世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドはじめて読んだのは、25年くらい前だった気がする。いや、もう少しあとだったかな。というか、これがもう40年近く前の作品なことに、正直、驚いた。最近、「街とその不確かな壁」を読んで、一度読み返してみたいと思っていたのだけれど、いろいろ時代にそぐわない描写があるのは一旦横においておいて、やっぱり、面白い。いやむしろ、記憶していたものよりも、かなり尖っているし、みずみずしいし、ヒリヒリしてて、優しい。 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫) Amazon(アマゾン) 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫) Amazon(アマゾン)