第3回原発・新エネルギー検討勉強会 | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

第3回原発・新エネルギー検討勉強会



こんばんは。第3回原発・新エネルギー検討勉強会に行ってまいりました。
今回は、元放射線医療研究所主任研究官で医学博士の崎山比早子氏により「福島原発事故がもたらす健康障害」というテーマでご講演をいただきました。
氏は20年前からプルトニウムの危険性を唱え続け、2000年にお亡くなりになった高木仁三郎氏の設立した高木学校のメンバーでもあります。
本来豊富にある風力・水力・潮力・地熱エネルギーをないがしろにしてエネルギー国家予算の70%近くを原子力エネルギーに費やしてきたこと、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEED1)があったにもかかわらず国会質疑まで黙っていた当局の矛盾、震災後12日後にやっと示され2週間経ってから放射能検査を実施することになった矛盾について、説明がありました。今回の原発事故ではセシウム137が多量に放出されており、2時間以内に放射性ヨウ素を取り込みやすい甲状腺へのヨウ素剤の投与によって放射性ヨウ素の取り込みが80%阻止できたはずなのにヨウ素には副作用があるとの主張を政府及び関係学者によって主張された為に投与が遅れ、将来に大きな禍根を残したとの説明もありました。医師としてチェルノブイリ原発周辺での研究結果を元に、原発をただ止めるだけでなく、原発跡の処理及び管理もしっかりしていかないとがんをはじめ多くの病気が発生する恐れがあることもご説明いただきました。
会合の後、氏を囲んでお話させていただき、ヨウ素剤の備蓄について是非政治の力で進めてもらいたいとの要望もいただきました。
この会議を催していただいた県議からは、単発ではなく、県内の連携によってしっかりとしたアクションを起こしていかなければならないとのお話をいただき、その場で、この会の幹事を依頼されました。
三島・沼津から浜松まで多くの県議・市議が超党派で集まった中で依頼されたことに大きな責任を感じつつ、今までいる幹事の皆さんと共にしっかりと会の運営をしていく決意を致しました。
次回幹事会は12月27日に開催される予定です。

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