天空の大回路~広域の連携と特区申請による農都の建設に向けて | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

天空の大回路~広域の連携と特区申請による農都の建設に向けて



こんばんは。藤枝の今日は曇りのち雨。朝からむしむしする1日でしたが・・・皆様の地域ではどうでしたか?

今日は、朝9時~6月議会一般質問。
トップバッターでやらさせていただきました。
そのうち、中山間地域活性化事業について3点質問させていただきました。質問しながらの速記でまだ完成品ではありませんが、要旨について下記に書き込みます。

第1点 現在進捗中の活性化計画の進捗状況および今後の対策について伺います。

 (回答)本市の中山間地域が、中山間地域活性化基本計画の基本理念である「元気あふれる藤枝のふるさと」として持続的に発展するためには、基本計画に示した各種施策や取組みの進捗状況を把握・分析することが重要であるため、毎年度実施計画を策定し進行管理を行っていきます。

この実施計画は、本計画の基本方針である「地域コミュニティの再生」、「活力ある産業の振興」、「快適な生活基盤の整備」、「安心できる生活環境の改善」、「都市住民との交流促進」、「美しい地域環境の保全」を達成するために、各部局が実施する施策及び事業内容と、本計画の4つの「重点プロジェクト」について具体的に示し、より効果的に推進するものです。

平成23年度に各部局が取り組んだ事業について進捗状況を検証したところ、各分野において概ね計画どおりに実施されております。

また、重点プロジェクトの進捗状況は、地域コミュニティを再生する「一町内一活動推進プロジェクト」として、葉梨西北活性化委員会の再構築や、白ふじの里実行委員会の設立に対し支援し、葉梨西北活性化施設「白ふじの里」を拠点とする地域活動が展開されています。

今後は、稲葉地区の活性化団体の設立が課題となっていますので、農地・水・環境保全向上対策事業により設立された「助宗・美土里の会」や「稲葉とうろん実行委員会」を核とした団体の設立に対し支援していきます。

 デュアルライフ推進藤枝プロジェクトとしては、昨年12月5日に「空き家バンク」がスタートし、現在までに世帯4人の方が瀬戸谷地区に移住されました。移住促進は、中山間地域の活性化には欠かせない施策ですので、地域の方々の理解をいただく中で、空き家の確保に努めます。

 花の回廊整備プロジェクトとしては、瀬戸谷地区の「ひまわりの里づくり」や朝比奈玉取地区の「梅の里づくり」に対し支援いたしました。花の回廊づくりは、四季をとおして花が楽しめるように各地域が連携することが大切ですので、地域活動として継続できるよう支援します。

  グリーン・ツーリズム推進プロジェクトとしては、本年2月に、本市の地域特性を生かしたグリーン・ツーリズムを推進するため、活性化団体や活性化施設、観光協会など21団体で構成する「藤の里グリーン・ツーリズム推進連絡会」を設立しました。グリーン・ツーリズムは、地域住民が主体となって取り組むことが地域の活性化に繋がることから、情報・技術の提供をはじめ活動費の一部補助などにより支援していきます。

以上の活性化計画については、P(計画)D(実行)C(検証・評価)A(改善・反映)サイクルに基づいた実施計画の進行管理を適切に行い、必要に応じて事業・施策などの調整、あるいは状況に対応した見直しを行い、地域住民や地域活性化団体と連携して計画を推進したいと考えております。

(要望)中山間地域活性化事業は田園都市としての部分の藤枝ブランド確立のための大きな要素となっていますので、進捗管理や実施に当たって、固定観念にとらわれることなく、場合によっては迅速な見直しも視野においた対応を強く求めます。

 

第2点 新東名高速道路インター周辺の企業立地の進捗状況および今後への対策を伺います。

 (回答)この地域は、新東名の開通により交通の利便性が飛躍的に高まったことから、市内外の物流企業や製造業などが興味を示すとともに、沿岸部の企業からの相談も増えている。実際に、広幡地区の国道1号バイパス南側の市街化区域においては、市内初進出となる2社が用地を購入し、操業準備を進めている。

 一方、新東名インターに隣接する地域は、市街化調整区域であり、農地であることから、都市的土地利用が制限され、企業からの相談があっても、具体的に進展しない状況にある。

 このため、食や農業を活かした新たな産業集積等を視野に入れた土地利用構想の策定を進めている。

 大きな課題である土地利用の規制への対応については、県と協議をしていく中で、ふじのくに「内陸フロンティアを拓く取組」に係る総合特区制度とも調整を図り、進捗を図っていく。

この好機を逃すことなく、地域資源や地域特性を最大限に活用し、新東名インター周辺が本市の新たな核となるように積極的に取り組んでいく。

 (要望)企業誘致と藤枝ブランドの構築とは相互に密接な関係にあります。藤枝の特徴を存分に生かした企業誘致とは何かを再度研究検討し、積極的に進めることを強く求めます。

 

第3点 グリーン・ツーリズム事業資源としての中山間地域の位置づけおよび藤枝ブランドとしての藤枝の自然についての市の考え方について伺います。

 (回答)本市の約7割を占める中山間地域は、地域住民の生活の場としての機能のみならず、「食料の供給」や「水源の涵養」あるいはCO2削減のための「環境保全」など多面的機能を有し、市民の暮らしに多くの恵みをもたらしてくれています。

このように、中山間地域は都市住民だけでなく、地域住民にとっても癒しの空間であるとともに、安全な暮らしを支える「源」として位置づけられます。

また、この中山間地域には、美しい自然・農村景観を始めとして、レクリエーション機能など数々の貴重な魅力ある資源が備わっており、農林業や農山村の生活、伝統文化といったグリーン・ツーリズムに活用できる豊富な資源が存在しています。

このような中山間地域の魅力を「藤枝」というブランドとして、都市住民へ広くPRするため、首都圏で開催される「ふるさと回帰フェア」や「静岡県・山梨県合同田舎暮らし相談会」においてプロモーション活動を展開するとともに、ホームページ等を活用して情報発信を行い「暮らしやすい」、「訪れやすい」、「活動しやすい」など誰からも「藤枝へ住んでみたい」と選ばれるような都市を目指し、交流人口の拡大と定住人口の拡大に努め、ふじえだシティ・プロモーションにもつなげてまいります。

(要望)内陸部に作られたいろんな交通アクセスを最大限に生かし、特徴ある「天空回廊」を構想し、広域の人の流れも視野に入れながら、藤枝ブランドによるシテイ・プロモーションの活性化を強く求めます。


以上です。
近日中に、これに再質問以降の回答も加えて、もう一度記録を見直しながらまとめて後援会便りを作ってまいります。
広域と特区申請、市内をつなぐ花の回廊と広域の天空の大回廊こそ、これからの藤枝の発展には欠かせないツールであり、藤枝の子供たちに夢を描かせて上げられる藤枝の新しい姿を作る大事な資源となっていくことを信じています。

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