一年間のまとめ~11月議会② | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

一年間のまとめ~11月議会②

引き続き、11月議会後半部分を以下のように記載します。
 第93号議案「藤枝市民西益津温水プール・藤枝市民大洲温水プール・藤枝勤労者体育館の指定管理者の指定について(要旨)

(質疑)指定管理者制度において例えば3年、あるいは5年の間に事業継続が困難となった場合の措置について協定書にうたったらどうか。

(答弁)今回の募集に際しては、募集要項の中で『新たに事業の継続が困難となった場合における措置』という項目を設け、『市は、指定管理者の責めに帰すべき事由により継続困難であると判断した場合は、この指定を取り消し、それにより生じた損害を、その指定管理者が負担する』ということをあらかじめ示してある。今後、これを協定の中に反映するよう協議していく。

(質疑)今回指定管理者が変わることに関する、地元への説明等について伺う。

(答弁)選定委員会の結果を受け、地元の自治会、町内会の役員、また、地元のスポーツクラブの役員には、指定管理者が変わっても、前指定管理者の事業は継承していくという説明を行った。

(質疑)人員体制や新たな機器導入について伺う。

(答弁)人員体制については、主にプール等の監視につき、ピーク時には10名以上の体制をとるということで、今回の候補者に確認している。特に大洲のプールは、ウータースライダー等の施設もあるので、10名以上配置することとなっている。また、トレーニング機器の導入については、リースということで提案を受けている。

(質疑)選定委員のメンバーと異動状況について伺う。

(答弁)委員は、民間の委員が3名、市の職員の委員4名、全部で7名である。民間の委員は、静岡大学の佐藤委員長で会計学のご専門、企業経営の立場から中小企業団体中央会の事務局長の村松委員、また、市民の目線からの代表として民生・児童委員の番場委員にお願いしている。市の職員は、副市長以下、部長職が就いている。異動状況については、民間委員は村松委員が新任で、市の職員は部長職等の兼務職であるため、人事異動により交替する。

(質疑)はつらつ運営委員会と選定委員会の委員は同じことに矛盾はないか選定までの経過を伺う。

(答弁)同じ委員なので、必然的にモニタリングの結果も踏まえた上での評価になるものと承知している。選定の過程としては、第2回の委員会、提案された各計画を横並びにして、再度委員会を開いてヒアリングを行い評価することとし第3回の委員会で、安全面等を確認する聴き取りを行い、その上で評価点をつけている。結果としては、運営の内容に関する評価は、第2候補の報徳グループのが高い点を得ており、これはまさにモニタリング等の評価の結果を踏まえてのことと考える。ただ、委員会の議論としては、評価の数字として、静岡ビル保善が2位ということだったが、内容としてはビル保善の提案も決して内容的に劣っているということではなかった。これまでの実績、あるいはビル保善の提案が実際にそのとおり実施できるかどうかという確証、こうした点で少し評価が分かれて点数の差がついたものと承知している。その上で価格点の評価も加え総合合計点で静岡ビル保善の上回り、結果として第1候補者に選定したという経過ある。

(質疑)評価の採点について伺う。

(答弁)管理運営内容の評価の採点については、大きな5項目に対して、さらに細目の22項目を設け、委員は、その細目ごとに5段階評価をしている。それに対して点数を掛け合わせ、特に委員会として重視した管理責任体制サービスの向上等につては、あらかじめ配点をやや高くし全体の採点をした。結果としては、これまでの実績評価を踏まえ、多くの項目においては報徳グループのが高かった。静岡ビル保善のは提案内容は劣らない同じような提案があったができるかどうかという確証の部分で評価点の差にあらわれたものと承知している。

(質疑)指定管理料の金額をどのように評価したか伺う。

(答弁)評価の方法については、運営内容の評価のほか、経営収支についての評価ということで、市が負担する指定管理料について評価点を付けている。指定管理料の提案額の中で一番低いところを満点とし、それに対する各提案額の割合で評価点を出している。金額については、相対評価という考え方のもとに評価し、総合評価としては、運営内容について7割、金額について3割という評価割合としており、それらを合計した中での総合判断ということである。

(質疑)新しく変わる指定管理者が前管理者と同様の運営となるよう監督すべき部分が出てくるが?

(答弁)選定委員会の結果を受け、原課では、安全性地域の貢献等、市民サービス低下しないよう、前指定管理者の事業の継承、またそれ以上の事業展開をするように、第1位候補者に再度その確認を行った今後も、しっかりと指導・監督していく。

(質疑)今回指定管理の第一候補者となっている静岡ビル保善のこれまでの実績等の検証を伺う。

(答弁)プール関係については7施設、指定管理を行っており、その中でも神奈川県の相模原市の総合水泳場が市のホームページ等でモニタリング等の評価が出ていて、非常に利用者等の反響もよく、そうした旨を同市の担当からも聴き取っている。

(質疑)指定管理者が行う自主事業の展開について検討したか伺う。

(答弁)今回の静岡ビル保善の事業等についても、基本的には報徳グループが取り組んできた自主事業をベースに捉えている。利用者が、とまどいを生じないよう、まず利用者の立場に立った自主事業を展開していくということを考えている。その上で5年間の指定管理の期間の中で、さらに市民サービスの向上ができる自主事業を盛り込んでいくよう考えている。

(質疑)今回の選定にかかるヒヤリングについてどのような体制で臨んだのか伺う。

(答弁)ヒヤリングについては、選定手続の規定で選定委員会が行うことができる旨が定められており、今回、委員会として特にヒヤリングで重点を置いたのは、実際の提案がそのとおり着実にできるかどうかそうした体制が組めるかどうか、そして何よりも増して安全管理が確実にできるかどうか各施設の過去の事故事例も踏まえて、そうしたことのないように確実にできるかどうなのか等委員自ら確認したいということで、実施を決定し行ったものである。提案内容については、あらかじめ細目を当方から評価項目として示してあり、それらをすべて申請書、計画書の中に折り込んで提案いただいて、各提案者が行うべき、あるいは行いたい提案については、すべてその中盛り込まれているという前提、各委員はその申請書、計画書を読み込んだ上でヒヤリングに臨んだ。

(質疑)指定管理者が変わることで地元雇用はどうなるのか伺う。

(答弁)雇用については、臨時・アルバイトも含め、現在45が藤枝市内の方である。地元雇用を優先していきたいが、本人意向等により採用していという提案がある。市としては、新しい指定管理者にも地元雇用を継承していくようお願いをしている。
(委員会に提出された要望事項)   今後は選定委員会において、一般公開でプレゼンテーションを実施すること。   指定管理者がどういう管理を行っていくのかという検証方法を考えること。    これまでの指定管理者との比較表を作成し、これまでの指定管理者がやってきた事業を今回の指定管理者にも継承させ、市民サービス向上に向けてしっかりと事業を行っていくこと。
    採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上です。