市川市衛生処理場 | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

市川市衛生処理場



こんばんは。藤枝は夕方から冷たい雨がふっています。私の事務所も節電の為暖房を控えている為、この冬はワームビズをすすめたいと思っておりますが・・・皆様の地域ではどうですか?

昨日は藤枝市環境管理センター運営委員会の視察研修に参加。
千葉県市川市の衛生処理場へ東日本大震災時の対応について視察してまいりました。

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市川市は人口47万5千人、下水道普及率67.3%の都市です。同処理場は一日の処理能力が藤枝の1.5倍の242klで、平成12年4月から稼動しており、10年経つ中で今回の震災において管理棟と作業棟の繋ぎ目の破損、駐車場等の一部液状化による被害、震災による異物混入によって2台稼動している浄化の為の繊維除去装置の一台が壊れ、修理する2ヶ月の間、1台を深夜までフル稼働させて対応したとの説明がありました。災害の中、下水処理の復旧は大切なライフライン確保手段であり、こうした対応を藤枝の施設の地元の方々と聞けたことが大きな勉強となりました。

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帰る途中で浦安市の復興状況も見てまいりましたが、復旧工事の現場で、陥没や道路段差の発生等、液状化の恐ろしさを改めて感じました。

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今日は、午前9時~事務所で昨日の視察資料の整理。
午前11時~自治会との情報交換。
午後2時~地元町内会との情報交換をし、その後、議会タウンミーテイングでも話題の上がった内部被爆について資料収集しておりました。
内部被爆について、集めた資料の要旨は以下の通りです。

内部被曝
放射性物質を体内に取り込んだ場合の被曝を内部被曝という。放射性物質を体内に取り込む経路には以下がある。
•放射性の微粒子や気体を吸い込む
•放射性物質が付着した飲食物を摂取する
•皮膚や傷口から吸収する(ヨウ素131は皮膚吸収がある。)
甲状腺の被曝線量は、サーベイメーターをのどに当てれば測ることができるとのことである。

核種のちがいと特徴
体内に取り込まれた放射性物質がどのように振舞うかは、その元素の種類と化学的性質により様々である。例えば、ヨウ素は甲状腺に集まる性質があり、ストロンチウムは骨中のカルシウムと置き換わって体内に蓄積することが知られている[18]。セシウムは循環系に入らなければ、プルシアンブルーによって排出割合が高まることが知られている。
骨に定着しやすく半減期が約30年のストロンチウム(Sr)90は、生成確率がセシウム(Cs)137と同じくらいである。Cs137が確認されれば、Sr90も必ず存在するはずである。Sr90はイットリウム(Y)90と放射平衡(同じ時間に同量の放射線を出す)になるため、二つ合わせてSr90の2倍の放射線を出す。しかし、これはベータ線であるため、体外の測定装置まで届かず検出できない[19]。ストロンチウム90は発熱量が大きいため、原子力電池のエネルギー源として使われる。

内部被曝の危険性
内部被曝は被曝のしかたが外部被曝とまったく異なり、きわめて危険である。
1.内部被曝では、飛距離が短いアルファ線、ベータ線の全エネルギーが電離(電子を吹き飛ばすこと)に費やされ、人体に被曝を与える。これに対して、外部被曝では、飛距離の短い放射線は届かず、ほとんどガンマ線だけに被曝する。また、体外に放射性物質がある場合、放射線は四方八方に放射されるので、身体の方に来るのはほんの一部である。したがって、内部被曝の場合は外部被曝の場合にくらべて桁違いに大きな被曝線量を人体に与える。
2.放射性の微粒子が非常に小さい場合、体に吸収され、親和性のある組織に入って、沈着、停留する。
3.放射性物質が体の同じ場所にとどまると、集中被曝の場所ができる。つまり、内部被曝には局所性と継続性がある。繰り返し被曝することによってDNAが変性してゆき、癌になる危険が高まる。
4.外部被曝では低線量(少量)の被曝とされる場合でも、同じ放射性物質が体内に入った場合は、桁違いに大きな被曝線量となる。
第二次世界大戦後に放射線被曝によって死亡した人数を欧州放射線リスク委員会は6500万人以上と試算している。一方、国際放射線防護委員会(ICRP)は117万人と試算している。この差は内部被曝を計算に入れるかどうかのちがいである。

内部被曝の過程
アルファ線は体内では40マイクロメートルしか進めず、この距離に10万個の電離つまり分子切断をひき起こす。アルファ線が細胞核に当たった場合、20%の細胞が死に、生き残った細胞もほとんが異常となる。アルファ線が細胞質に当たった場合も、多くの細胞が異常細胞となる。これは、放射線が水分子を電離することによって生じた水酸化物イオンOH-が遺伝子の分子を切断するためである。これを間接効果という。また、放射線が一つの細胞を打撃した場合、打撃を受けなかった周囲の細胞の遺伝子も変性を受けることが最近明らかになっている。これをバイスタンダー効果という。
異常細胞ががんになるには数十の変性プロセスを経るとされているが、多数のウラン原子を含む微粒子を体内に取り込んでしまった場合、微粒子の周囲の細胞は繰り返し被曝し変性され、発がんが促進されるとも考えられる。

生物学的半減期
体内に取り込まれた放射性物質は、時間とともに原子核崩壊をして減っていくのとは別に、生物学的な作用により体外に排出されることによっても減っていく。いずれの場合も、一定の時間に一定の割合ずつ減少していくので、その減り方は指数関数的であり、一定の時間ごとに半分に減っていく。原子核崩壊によって半分に減る時間を物理学的半減期(または単に半減期)といい、生物学的な排出によって半分に減る時間を生物学的半減期という。

内部被曝による被曝線量
体内に入った放射性物質が生物学的半減期により減っていくことを織り込み、50年間(子どもの場合は70歳になるまで)の被曝線量を積算したものが預託実効線量である。内部被曝による被曝は長期にわたるため、生涯の健康リスクを評価するには預託実効線量を用いる。

内部被曝の防止
放射性のエアロゾルまたは気体のある雰囲気中ではそれを除去できるフィルターを有した呼吸保護具等を装着しなければならない。ただし、内部被曝対策としてのマスク等の呼吸保護具は、外部被曝対策としては役に立たない。
放射性物質が皮膚表面に付着しただけでは内部被曝とはならないが、閉じていない傷のある者は放射性物質の取り扱いを避けるべきである。また、手を汚染した場合は、その後の飲食、喫煙または化粧などによって汚染を体内に取り込む可能性が高い。したがって、放射性物質を取り扱う区域内では飲食、喫煙または化粧を行ってはならず、また取り扱いを中断・終了するときは必ず手に汚染がないことを放射線測定器で確認しなければならない。

以上です。私個人としては、子供たちへの影響を考えた場合、いくら防波堤を高くしても安全が確保できない原発を再開することは絶対反対です。廃炉や停止を決定するのが国であるとするのならば、全県下の弁護士の皆様や議員と歩調を合わせて超党派で国に確実にプレッシャーを与えられる会合に参加させていただいております。次回の会合は14日の予定です。頑張ります!!

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