視察そして未来へ
1週間ぶりに書き込みます。この1週間は視察あり陳情ありで大変でしたが、何とか今日までやってまいりました。以下、今日までの活動報告をさせていただきます。
7月15日(木)
広報広聴委員会の視察で京丹後市へ
豪雨でかなり遅れましたが、無事視察を終えました。
内容は以下の通りです。
● 視察テーマ
1. 議会報告会設立から今日までの経緯について
2. 市議会だよりの充実に向けた取り組みについて
3. 市議会ネット配信実施から現在までの取り組み及び今後の展開について
● 調査内容
1. 議会報告会設立から今日までの経緯について
京丹後市は平成16年に6町が合併してできた町で、平成18年9月から1年3か月をかけて議会の役割と任務について議会改革委員会を中心に検討し、市民アンケートを実施した上、平成19年12月に議会基本条例制定し、更に具体的な運用基準を平成20年2月に策定して、年4回、議会報告会を実施している。
報告会は、常任委員長を班長に全議員を3班に分け、各班8名で構成し、市内30小学校区を対象に、1回の報告会において1班で2か所、合計6か所で実施している。但し、報告会場の地域の議員はその都度、他の地区に振り分ける。また、議長・副議長・監査委員は議会の代表としてそれぞれ3か所に振り分ける。
報告会の内容については、定例会後に議長・班長で決定し、議員への打ち合わせ会を行っい、議会だよりが各家庭に配布された後、報告30分、意見交換1時間30分の範囲で、
議会だよりをベースとして事務局で作成した資料をもとに報告会を実施している。なお、報告会の司会・会場設置・受付等はすべて議員が行い、事務局の手は煩わさない。
予算説明の際には、財政ベースの事業概要及び将来展開を含めた詳細資料を行政に出させて説明資料としている。
2. 市議会だよりの充実に向けた取り組みについて
広報委員会の委員長は副議長、発行責任者は議長とし、7名の議員で構成している。
編集に関しては、委員に要約等の権限を一任し、各議員が介入できない。
原稿からレイアウトに至るまですべて委員が行い、事務局は補助作業のみ行う。
3. 市議会ネット配信実施から現在までの取り組み及び今後の展開について
平成17年3月からリアルタイムでのインターネット配信を、平成22年3月から市内
CATVへのリアルタイム放映を開始した。
なお、インターネットでの録画配信は、定例会閉会1か月後に実施している。
対象は、本会議・全員協議会・予算審査特別委員会・決算審査特別委員会。
● 藤枝市に生かせる点
1. 議会報告会に向けた打ち合わせ会等により全議員の質の向上を図っている点。
2. 議会報告会で議案に対して何故賛成・反対したかまで説明し、市のタウンミーテイングとの違いをしっかり示している点。
3. 陳情を内容によって請願と同じ扱いとし、提案者としての市民の意見を聞く機会を設けていること。
4. 5年以上の各種計画も議決事項に加え、議員も責任を負う姿勢。
5. 開かれた議会を目指して、インターネットやVATVでリアルタイム配信を実施している点。
● 感想
リアルタイムに開かれた議会を目指すことを本旨に、市民の代弁者としての議員の役割が見えるスタンスで情報公開している点について、今後参考にすべきであると考えます。
地域主権改革の推進に伴って、今までの審議審査組織としての議会から、市民と一体となって活動し政策提案していく議会として発展していかなければなりません。そうしてこそ、市行政との両輪としての議会の意義が深まると考えます。
7月16日(金)
綾部市視察
(綾部市)7月16日
● 視察テーマ
1. 議会版タウンミーテイング実現までの経緯及び今後の展開について
2. 市議会だよりの充実に向けた取り組みについて
3. 議員情報公開に向けたこれまでの経緯について
● 調査内容
1. 議会版タウンミーテイング実現までの経緯及び今後の展開について
平成20年度に会派で行っていた市民との意見交換会を議会基本条例を制定して全議員で実施できるよう、平成18年度に議会改革特別委員会を設置し、市民アンケートをとり、ベテランと若手の2班に分かれて条例に載せる事項を60項目に絞り込み、20回の会合を経て、中学校区単位でアンケート報告と議会基本条例の市民説明会を開催し、平成22年6月30日に条例案を上程し可決したところである。今後、9月以降に、条例を基本とした地域懇談会を実施していく予定。
2. 市議会だよりの充実に向けた取り組みについて
議会だより編集委員会を「協議等の場」と位置づけ、議長を編集委員長とし、副議長を含め9人で運営している。紙面充実に向けた予算要求のための検討研究や京都府市町村振興協会主催の「市町村広報研修会」への参加により、他市議会だよりの航法研究や「市町村広報研修会」の講師によるカウンセリングを受け、議長交際費の公開や議案に対する各会派の態度(賛成OR反対等)表記等の改善改良を行っている。
また、市民参加企画「あやべに住んでみて」を立ち上げ、編集委員が市民を取材している。
3. 議員情報公開に向けたこれまでの経緯について
平成12年4月に議会情報公開条例を制定し、これに合わせて、市議会ホームページに各議員の住所・電話番号・ホームページ等を掲載している。議会情報公開に関しては、市民に限定せず、常に門戸を広げているが、過去平成19年度に1件公開請求があっただけである。
● 藤枝市に生かせる点
1. 会派ごとの市政報告会が可能であれば、基本条例がなくても議会としての情報交換会が開催できる。
2. 市議会だより充実のための外部第三者によるカウンセリングを実施している点。
3. 議会自ら情報公開条例を策定し、市民に開かれた議会を目指している点。
● 感想
情報公開を積極的に行っている点について大いに参考にさせてもらいたいと思います。
併せて、議会として市民との情報交換会を今後検討しているとのことでしたので、実施した状況や新たに生まれてきた課題なども情報をいただきたいと思います。
京丹後市への視察と併せて、地域主権改革の進行により、市長がワンマンとならないよう今こそ、議会が市民の代表として、市長をトップとした行政としっかり対峙し切磋琢磨することによって議員一人一人の質の向上を目指す必要性を強く感じます。
視察の後、午後5時45分~市職員労働組合連合会の総会でご挨拶。
7月17日(土)
朝8時~事務所へ
夜中まで、地域要望(陳情)資料の整理と視察資料の整理を行っておりました。
7月18日(日)
午前9時~カソリック協会へ
日曜ミサの司会
午後1時30分~音楽協会主催のサマーコンサートを鑑賞
娘が出るのでしっかり見させていただきました。
午後3時30分~後援者と情報交換
午後8時~地元町内会館建設委員会に出席
7月19日(月)
午前9時~事務所へ
視察報告書の作成及び後援者との情報交換に1日費やしました。
7月20日(火)
午前9時~地元の道水路要望のために市役所へ
午後3時~事務局と情報交換
午後5時~後援者と情報交換
7月21日(水)
午前8時~市役所へ
午前9時~全員協議会
白山市議会との交流事業、今後の予定等報告がありました。
午前9時15分~広報広聴委員会
8月5日号の議会便りの校正を午前中一杯かけて行いました。
午後2時~全国PK選手権に向けたサッカー練習
午後4時~後援者と情報交換
午後6時~土地利用の関係で土地家屋調査士と情報交換しておりました。
開かれた議会を目指す動きは情報交換会という新たな手法を実現に向けて動き出す段階になってきました。会派を超えたこの動きをもっと強くしていきたいと思います。市民の皆様の未来のために・・・頑張ります!日本!!