日本はどう進むべきか

流された墓石の横に、木の札だけの墓標。そこに飾られた花束たち・・・
かつてこんな悲惨な状況があったであろうか。
家があっても帰れない。寒い冬を仮設住宅で過ごさなければならない。

しかし、国会へ行くと、政権交代とか政権奪回とか問責決議とか解散要求とか他人事のような政争が続いている。
日銀も、円高の沈静を７８円基準で安定を求めているとしか思えない。でも、円高に対して、ドル買いという小石のみを大池に投げ込むことが有効なのは短い期間である。
こうした状況に、外貨準備基金の有効的かつ適正な運用施策を議論できるのが国会であるはずだ。日銀の金融政策を犯すのではないかなどと原則論を展開している状況ではないことも自覚して欲しい。本当に、地方からはどうしても声が届かないもどかしさも痛感している。

原発問題についても、廃止に伴う電力会社の存続の為だけに、値上げや税金の投入は考え直すべきだと考える。東電については資産の売却や肥大化した会社組織のあり方に強い指導が必要で、さらには現在立ち上がってきている電力供給会社への支援や送電の自由化の促進をもっと積極的に推し進めるべきではないだろうか？

それこそが、今考えるべき国民の為の政治と考えます。