霧霧霧霧

 

・評判の作家サンですのでボクも知らなかったわけではないのですが、ずっと避けてました。なぜかってそれは避けてる人は大抵同じ理由でしょう。「何か怖そう」だからです。意を決して読んでみるコトにしました(大げさだ)。

 

 

 

・ページをめくる手が止まりません。素晴らしい世界観というか発想力ですね・・。確かにコレで人類は身を滅ぼすかも知れんと思いました。図書館が1000年を語るくだりで一気に引き込まれましたよ~。

 

 

 

 

・一種のファンタジーと言ってもいいのでしょうが、これを読んだらホグワーツ魔法学校が牧歌的に思えてくる(笑)。グロもありますが心理的恐怖に訴えるアタリでボクはもう寝る前に読まないと決めました。ああでも続きが早く読みたい。

 

 

 

 
 
新世界より(上) (講談社文庫)/貴志 祐介
¥760
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サッカーサッカーサッカーサッカー

・ボクは氏の話は概ね正論として聞く準備がありますが、人によってはイラッとくるくだりも多いかもしれませんね。若者にとっては完全に説教ですが、それでもなお「傾聴に値する」と言い残しておきます。



・JMMは毎週(毎日?)読んでいます。かれこれ7~8年は続けているので、政治と経済は素人なりに勉強しているつもりです。そういうものがバックボーンだと分かっていれば・・なになに新しいことは何も言ってないですよ本作では。



・ところでボクはユニクロの服も着るし、ニトリで家具も買うし、長靴はABCマートで買ったし、昨日の夕飯はマクドナルドだったんですけど、サイゼリヤに行ったことがありません。これがボクにとっての喫緊の学習課題です(笑)。


逃げる中高年、欲望のない若者たち/村上 龍
¥1,365
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船船船船

 

・「なるほどそういう切り口なわけね」と感心した作品でした。ボクは単純なので最初から最後まで逃避行だと思ってましたもん。でも、こうであるべきだ。流石にドラマにも映画にもなるわけだ。

 

 

 

・作家サンの力量でしょうか、平穏であるべきはずの2章の方がはるかにおぞましい現実になっているという辺りも巧みだと思います。でもイレギュラーなことじゃなくておそらく誰だってどの家庭だってこうなるだろうと思わせてる。母性を棚に置くとホラーが始まるなホントに。

 

 

 

 

・映画では永作博美さんが演じるみたいですね。「あなたって不思議だわ~あなたっていくつなの~♪」というあの資生堂のCMにシビレてるボクとしては4月の公開がすごく楽しみです。

 

 

 

 
八日目の蝉 (中公文庫)/角田 光代
¥620
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飛行機飛行機飛行機飛行機

・有川浩サンの初期作品、大作であり主題も厳しく重厚感もそこそこにある・・のになぜか清々しいのは、幾分肩に力が入っている感じの有川氏の筆致がかえって良いせいなのかもしれませんね。



・これはまあモチーフを「未知との遭遇」とか「インディペンデンス・デイ」とかに求めてしまう狭量な想像力は許して欲しい。あの結果。日本の道徳はさ、そんな感じでいいですよね。何でもアメリカの価値観がテッペンだってわけじゃないのは、今のエジプトを見てよく分かると思いません?



・こういう話でも恋愛小説になってる。いいセリフも多いですね。これで「塩」と「空」はクリア。あとは「海」ですが、もったいないからちょっと時間を置こう。


空の中 (角川文庫)/有川 浩
¥740
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ぐぅぐぅぐぅぐぅ

 

・一体いつまで続くのだろうと思ったら驚くなかれ何と最後まででした。何が?高校生の屁理屈がです。そのヘリクツに稚拙さがあれば可愛気もあったのですが、何と完全無欠でした(笑)。

 

 

 

・というワケでレビュー云々の前に、何かいい齢して太宰治の「人間失格」を読んじゃったような落ち着きの無さで本を閉じました。ボクは家裁調査官とかではないのでね、そういうココロのゆとりが無いんだわ。

 

 

 

 

・これは「POP買い」でしたが、POPだって十分条件ってワケじゃないのでそういうこともある。この作家さんは改めて評価したいと思います。関係ないですが「辻村満月」サンと今まで勘違いしていたので(笑)、その勘違いは解消できました。何て不遜なレビューだ。

 

 

 

 
 
凍りのくじら (講談社文庫)/辻村 深月
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お茶お茶お茶お茶

・東野圭吾氏の作品はけっこう読んでいるにも関わらず、これといった印象的な作品がないので(失礼)、加賀恭一郎クンが出てきても「前にもいたかこの刑事」という程度の前頭葉の働きで読んでました。ごめんなさい。



・場の設定も魅力的だし(行ったことない・・)、話の展開も飽きさせないなかなかの作品です。まあどういう組織でも絡んだ糸を選り分けるように仕事をする人間がいるというのは大切なことですよね。でも、会ったことないけど(笑)。



・「親」と「子」が主題になっている辺り、親として考えさせられる場面もありました。ドラマにもなってるんですね。今度見てみようかな。ちなみに4月にはボクも新参者になりそうな感じです。


新参者/東野 圭吾
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しっぽフリフリしっぽフリフリしっぽフリフリしっぽフリフリ

 

・これは「アヒルと鴨のコインロッカー」の二人じゃないですか。滅多にしない「表紙買い」をしてしまいました。松田龍平クンが行天を演ずるというのは合っていると思います。4月の映画公開も楽しみですね。

 

 

 

・そんでまあだから・・当然のようにこの作品が直木賞受賞作だということは知らなかったワケです。スイマセン。このお話、ちょっと大人の男性の友情の機微をうまく描いているなあと思いました。オススメですよ。

 

 

 

 

・この作中二人は滅多矢鱈(わざわざ漢字にしてみました)と煙草を吸うのですが、ここ最近禁煙しているボクにとってはなかなか魅惑的で禁断的な状況でした。でもガマンしてますよ。

 

 

 

 
 
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)/三浦 しをん
¥570
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モグラモグラモグラモグラ

 

 
 
・ボクのお気に入りの本屋さんは、盛岡駅のさわや書店フェザン店です。書店員さんが当たり前のように読書をしていて、そのレビューが手書きのPOPで林立している様に幸せになります。「買って!」ではなく「読んで!」というオーラが充ち満ちた素敵な本屋さんです。

 

 

・そんでまあ近所に住んでるワケでもないので時々行く程度なのですが、そのPOPのオススメを鵜呑みして(ほとんどハズレがないので鵜呑みすることにしてます)何冊本を携えて帰途につくというワケなんですが・・。

 

 

 

・この本がその一冊。脱走物はその設定自体が読ませる力があると思いますが、「ショーシャンク」みたいな質も求められる題材でもあることは確か。そこはきちんとクリアしていて、ホロリとさせるイイ場面もありなかなかよい本と出会えたなと思うのでした。

 

 

 
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)/五十嵐 貴久
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自転車自転車自転車

・石田衣良サンの出世作「4TEEN」の続編とあれば読まないワケにはいきません。1年飛ばしたアタリが石田サンの洒脱さを感じさせますね。池袋の話ほど派手ではないですが、地味でソフトな月島の話もよいと思いますよ。



・6TEEN・・。脳みその9割方が「女の子」で占められた煩悩の固まりのような年頃だと思うんですが。いやそんなのはお前だけだ?そうかもしれませんね。コレはちゃんと文芸になってましたよ。テツロー君早いですね・・・。



・ただ単純に言えば別々の高校に通いながら、中学の友達で集まるという状況はあまりあり得なくて、あり得てもそれは「絆」以外のファクターも必要なんじゃないかと思うんですがどうでしょう。しかしデコボコすぎる4人組ですよね~。だからうまくいってるのかな。


6TEEN/石田 衣良
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宝石白宝石白宝石白

・デビュー作・・なんですね。確かに初々しさを感じる文体でした。人が塩になってしまう・・「塩害」の時代って怖いですね。怖い怖いって思いながら新巻鮭の切り身で朝食を食べるボクには反省の色がありません。


・で、ベタ甘路線なんですがsituationが特異なだけにね・・。ちょっと甘塩(笑)な二人だなあと思いました。入江クンは海堂尊(チーム・バチスタ)氏の作品にもソックリさんがいるなあと皆思ったでしょうね。あのロジカルモンスターと。


・不条理な侵略を描いたモノとしては「深海のYrr」というのが似てると思いました。ハヤカワミステリですが面白かったです。「見たら伝染る」系はジョジョの奇妙な冒険にもそんなエピソードがありましたね。ウェザー・リポートの話。


塩の街 (角川文庫)/有川 浩
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