携帯携帯携帯

・「どっかで聞いたような話だな」と思いながら寝かせていたんですが、ホントにどっかで聞いたような話でした。ただこの作家サンは陳腐でありきたりのくだらない題材を、綱渡りのように面白くしてくれる作家サンだと思います。現代版ロミオとジュリエットは少々JARO行きの表現だとは思いますが(笑)。



・あの二人がああなったのに特に異論は差し挟みませんが、その前に池袋のフルーツ屋に行くとか月島にもんじゃを食べに行くとかテレビ朝日でQさまを見るとか(近所なんだし)すれば結果は多少違ったかもしれませんね。



・で感想なんですが、細かいところで「ジュリアという名前は今日びそう珍しくはない名前です」あと「誤解があるようですが競馬はあまり儲からないけど大して損もしないギャンブルなのでそうそう生活を破綻させる人はいないっす」とまとめたいです。さて、今週こそ2億円を当てるぞ~(無理だっての)。

親指の恋人〔文庫〕 (小学館文庫)/石田 衣良
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爆弾爆弾爆弾爆弾爆弾

・まだまだ有川祭り。攻めの姿勢に出ている最近の有川サンの装丁ですが、この作品、表紙から想定できるスケールに比べると非情に小所帯な話でそれがまた好感を持てました。いい話。素敵に面白い話です。



・ベタ甘というか恋愛関係はありません。あ、あったか。あの件については普遍的一般的平均的な男性としてコメントは差し控えたいと思います(笑)。でも有川作品のもう一つの本領は怒髪天を衝く人物のスカッと爽やかな啖呵にあると思いますので、その辺は十二分に堪能できますヨ。



・5ッ星なのはラストですね~。ボクも精神的なベクトルは「お店の子」なので(とことん参謀向き)、昔の仲間で群れるのは忌避しちゃうタイプです。それでもあんな物を見たら・・活字を読んでいるのに活字でないモノに感動するなんて・・。ネタバレするのがもったいないので読んだ方々、どうぞ共感して下さいな。



・というワケで早速ラーメン屋に。無化調ラーメンを「これが奇跡の味だ」と思いながら食してきました(笑)。


キケン/有川 浩
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流れ星流れ星流れ星流れ星

 

・北海道警シリーズの4・・作目かな。札幌って街はとても好きだなあ。始発駅であり終着駅であり、歴史の汚れを感じさせない綺麗な街だと思うからです(100年前とか200年前はどんな感じだったんでしょうね)。また行きたい。ついでに桑園にも行きたい。

 

 

 

・佐伯クン(今回も地雷を踏みそうで踏まない)と小島サンのキョリ感も絶妙。付かず離れずの大人の恋愛をしていますね~。回し蹴りも最高でした。小島百合巡査ってものすごく素敵な女性に思えてきた。だから映画は見ないことにしよう。

 

 

 

 

・この作品も小品といえば小品。いつかでっかいヤマに佐伯・小島・津久井など色々でぶつかる派手な作品を期待しています。道警シリーズも軌道に乗ったところですし、徐々に観光案内もどうぞ。西村京太郎にならない程度に。

 

 

 

巡査の休日/佐々木 譲
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合格合格合格合格

 

・今日が始業式!北国の夏は終わってしまいましたが、この夏休みは被災地にもゆっくりと行くことができました(友人とだったり妻と二人だったりで)。おかげで見てきたい場所はほとんど見ることができました。思い出の場所が廃墟となり人の息遣いが感じられなくなっているのは改めてショックでした。

 

 

 

・報道と政治はきれいに3.11のことは忘れて下さったようなので(悲)、物事はあまり進んでいない感じがします。ただ瓦礫の撤去(処理ではなく)は大部進んでいました。建築基礎だけが残って見渡す限り何もない地平に立つと「みんなどこに行ってしまったんだ・・」と途方にくれてしまいます。

 

 

 

 

・そんなところで池上彰サンはいい所に目をつけて取り上げていますね。映像=事実では無いと私達が気付き始めている今、「口伝」というのは真実に向かう大切なファクターではないかと感じたのでした。先日のフジテレビの「どうだすげえ映像だろ」みたいな特集は・・もう十分。

 

 

 

 
 
東日本大震災 心をつなぐニュース/池上 彰・文藝春秋編
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うお座うお座うお座うお座

・これは新聞で連載されていたのをスルーしちゃったんですが、なかなかの佳品です。時間を大切にしなくていいから公務員を志したボクには耳の痛い話ですが、このお役所の実態は正鵠を射ていると言っていいと思います。清遠サンに怒られそうですが、ボクの座右の銘は「いいのいいの、明日でいいの」です(笑)。



・社内恋愛は「やめとけ」と言いたい時もあれば「いいぞお」と言いたい時もあります。このお話は後者の方で、これでまた素敵な恋の始まりが描かれておりベタ甘作家の面目躍如と言ったトコロです。このお話の二人もいい二人ですよ。



・ボクは土産物を買う時、「どーしてこうオフィシャルな物が少ないんだろう」と困惑することがあります。その点このお話のほぼ実話な部分は各自治体にとって参考になることが多いでしょう。たくさんの関係者に読んで欲しい作品ですが、お終いの対談は余計です。それが角川書店の悪いトコロかな・・。

県庁おもてなし課/有川 浩
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走る人走る人走る人走る人走る人

・これは「anan」に連載している村上春樹氏のエッセイ集のパート2。氏の小説は難解でヘソ曲がりなトコロがありますけど、エッセイは万人にオススメできます。ボクは氏のlogicがとても好きなので、屁理屈を言ってコトを収めたい会議やプレゼンではウォーミングアップに氏の作品を読むという隠れた秘密があります。あ、秘密じゃなくなった。



・村上春樹サンはホントに自分の作品を読み返さないんですね。本作でも新聞休刊日に腹を立て、ラブホテルの命名が気になり、長嶋茂雄をイジり、チョコが突然食べたくなり、美味しい揚げ物に舌鼓を打っています。でも、そういう重複がたまらなくうれしい。



・(ここからは読んだ人限定話題ですが)ボクはスタバでマンゴーフラペチーノしか飲んだことがありません。ボクは高野豆腐が好きなのにウチの妻は嫌いなので困ります。太宰治はボクも苦手です。ボクの周りに「動物注意」の看板はザラでここ一週間でキツネとタヌキとヘビの飛び出しに遭いました。トホホ・・。


ところで表紙をよぉぉぉく見て下さい。おじいさん、おばあさん、犬、猫、ネズミ。孫がいませんが??

おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2/村上 春樹
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・ええ、ついにこのリボンに手を付けてみました。構成が巧みなことと、有川サンならではの恋の始まりが味わえてとっても良かったです。怒った女性の啖呵も有川作品のお馴染みで。でもこれどちらかと言うと有川サンの余技・・かなと思いながら読みはしましたが。



・「主人公の気持ちになって考えなさい」という小学校のセンセみたいな読解を、ボクもついしちゃう性なのでこの悲話をケース・スタディしてしまう・・。ところでこの主人公へのシンパシーはと言うと・・ボクもけっこうバリアが厚いというトコロでしょうか。



・どーして5つ星にならないのかと言うと、ものすごく単純な理由で申し訳ないんですが「有川サンだったら満艦飾の幸せがいいな」と思ったからです。ごめんなさい「図書館戦争」を基礎基本にしているもんで(笑)。

ストーリー・セラー/有川 浩
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合格合格合格

・そんでまあ、劇場公開に行くわけでもなく原作なぞりをしています。これは確かにnovelとして価値がある。映画でよく分からなかったことの謎も解けますね~。ウィーズリー家の扱いが多いのもボクは大好き。しかし映画のロンはボケ顔が一変してぐいぐい凛々しくなってますね。



・教訓としては「口から出任せを言う人間の見極めは長幼を問わない」ってアタリですか。ロックハート先生の忘却術って笑えますよね。先生だったら「忘れんな!」と言うべきところで。



・ちっとも読書ができないこの季節、たくさんのネビル・ロングボトムを抱える毎日(爆)。スネイプ先生みたいに忙しさで殺気立ってます(笑)。さて、3作目を読むか!と思ったら「アズカバンの囚人」は図書室に置いてませんでしたっ!どこだクラァ!!

ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2)/J.K. ローリング
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雪雪雪雪

・このブログに訪れて下さった皆さんは、全国で初めて乳児死亡率ゼロを達成した豪雪の郷・沢内村をご存じでしょうか。何かの教科書に載っていたような気もしますが。その行政の中心として活躍した村長・深沢氏の伝記です。ローカルですが、涙無くしては読めないお話です。



・ボクは今までこのかた「政治家になりたい」という夢を語る子どもに出会ったことが無いんですが、こういう本に出会わせることは親として大事なことかなと思っています。ま、最近ボクはハンコを押す仕事って実は面白いんじゃないかと思い始めています。



・政治家ですか?なってみたいですね~。だってうまくいかなくても好きな時に投げ出せる(大してリスクもなく)仕事って他に無いじゃないですか。ボクだってそこそこ常識をわきまえている人間だと思うので、被災地で威張り散らして暴言を吐いた挙げ句に九州人とB型を敵に回すような言い訳はしないハズですよ(笑)。


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・佳品ですね。一体登場人物の誰が深く掘り下げられていくのか分からないまま、誰も掘り下げられずにホンノリと終わってしまった心温まるお話でした。ほめてんのかけなしてんのかどっちだそれは。

 

 

 

・文芸としては夏目漱石こころ猫坊ちゃん草枕的に地の文を展開していくのは楽でしょう。ただ、老婆心から言わしてもらうと漱石をリスペクトするのは高校までにしておきなさいと言いたいトコロです。ついでに言うと津島修治クンは中坊までと思ってる。

 

 

 

 

・ところでよく分からないんですが、どこら辺が「神様のカルテ」なんでしょうか?帯に書いてある「奇跡」ってどこでありましたか?本屋の平積みの景色を見るたび、煩悶してしまうボクです。納得しているのは奥さんが映画では宮﨑あおいサンというのが「ピッタリだな」と思うことぐらいです。

 

 

 

 
神様のカルテ (小学館文庫)/夏川 草介
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