

皆様の地域ではどうでしたか?

 

今日は、午前中、経済政策における所得再分配についての諸論文を自習。

経済政策としての富の再分配には、大別すると、所得再分配(パイの分割)と効率的な資源配分(パイの拡大)とに分けられます。所得再分配政策は、高所得者から低所得者に直接所得を移転させる方策ではなく、政府が間に入り税制・社会保障制度の活用によってなされる政策で、次のようなものがあります。

「租税制度による所得再分配」=累進課税・相続税・富裕税などにより中央政府・地方政府が富裕層からより

多くの租税を収取し(応能負担)、貧困層などに対する行政サービスの原資とするものですが、小泉改革の中で崩されてしまいました。この再編成が必要です。

「社会保障制度 による所得再分配」=公的年金や医療、介護などの社会保障給付による富の再配分で、応能負担の原則に応じ、所得の高い者にはより高い負担率で税金や社会保険料を課すことがあります。

「労働保障制度による所得再分配」=労働者の給与や福利厚生を保障することにより直接富が労働者に回るよう講じる方法で、労働法による最低給与規定、給与と会社との債務の相殺の禁止等です。

「優遇税制度による所得再分配」=税制優遇処置により富を社会福利の方面へ誘導する方法で、寄附金控除制度や学校法人、NPO法人等公益法人の特別税制などがあります。

これ以上の社会格差を拡げないためには、考えられうる、こうした全ての経済政策を複合的に実施していく必要性があるはずですが・・・レーガノミクスを模倣したアベノミクス、つまり格差を容認し、富の集中するところからのおこぼれで社会が豊かになるという希望的観測の中での経済政策の中では、非常に困難だと思います。
ちなみにレーガノミクスは、アメリカでは、10年後に大変な社会格差を産んで以後の政権に暗い影を起こしていますので、大変心配しております。

午後4時~佐野愛子後援会の全体会に行ってまいりました。

5月に入ったら、葉梨愛の会でも総会を行う必要性を痛感しましたので、連休明けにまた活動を開始いたします。

 

リベラルで公平性を求める政治を追求するためこれから様々な働きかけをしていきたいと思います。

市だけでなく、県だけでなく、国に向かっても活動していきます。

力関係での予算個所付け、派閥の再結成など、昔の形に急速に戻りつつある国会政治には、地方を顧みる余裕を見いだせませんから・・・

 

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