久しぶりにドリトル先生を読んだ。30年、いや40年ぶりかも。Pushmi-pullyuをオシツオサレツと訳す、井伏鱒二が素敵だ。子どもの頃は、アフリカへの差別表現があることにすら気づいていなかった。今、読むとさすがに、あっと体が反応してしまう。「そういう時代だった」という言い訳は通用しないという考えに基本的には賛成だけれど、そのときはそうだったというのも事実だから、それをおかしいというのもなんとなく気が引ける。大人になって再びドリトル先生を読んで、いま思うのは、とにかく嫌な思いをする人たちが世の中から一人でも減ればいいということかな。
