ここは退屈迎えに来て | ほんだながわり

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「読んだり、観たり、行ったり」だけは、何だかやりっぱなしじゃいけないような気がしたもので…。

これが本当に地方の若者たちのリアルなのかどうかは、自分には確かめようがないのだけれど、これまで自分なりにぼんやりと思い描いてきたものに、割とはっきりとした輪郭と、それなりにしっくりと馴染む色を入れてもらった感じ。
近頃は、田舎で子育てしたいといって都会を離れる人たちも少なくないようだけれど、彼らの子どもはいったいどんな風に育つのだろう。田舎者としてのアイデンティティを育んでいくのだろうか。なんてことを考えながらページをめくっていたらあっという間に読み終えた。
しかし、何なんだろう、読み終えたあとのこの気分。
作者は結局、誰に読んでもらいたくてこの物語を書いたのか。
少なくとも30代なかばのオッサンに読んでもらいたかったわけじゃないのは確かだけど。

ここは退屈迎えに来て/幻冬舎

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