食育と食物アレルギーについて~すべての子供たちへの平等な食生活を求めて | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

食育と食物アレルギーについて~すべての子供たちへの平等な食生活を求めて


一般質問のうち、食育と食物アレルギーへの対応について、速記で記録した要旨を載せさせていただきます。

第1点 各学校における食物アレルギーを持つ児童・生徒の把握とその状況に対する今後の対応について伺います。

(回答)食物アレルギーを持つ児童・生徒の把握につきましては、各小中学校において調査しております「学校生活管理指導票」をもとに行っております。

現在、食物に関してのアレルギーを持っている児童は239人、生徒は170人となっております。

その中で、重篤なアレルギー症状が出る可能性があり、学校給食において対応を図っている児童・生徒は24人おります。

この児童・生徒におきましては、保護者、学級担任、養護教諭と給食センター栄養職員の4者での面談を実施し、学校生活及び学校給食において、注意する事項について情報の共有化及び意見交換を行い、事故の発生を未然に防ぐ対策を講じております。

そのほかに、保護者の方に、給食の使用食品の一覧表と料理ごとに使用するアレルギー物質25品目について表示したものを配布しております。

また、かなり強いアレルギー該当者の保護者の方には、調味料についても原材料・配合比率・アレルギー物質使用の有無について詳細が記載されている分析表を配布し、給食の食材に関しての情報を提供しています。

今後につきましても、学校との連携を密にし、アレルギーを持つ児童・生徒の正確な情報の把握に努め、症状により個別の対応が必要となります児童・生徒に対しましては、アレルギーの原因となる食物を摂取しないように保護者と連携し、おかずの一部を持たせたり、学級担任が給食時に取り除くなど、きめ細やかな対応ができるよう引き続き努めてまいります。

 (要望)以前は、行政の中でも、給食アレルギーへの認識不足が見受けられましたが、この問題が全国的に認知されるようになった今、安全・安心な給食対応に対して、藤枝市として速やかな対応をされることを強く求めます。

 

第2点 食育推進における食物アレルギーの位置づけおよび今後の対策について伺います。

(回答)アレルギー食材の摂取は、大きな事故に繋がることも考えられ、学校生活を送る上でも、家庭生活の上でも、非常に重要な要素を持つものと認識しております。

このことを踏まえて、食育推進を図る必要がありますので、学校におきましては、食物アレルギーの原因、症状、危険性などについて児童・生徒全員に対し指導を行い、食物アレルギーの症状を持つ児童・生徒が安心して学校生活を送れるよう努めてまいります。

また、保護者に対しましても、食物アレルギーについての情報を広報や給食だよりに掲載したり、家庭教育学級など保護者が集まる機会をとらえて、給食センター栄養職員が訪問し、食物アレルギーの正しい知識を伝えていきます。

そのほかに、一昨年度に策定しました「藤枝市食育推進計画」に基づきまして、市民にホームページなどを通じて、栄養バランスの良い食事やおやつ等について、食育の情報を提供し、理解を深めてまいります。

(要望)教育日本一を目指すとは本来、食育日本一も目指すことだと考えます。

市食育推進計画の基本目標をより向上させ、給食アレルギーに対する速やかな対策を推進されるとともに、安全安心な食育に対して常に前向きな対応と食育への市内全体の意識向上に努められることを強く求めます。

第3点 食育の考え方を今後どのように展開していくおつもりか伺います。

(回答)・昨年度「市食育推進計画」の概要版を作成し、保育所、幼稚園、学校等の保護者等に配布したり、フードスマイルフェスティバルインふじえだに合わせて「食育フェア」を開催し、広く市民に食育の大切さを訴えてきました。

・本年度も食育推進事業の中で、計画のキーワードである日本型食生活の基本を伝えながら、食育啓発に努めています。

・食育に関係する団体・企業・行政等に加え、食物アレルギー対策に取り組む団体も含めたネットワーク会議を開催し、情報共有化や連携を図っていきます。

・「藤枝市民の歯や口の健康づくり条例」を7月1日に施行し、今後、住民歯科会議を設置して歯科保健計画を策定しますが、「カミング30運動(1口で30回以上噛むこと)」など食育をからめた藤枝らしさを取り入れていきます。

     食育と歯科保健とを一体的に展開することによって今以上の市民の健康づくり活動につなげ、「健康予防日本一」を目指してまいります。

(要望)食育に関しては、催事をやって終わり、計画して終わりではなく、むしろいろんな催事を市民協働で開催することによって意識を向上させていくことも必要です。食育や給食アレルギー対策を考えている団体とも有効なリンクをしながら動機付けを行っていくこと、それによって啓蒙活動の拡大を図っていくことを強く求めます。

以上です。これも、もう一度記録を見ながら修正し、再質問以降をまとめて、またブログに載せさてていただきたいと思います。
思いは、すべての子供たちがアレルギーの有無に関わらず、平等な食生活が送られる社会作りです。
未来の藤枝のすべての希望たちの笑顔を信じて・・・これからも頑張って活動してまいります!


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