私が一番好きなドラマ。


放送されたのはもう10年以上前かなぁ。


大大大好きな天海祐希さん&佐々木蔵之介さんが出るからって見始めたんだけど、
予想以上に心に残る名作で。

もう何十回も何百回も見た。
その度に泣いた。


でも泣いた後、何故かスッキリした気持ちになる。

だから、日常生活で嫌なことがあって落ち込んだら、
必ずこのドラマを見ることにしてる。






平木明日香(天海祐希)は建築事務所に勤務するバリバリのキャリアウーマン。

独身。いや、バツイチ。



聡(佐々木蔵之介)と結婚し、一人娘の歩もいる。


でも、歩がまだ幼い頃、育児ノイローゼになり、
歩みを残して家を出た。



仕事がこれから、っていう時に妊娠が発覚して、出産して・・・
私だって誰かの為じゃなくて自分の為に生きたいの!

これが明日香が聡に残した言葉。



分かるよねぇ。
今、この年になったから分かる。

軌道に乗ってきた仕事を投げ出して子供を産む勇気、
今の私にはないもん。




仕事に戻った明日香は、
人間の人生には波があるけど、プラスとマイナスを合わせればゼロになるように出来ている。今までマイナスなことばかりだったから、これからはプラスのことしか起こらない!
って思っていた。信じていた。


新しい年下の彼氏もいて、仕事も順調で人生これから!

でも、そんな時に病気が発覚した。


膵臓癌。余命3ヶ月。




残された時間をどう生きるか・・・
そう考えた時に浮かんだのは娘の顔。

明日香は人生最後の夏を娘と過ごしたいと願う・・・そんなお話。




明日香、聡、歩、元旦那の婚約者、明日香の彼氏、明日香の両親・・・
どの立場に立ってストーリーを見ても、必ず泣いてしまう。



オンタイムで見てた時は完全に娘の立場で見てた。

それが何度も繰り返し見るうちに聡の気持ちが分かるようになり、
明日香自身の立場で考えるようになり、
今はたまに両親の目線で見るようにもなったかな。


それだけ、このドラマはどの年代の人が見ても
生命の大切さや心の絆の大切さ、さらには人を許す大切さが
細かく描かれている。




それに、、皆上手いんだわ、このドラマ。



明日香の父親役・平泉成さんの重みのある言葉は
もう涙なしには聞けません。




出来れば多くの人に見てほしい。
心が元気な人も弱ってる人も。
健康な人もそうじゃない人も。
今幸せな人も暗闇の中にいる人も。

見終わった後、絶対心に光が灯されるから。




たくさんの人に見て欲しいから、
あえてドラマの核となる部分は書きません。
結末も言いません。



でね、ドラマを見て感動したら、是非本も読んで欲しい。


ドラマのその後のことが少しだけ書かれてます。







今までたくさんのドラマを見てきたけど、
ここまで心に残るドラマはこれだけ。

これを凌ぐ作品にはまだ出会えてません。
たぶん、出会いないだろうな。