一般質問原稿できました② | 天野正孝オフィシャルブログ「頑張ろう!日本!!」Powered by Ameba

一般質問原稿できました②

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引き続き掲載いたします。

標題1 介護福祉事業について引き続きお尋ねいたします。

質問 高齢者の方々が居宅で元気に暮らせるための福祉施策の現在のあり方及び今後の展開について伺います。

回答 高齢者福祉の中で、現在最も大きな課題は、年々増加している一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯への対応です。
そうした方々への支援としましては、「在宅生活安心システムの貸与」、「配食サービスによる安否確認」、「生活援助サービス」などを行っております。こうした見守りサービスの提供により、安心して在宅生活が続けられるよう、力を注いでまいります。
また、充実した高齢期を送るためには、生きがいをもって社会の一員として活動することが重要であり、こうした活動は、一人暮らしの高齢者等の閉じこもり予防の観点からも必要です。
このために、高齢者の活動の拠点である老人クラブへの支援や、ふれあいサロンなどのさまざまな地域の主体的な活動を支援し、高齢者が社会参加・社会貢献しやすい環境づくりに努めてまいります。
今後につきましては、国においても、次期介護保険制度改正の中で在宅サービスの充実を重点課題と位置付けていることから、生きがい活動・社会参加の促進とともに、国の動向を注視しながら、一般高齢者福祉サービスと介護保険サービスをバランスよく提供できる仕組みを、次期「ふじえだ介護・福祉プラン21」の策定の中で検討してまいります。

続きまして、標題2 藤枝市立総合病院の経営改善についてお尋ねいたします。

質問 中期経営計画の現在の進捗状況と今後における修正作業について伺います。

回答 中期経営計画では実施計画に基づき、89の施策展開を 図っています。
 平成21年度にはそのうち36事業が実施され、本年度は未実施事業への取り組みや、実施済み事業の更なる充実を図ってまいりました。
 本年度実施された事業の一例として、地域医療支援病院の名称承認、入退院センターの設置、食堂の改善、ホームページの充実・強化などがございます。
 今後の修正作業につきましては、年内に担当部署に対して病院長によるヒアリングを実施し、本年度の進捗把握と今後の対応についてまとめる予定です。
 また、収支計画や人員計画を含めて、本年度の決算見込みや来年度予算を見込んだ修正を、3月末までに行う予定です。

質問 現状において、具体的にどのような状態であるのか、再度伺います。

答弁 数値目標等で上半期で目標を達成できたものとして、一日平均入院患者数、
病床利用率、外来収益単価、逆紹介率等があります。

質問 ヒアリングについての具体的な実施計画について再度伺います。
 
答弁 院長ヒアリングは診療部を除く全部署の係長以上を対象に、年度初めと半年経過後
に、個別に各職場の目標・課題・提案等について行います。
 
質問 その上でどのような目的意識でどう進展していくお考えか再度伺います。
答弁 年度初めにヒアリングした項目のPDCAサイクルをまわす意味で、半年後のヒアリングでは年度目標の達成見込みや、来年度に向けての課題等評価や効果の測定などを行いながら実効性のあるものにしております。

要望事項)今後とも現状把握に努めながら事業展開されますことを強く求めます。

質問 病院への一般会計からの負担金・出資金の基準及び運転資金支援について伺います。

回答 総務省からは毎年度地方公営企業繰出金に係る、繰出基準が示されており、病院事業については、病院の建設改良、周産期医療、小児医療、救急医療の確保に要する経費など、十数項目が繰り出しの対象項目として規定されております。
基本的には病院が実施するそれぞれの項目の事業に要する経費のうち、その収入等をもって充てることができないと認められるものについて一般会計で負担することになります。この総務省の基準を参考に、柔軟に繰り出しを行っております。
現在、病院では、院長をはじめとして職員が一丸となって中期経営計画の下、経営改善に努めており、本市として、できる限りの支援を行ってまいります。
次に、「病院への運転資金支援」についてですが、病院は、企業会計として、独立採算制を基本として経営を行っておりますので、営業補助金(いわゆる赤字補てん)は、考えておりませんが、平成20年度及び平成21年度に実施しました病院会計への貸付については、平成22年度の決算見込みや資金状況を見守る中で、柔軟に対応していきたいと考えております。

質問 総務省基準を参考にした柔軟な対応とは、具体的に何か伺います。

回答 総務省の通知による基準には、具体的な対象が明示されておりませんので、
病院との協議に基づき、できる限り予算化しております。具体的には、高額の医療機器のリースについては、建設改良費に準じて繰出し、看護師の就学資金貸付については、看護師養成経費に準じて繰出しなど、適用範囲の解釈をできる限り拡大して実施しております。

質問 市からできる限りの支援とは、具体的に何か

回答 ミニ公募債の発行対象が病院企業債となれば、その発行事務等については、病院
支援局を中心に支援体制を整えます。ミニ公募債の購入のメリットのオプションについて、例えば、利息の替わりに人間ドック割引券等を検討します。
病院資金状況を勘案し、繰出金の交付時期の前倒しし一時借入金利息減少を図り、同じく資金不足により、不良債務の発生を防ぐため、一般会計から貸付の実施(H21年度末 16億円)しております。本年度の貸付の実施については、収益の状況や決算見込みを見極めながら、必要であれば、支援を検討します。大規模な設備投資については、導入に係る収益の動向、医師確保の状況をにらみながら整備の支援をしてまいりたいと考えております。
要望事項)是非5年後10年後の病院経営の改善を目指した施策を強く求めます。

質問 経営改善を加速させる新たな施策等をどのように考えておられるか伺います。

回答 今後医師の確保に伴い看護師の確保が重要な課題となってまいります。
また、この人材の確保と平行して、高度な診察治療が可能な医療機器の更新整備が考えられます。
すでに議員の皆様のご理解の下に最新型のMRIやCT などの高額な診察機器の更新を行いましたが、今後は導入から15年が経過した放射線治療機器であるリニアックの更新を図り、「がん」などの疾病に対し、より高度な治療が当院で行える体制を整え、市民の皆様の 信頼を得ることにより、経営改善を加速させていくことが考えられます。

質問 医師1名の増員に対し5名以上の看護師確保が必要と考えますが、現在具体的に
どのような活動をされているのか再度伺います。

答弁 看護師確保に向けて、看護部長並びに採用担当の副部長とともに院長が県内及び
近県の看護系大学の訪問を実施し、各大学の学部長等に対して、看護学生を当院の紹介を
していただけるようお願いしました。また、院内においては、医師や看護師の業務の負担
軽減を図るために病棟クラーク業務見直しワーキングを立ち上げ検討をしております。
また、看護師確保対策プロジェクトチームを立ち上げ、採用に対する取り組みや看護の職場環境の改善の取り組みなどについて、現在検討を重ねております。

質問 診断機器の充実の上で地域がん診療拠点病院として、治療機器の充実に向けて
ミニ公募債等市民協働が図れる事業をお考えか再度伺います。

答弁 がん治療機器として、今後放射線治療機械である「リニアック」の更新を予定
しているが、放射線治療医師の招聘(しょうへい)と合わせて考えていきたい。

質問 市民の皆様は、安心安全の地域医療体制を望んでおります。10年後ではなく1年
でも早い経営改善を求めた場合一時の投資の増も必要と思われますがどうか再度伺います。

答弁 医療機器充実を目指す投資も重要ですが医師・看護師の働きやすい環境整備として、
保育所の整備充実を図るなどの投資事業も考えています。

要望事項)経営改善は一長一短には成り立たない施策が必要です。そのための投資を惜しまないと同時に、10年後の改善でなく1年でも早い病院経営の改善を強く求め、私の質問を終わります。