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11月議会報告1

 

こんにちは。晴れだけれど寒い藤枝から市議会11月議会報告をさせていただきます。
第一弾として、最終日に文教建設経済委員長として議会報告した内容を報告いたします。

本委員会に付託されました、議案10件の審査の経過と結果について、主な質疑を中心に、ご報告いたします。         
最初に、第59号議案 平成23年度藤枝市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会に分割付託された費目について申し上げます。 初めに、「住宅・建築物耐震改修事業費について、一般質問の答弁においても金額の問題等で、耐震改修に対する市民の意識が低く苦慮しているとのことであったが、啓発活動をどのように行っているのか伺う。」という質疑があり、これに対して「今年度は、約2,000件について、ダイレクトメールを出し、地区ごとに戸別訪問を行っている。普通の広報ではなかなか啓発は難しいので、今後も戸別訪問等地道に行っていく。」という答弁がありました。次に、「環境保全型農業直接支払事業費について、事業内容、対象となる条件等について伺う。」という質疑があり、これに対して、「農業分野においても地球温暖化防止・生物多様性保全に積極的に貢献することが求められており、平成23年度から環境保全効果の高い営農活動に取り組む農業者に対して直接支援する事業である。対象者はエコファーマーの認定を受けていることが条件のひとつで、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を補助し、10aあたり8,000円を補助するものである。」という答弁がありました。 次に、「中山間地域等直接支払事業費について、現在3期目だが、現状について伺う。」という質疑があり、これに対して「平成17年度から21年度までの前期は面積256ha・48団体と協定を結び取り組んでいただいたが、今期は192ha・36団体に減少した。要因としては、5カ年間営農を続けることが条件で、基本的には途中での脱退ができないため、継続できる見込みが少ないということで辞退するケースが多かったと考えられる。」という答弁がありました。以上のような審査を経て、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、第66号議案 藤枝市道路占用料等徴収条例及び藤枝市道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について申し上げます。初めに、「今回の改正によって、市に入ってくる占用料は33%の減収になるとのことだが、大部分を占めている企業の改正前後の額を伺う。」という質疑があり、これに対して 「東海ガスが、2,370万円から1,610万円。西日本電信電話が、2,280万円から、1,350万円。中部電力が1,010万円から720万円。あとはビック東海と中部テレコミュニケーションを加えた5社で、改正前6,100万円、改正後4,000万円で2,100万円の減収となる。この5社で全体の86%を占めている。」という答弁がありました。次に、「この改正の趣旨は地価が下落していること、また、先の合併協議での議論を踏まえているということでよいか伺う。」という質疑があり、これに対して「土地の評価額は下落しており、合併協議会においても県の例に合わせ再編することとしており、それらを踏まえ今回の改正は受益者負担の適正化を図るためのものである。」という答弁がありました。 続いて討論に入り、初めに、「この条例改正は中部電力株式会社、西日本電信電話株式会社、及び東海ガス株式会社他、の企業の電柱等の道路占用料を今回33%も引き下げるという提案である。市の収入において、改正前7,090万円だったものが、改正後4,720万円となり、その影響額は、2,370万円の減収となる。現行の電柱等に対する占用料は決して高いものではなく、これらの企業には十分すぎるほどの負担能力があり、どちらかといえば、もっと引き上げるべきである。以上の理由により反対する」という討論がありました。次に「本議案に係る道路占用料の改正については、地価の下落を踏まえ、各市の固定資産税評価額等も考慮して算定した静岡県の道路占用料改正単価に合わせたものであり、私自身その時々の土地価額等を考慮すべきと考えており、同じ市区域の中で、近接した道路における県道と市道と相違した料金設定は不適正である。また、市当局からの答弁にもあったが、1市1町の合併協議会において、協議され決まったことでもあり、本改正は妥当である。」という討論がありました。 以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第67号議案 藤枝市普通河川条例の一部を改正する条例について申し上げます。初めに、「今回の改正により、影響を受ける個人の件数及び額について伺う。」という質疑があり、これに対して「今回の改正後有料となるのは、新たに有料となる旧岡部町の47件を含め1,116件で、総額は約160万円の増額となる。」という答弁がありました。次に、「今回の改正の妥当性について伺う。」という質疑があり、これに対して、「合併協議をふまえ、改正は1年前でもよかったが県の改正が見込まれたため、1年以上猶予してきた経過から妥当であると考える。」という答弁がありました。続いて討論に入り、初めに「今回の改正によって、4mをこえる幅員をもって宅地に接する市管理の河川に出入りの橋をつくっている市内1,116件の河川占用料が引き上げられ、その影響額は160万円程度にすぎない。また、旧岡部町は4m以下はもちろん、4mをこえても占用料は無料だった。今回の条例改正は、合併による統一と説明されているが、市町村合併の大原則はサービスは高い方へ、負担は低い方へ合わせると散々説明されてきた経緯がある。当然、市民負担は旧岡部町に合わせて、この際4mをこえるものも無料にすべきである。以上の理由により反対する」という討論がありました。      次に「普通河川占用料の改正は、道路占用料と共に先の合併協議会において協議、決定された結果であり、尊重されなければならない。今回の改正は、静岡県の河川占用料改正単価に合わせたものであり、県内統一の単価である。県内の多くの市がこの県の単価に準拠して設定していることからも、この改正は妥当なものであり、賛成する。」という討論がありました。 以上のような審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第68号議案 藤枝市流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例、第69号議案 市道路線の廃止について、及び第70号議案 市道路線の認定について、以上3件について申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第80号議案 藤枝市瀬戸谷温泉施設の指定管理者の指定について申し上げます。 初めに、「応募が4団体あったとのことだが、指定にあたりどの点が評価されたと考えているか伺う。」という質疑があり、これに対して「まず、多くのリピーターの獲得に成功している点、経営に対する前向きな姿勢が見られる点、地元住民とうまく連携がとれている点等が高く評価されたと考えている。」という答弁がありました。 このほか、特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。次に、第81号議案 藤枝市岡部玉露の里の指定管理者の指定について申し上げます。初めに、「玉露の里の事業についての当局の認識と、これまでの指定管理者の取り組みをどう評価するか伺う。」という質疑があり、これに対して「玉露の里については地域振興、観光とともに玉露を初めとする藤枝茶の茶業振興の拠点である。指定管理者もそういったことを十分考慮する中で、静鉄グループ全体としてPRしているなど前向きな姿勢がうかがえる。」という答弁がありました。次に、「地域との一体感について、どのような連携を図っているのか、また市の認識はどうか伺う。」という質疑があり、これに対して「春まつりやお茶会、菊花展等多くのイベント・物販で地元町内会や団体が協力し開催していることからも、連携はかなりできていると認識している。」という答弁がありました。次に、「市としてこの指定管理者に対し、どのような指導を行っていくのか伺う。」という質疑があり、これに対して「今後も、地域との関わりを深め、活性化をさらに推進し、顧客満足度を高め誘客に努めていただくよう指導していく。」という答弁がありました。続いて討論に入り、初めに「玉露の里には観光施設の側面と産業振興の場としての一面もあり、玉露を中心とした地域のお茶を全国発信し、お茶の振興を目的とした施設である。ところが、レストランを経営する会社が指定管理者となったことで、肝心の地域のお茶の振興という重要課題はもう完全に忘れ去られている。また、こういう外部の業者では地域の人達とのつながりが希薄になっており、このことは地域活性化施設にとっては致命的である。以上の理由により反対する」という討論がありました。  次に「今回の公募においては結果的に1団体のみであったが、評価は極めて高いものであった。地域の活性化を目指し、観光・地元産品の販売・地域振興等、多くの事業を行う玉露の里を維持するには、経営マネジメントや集客、宣伝など専門的なノウハウを有する事業者を指定管理者とし、運営を託す方がはるかに効率的・効果的である。以上により、賛成する。」という討論がありました。以上のような、審査を経て、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第82号議案 陶芸センターの指定管理者の指定について申し上げますが、質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。最後に、第83号議案 藤枝市駅南自転車駐車場の指定管理者の指定について申し上げます。初めに「この指定管理者は行政評価の資料によれば、「良好」とされたが、どのような点が評価されたのか伺う。」という質疑があり、これに対して「まちづくり藤枝については、事務費等の経費の節減や勤務体制の見直し、利用者へのサービスの向上等、経営努力が認められ、評価を得たものである。」という答弁がありました。 このほか、特に御報告いたす質疑もなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

報告後、10議案中3件 賛成反対討論があり賛成多数で、その他7件は全員一致で可決されました。

以上ご報告いたします。

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