スポーツにおける根性論 | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

スポーツにおける根性論


大阪市立桜宮高校での生徒の自殺について、いろんな意見が出されています。
スポーツにおいて、根性は必要だとか、精神的たくましさを体罰でつけるべきとか、いろんな意見がありますが、愛情のある指導には、基本的に体罰はありません。根性というものは、それを持つ人を見つめ続けることで身につくと思います。武道の世界でも、よく体が動かなくなると指導に回るという人がいますが、椅子に座って、自分のイメージだけで、技術的に間違ったことに感情的になって体罰をする指導者がいると聞いていますが、本当に正しい技術を教えるには自らが体を動かして教えることこそが、指導者の資質であると思います。そうした真摯な態度に感動しない子供はいません。そうしたことを繰り返し、自らが自らを戒め努力することで自然と根性がついてくると思います。昔は、根性論が盛んで、練習中には水分補給をしないこと・うさぎ跳びで脚力を強化することなど、現在では、非科学的であることが証明されていますし、そうした誤った根性論が盛んだった頃には、日本がオリンピックで活躍できなかったことを思い出すべきです。武道にしてもスポーツにしても、叩かれることよりも自らが自らを鍛える精神を育てることが必要だということを、私を含めすべての指導者が胸に刻むべきです。

ペタしてね