ロケットロケットロケットロケットロケット

・comic探訪はまだ続く。これはモーニンク連載゙にもかかわらず気づいてなかった未読作品でした。ボクは題名だけ認識して千原兄弟みたいな勝手な連想をしてたんですが(どんな連想だ)、全く先入観というのは怖ろしい。直球勝負のNASA物、JAXA物のお話でした。



・主人公・南波六太が宇宙飛行士を志すクダリから選考試験の様が丁寧に描かれています。六太とともに脇を固める弟・日々人(宇宙飛行士)やライバル達は皆魅力的なキャラで、笑いあり涙ありで読ませます。あの「じゃんけん」は名場面ですな。あそこで5ッ星は確定しました。



・そんでまあ今8巻まで読みました。日々人が月に行ったとこ。むちゃくちゃ先が気になる場面で中断してますので、あ゛~先は言わないで!とりあえず最大級の賛辞だと思っていただいてイイんですけどこの漫画、全巻揃えることにしました!イエ~イ!

宇宙兄弟(1) (モーニングKC)/小山 宙哉
¥580
Amazon.co.jp

晴れ晴れ晴れ

・派遣切りに遭った若者4人が意気投合し山形・鶴岡から東京まで徒歩の旅を敢行するという話。石田衣良サンらしく現代社会のアンチテーゼをさらりと(本当にさらりと)描こうとしています。それがどうトチ狂ったか最後に圧倒的スケールでお送りします話になって魂消た。結論から言っておきます。そんなのイヤだ。



・ボクだって歩き旅はそうそうしたことはないんですが、夜のピクニック(by恩田陸)経験者としては100km以上も歩くって相当過酷だと思う。その艱難辛苦や旅情そのものを描かないアタリは多分石田氏がわざとそうしてるんだと思うけど、腑に落ちないな。そうかと思えば心象風景が明解かというとそうでもない中途半端さも感じた。



・主人公は石田作品のお約束で中性的な男の子。彼の魅力は十分に伝わってきました。4人の内の謎めいた一人の過去については多くを語りますまい。和解らしきものには確かに涙しましたが、実際はそう簡単でもなかろう。でも、この作品のモチーフは文芸ではなく現実で見たい気がするな。強くそう思う。


明日のマーチ/石田衣良
¥1,575
Amazon.co.jp

ドキドキドキドキドキドキドキドキ

 
 

・すっかりファンになってしまった今野敏サンですが、ウチの父は既にcheck済みで書庫からどっさり借りてきました。「隠蔽捜査の4も出たよ」と教えて買わせる作戦も成功。いや~楽しみだ。異色のキャリア警官・竜崎チャマの活躍を楽しみに本作も読みましたよお。

 

 

 

・何でめちゃくちゃ硬派な警察小説みたいなのに評価がハートマークなのかは、読んだ人なら分かりますね。コイバナですやん・・。アメリカ大統領を迎えるという重要案件の最中に部下に心を奪われる竜崎チャマ。合理性だけで生きてきた唐変木の彼がお医者様でも草津の湯でも治らないビョーキに罹ってどうするのかは意外にも面白かった。

 

 

 

 

 

 

 

・ま、これは1作目から読んで竜崎のキャラを理解している担保の上に成り立っている話なので途中から読むのはオススメできません。でも竜崎署長以下大森署の結束もさらに強固になり戸高クンは今回も大活躍です。他にも順番待ちの本はあるけど、ついこのシリーズを読んじゃうなあ~。

 

 

 

 

 
 
 
疑心―隠蔽捜査〈3〉/今野 敏
¥1,575
Amazon.co.jp

 

ドアドアドアドア

 

・ちょっと今一つな出会いをしてしまった辻村深月サン。しばらくキョリを置いていたのですがたくさんのブロガーさんが好評のレビューをしているのでまた読んでみるコトにしました。これはなかなかの佳品。「確かに評判になるわけだ」と思えるぐらいにはこの作家サンの株も上がりましたよ。

 

 

 

・すでに亡くなってしまった人との一度だけの出会いを描いた物語です。わりとよく聞く題材な割に、条件設定とかその出会いの心象風景に斬新なものがありましたネ。何よりその出会いの仲立ちをする使者(ツナグ)にドラマを持ってきたトコロに「やられた」感がありました。

 

 

 

 

・演劇部の親友を殺してしまったと悔いる少女とその親友の邂逅に怖さが・・。あの世に行ってまで煩悩を引き摺るアタリの描写がこの作家さんならではなのかなと思う。太平楽な男の子には想像もつかない展開です。ここら辺のテイストがどうやら辻村氏の辻村氏たる所以ではないかと思うのですがどうですか?(誰に聞いてる)

 

 

 
 
ツナグ/辻村 深月
¥1,575
Amazon.co.jp

 

雪雪雪雪

・まだまだ続くcomic探訪。小栗旬サンで映画にもなった作品ですね。喘息ちゃんで克己心のホトホト弱いボクとしては「登山」という趣味は人生のオプションに無くて残念なのですが、一方で山男には憧れる(笑)。装備萌えする人間なので、たまにBEPALなんか読んだりして。そう、BEPAL級のボクが堪能した素敵な漫画です。



・基本一話完結のスッキリまとまったお話。山岳救助に携わる人間のお話ですが、ハッピーエンドでないもろに「死」と見つめ合う悲しいお話もあります。それはそれで厳粛で潔いと思う。こういう本を通して子どもに「死」と見つめ合わせるという考え方もあるだろうというエデュケーショナルな感想も持ちました。



・前の同僚に車のお気に入りナンバーを「3190」にしているヒトがいまして、これが登山家なら分かりますね奥穂高の標高なんですが、こういうカタルシスを持ってるってうらやましいな~と思ったのを覚えています。そういうボクも先日クロスカントリースキーを生まれて初めてやりました。学校の体育で(笑)。三歩クンほどではないですが、雪と戯れる日々です。



岳 (1) (ビッグコミックス)/石塚 真一
¥550
Amazon.co.jp

飛行機飛行機飛行機飛行機

・同僚のコが有川サン大好きで机に全作並べています。ボクは「新作出たよ」と教えて借りる作戦に出ました。で、早速読めました。感謝。これが実質は新年初読み(レビューが遅いもんでww)。本作も有川節でしっかり人情の機微を描いていますよ~。



・この作品を起こすに至った面白い経緯があるようです。何か帯に書いてたけどよく読まなかった。前書きも大して理解できなかった(キャラメルがどうとか)・・けど、大切なことは本文が文芸としてのqualityを保っているかどうかなんじゃないかな。ボク的な結論は「有川浩に初めて触れる作品としてはどうかな」ってところ。



・異能を持つ主人公・真也クンですが、コレがそれほど大きな主題ではないところが面白いと思う。家族愛、親子愛がホンノリとにじみ出るよいお話です。恋愛はベタ甘ではなく大人編ですな。でも「愛してる」っていう言葉がしっくりとプロットにはまった作品は久しぶりに読んだと思う。


ヒア・カムズ・ザ・サン/有川 浩
¥1,365
Amazon.co.jp

電話電話電話電話電話

 

・続編・・ですね。降格処分となった竜崎チャマが所轄でさぞかし不遇な日々を過ごすのかと思ったそうではなかった。人質立て籠もり事件にSITもSATも登場し竜崎チャマは前線の指揮を執ることになります。読後スッキリ感は前作をはるかに凌ぎました。さすがに山本周五郎賞を獲るわけだ。

 

 

 

・(ボク達がそう考える)キャリアのステレオタイプに当てはまらない竜崎チャマの合理性に充ち満ちた言動に触れるたび、前作以上に感情移入してしまう自分。直轄の上司の方面本部をあしらったり、部下に下駄を預ける心意気が見られたりと、これでファンも相当増えたことでしょう。シリーズは4まであるのか。楽しみだ。

 

 

 

 

・前作で竜崎課長にやっつけられた大森署のノンキャリ戸高クン(皮肉屋)も復活。竜崎署長のもとで水を得た魚のように大活躍します。これが一番気持ち良かったかな。引き合いに出して悪いけど「踊る大捜査線」のような無力感を残さなかったのがこの作品の5ッ星たる所以です。

 

 

 

果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)/今野 敏
¥620
Amazon.co.jp

 

ラーメンラーメンラーメン

 

・執事の話はなかなか借りられず、外堀を埋めるような気分で本作も借りてみました。そういえば「もう誘拐なんてしない」は年始のドラマになってましたね。素敵にツボを外していて残念なお知らせの作品でした(大野クンはじめキャストは良かったと思うんだけど)。

 

 

 

・本作は学園物(って題名に書いてある)。ミス研学生が謎解きに絡んでくるというお決まりの設定ですが、キャラに魅力があるかと言えばそうではなく、プロットに迫力があるかと言えばそうでもなく、ユーモアにキレがあるかと言えばさして笑えず・・と言った短評になってしまう・・。東川氏の総力はどこで量ればいいのが分からなくなってきた。

 

 

 

 

・最近警察小説ばかり読んでいるので「殺人」という案件に高校生が首を突っ込むことを刑事がホイホイと受容しているのはある意味新鮮でした。そういった非現実の中で主役のお子ちゃま達にさして緊張感がないのも気楽に読めた一方で微妙なトコロでもあると思う。そういえば○○ノベルズの二段組の文章って久しぶりに読んだけど読みにくいな(笑)。

 

 

 

 
 
学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)/東川 篤哉
¥860
Amazon.co.jp

 

音譜音譜音譜

 

・前回のレビューで予告してましたが三連休にディズニーランドに行ってきました~。大きな声では言えないのですが、実はボク舞浜に初めて行きました。「イイ年して一度も行ったことが無い」というのがボクの小ネタの一つだったんですけど。あーでも楽しかったです(笑)。

 

 

 

・以前からもそうであり、また3.11の際のゲストへの対応でも名を上げたディズニーのhospitalityに注目して一日を過ごして来ました(ボクにとってはアトラクションは結構二の次だった)。確かにこの本に書いている通りだ。人材を育成する環境の醸成は、色んな業界でも参考になると思う。ただ、本質的な問題は「後輩がなかなかいない」というボク自身の現実だ。年寄りばっかりで(悲)。

 

 

 

 

・そんなワケで様々なhospitality mindに接して来ました。ウチの子と言ったらポップコーンを二度も落っことしやがって、その度に「いいですよ。そのままで結構です♪」とキャストさんがすぐに駆けつけてきました。立派だ。ホントに。でまあ、誇りを持って仕事ができるというのは本当に幸せなことだ。ボクはその幸せを分けてもらいにまた行こうと心に誓ったのでした。

 

 

 

 
 
9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方/福島 文二郎
¥1,365
Amazon.co.jp

 

星星星星

・かなり話題になった作品なのでボクだって知らなかったワケではないのですが、年末年始のcomic三昧で手に取りました。日本人でなければできないモチーフですよね。ボクは手塚治虫の「ブッダ」は熱中して読みましたが、片割れは概ねそこにスタンダードを置いていると言っていいのかな。



・大きな声では言えないのですがもう一人の片割れの方は全くと言っていいほどよく知らないので、聖書とか読んで歴史を繙いていれば楽しめるのかしらんと思ったりもしますが、そんな予備知識がなくたって多分楽しめるのだろう。ボクは十分堪能したから。



・基本は「お上りさん」で、あとは様々な小ネタで楽しませる。画風も相まってなかなかな漫画だと思いました。キャラは枚挙に暇が無いでしょうし、これからどう展開していくのか楽しみでもあります。お上りさん・・さーてボクも明日は家族を連れてディズニーランドだ!


聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)/中村 光
¥580
Amazon.co.jp