れるられる | ほんだながわり

ほんだながわり

「読んだり、観たり、行ったり」だけは、何だかやりっぱなしじゃいけないような気がしたもので…。

ノンフィクションライター最相葉月によるエッセイ本。

「れる られる」
思わず興味を持たずにはいられない、このなんとも言えぬタイトルと、
「人生の受動と能動が転換する、その境目を、六つの動詞でつづった連作短篇集的エッセイ」という、これまた絶妙な、そそる紹介文を目にした瞬間、今、買わなければ後悔するに違いないと思い、手にとった。
それにしても、ものごとの境目とはなんて曖昧なものなのだろう。
今の自分が置かれている状況や状態、考えや思い。
どれもまるで確かなものであるかのように思ってしまいがちだけれど、
はっきり言ってこんなものはいつ何時、転換してしまうかわからないのだと思い知らされた。

論理的思考力を育む教育なんてものももちろん大事なのだろうけれど、
やっぱり私たちは、もっともっと想像力に磨きをかけることに
時間をかけるべきなんじゃないだろうか。

れるられる (シリーズ ここで生きる)/岩波書店

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