・身近な人からも「さいとほさん、これはいいぞう」とお話を頂いていたんですが、とうとう単行本では読まなかった。なぜかと言うとボクがこの業界に住まっているからなんですよね。退勤とともに仕事のことを綺麗に忘れるボク(悪く言えば不真面目、良く言えば重要なメンタル・コントロール)としては手を出しにくい主題だと思ったんですよね。
・「職員室にロクな人間はいない。そもそもいるワケがない」というのは、夏目漱石を皮切りにずっと言われ続けてきていることなんですけど、ええ、その通りです(笑)。「坊ちゃん」みたいに笑えればいいのですが、宮部氏だと「火車」みたいに社会派的現実バッサリドラマを構築しそう・・。そんな三島屋のおちかさんみたいなおののきの心境でページを開いたのでした。
・面白い!どうして今まで読まなかったんだろうボクのバカバカって感じです。宮部作品のお得意の才気煥発少年少女、救いがたいバカ、物分かり良く慧眼の大人(見守る)、そして果てしなき長広舌。国語辞典並みのページ数なんか屁でもないですね。この世界に浸れるなら。
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