天 音の「幸せライフの作り方♪」~幸せ満載日記~-百合の花


こんにちは、Norikaです。


サロン「天音」へようこそ


今日は4月21日。


私の大切な友達の誕生日です。


私は今、家族とともに暮らす町は


第2のふるさとです。




生まれ育った実家から下宿生活となった私。


そんな私も、今のダンナサマと知り合い、結婚をし、


この街が終の棲家になりました。



社会人になってから赴任した土地なので


友達と呼べる友達がいなかった私。


そんな私が初めて「のりちゃん」と呼んでくれる・・・


「のりちゃん」と呼ぶ事を心から許せる「友達」が彼女でした。



秘書室に勤務する彼女は


まさしく「秘書室の花」でした。



でも「花」と呼ばれる彼女でも


上司に「焼きそばUFO」を使いっぱしりされる事に憤慨する姿・・・


「貴女は窓口のしんどさがわからないでしょ?」


と、罵倒された悔しさを・・・


私は知っていました。


同期でただ2人の女子だったので


ココロを分かち合える友達でした。


理不尽なことが大嫌いで、怒り心頭になる私


悩んだりする私をいつも理解し・・・


「のりちゃんらしくていい。」


「それでいいんだよ」


って、いつも私を認め・・・


励ましてくれました。



そして私達の勤続15年のお祝い金がもらえる頃


彼女の姿がオフィスの彼女の席から姿を消したのです、


・・・そう、ある日突然。



そして数日後、彼女のご主人から「闘病」に入った事を聞かされました。


病名に、あまりにショックで目の前が真っ暗になりました。


会いたい・・・


でもなんと言えばいいのか・・・


怖くて会えない・・・


そして勤続祝い金で


彼女と私のお守りの水晶のブレスレットを作り


彼女の自宅玄関のノブに引っ掛けておいてきたのが


精一杯でした。


そして数日後、手紙が届きました。


「・・・病気になって初めて自分のことを大切に思ってくれる人たちが


こんなに沢山いてくれることを知り、私はとても幸せです」


と記されてありました。


そして入院して1週間後・・・


やっと病院へ彼女に会いに行きました。


「清水の舞台から飛びりる」つもりで。


あまりにてんぱっていて、「お見舞い」も持たずに・・・


後で大笑いしたのですが。


6月に入院し、


快方に向っていると思っていました。



そしてお見舞いに行った10月15日


その日なんとなく病室に入ったら


笑顔だけど少し不安気な視線が気になりました。


でも、話を始めるといつもの様子で。


彼女が疲れないようにいつも時間を決めて、いつも面会をしていたのですが


その日ばかりは、なんだか引き止められる気がして・・・


取り留めの無い話をなんだかずっとしていた気がします。


そして、その日の夕方、彼女は意識不明になりました。


そして意識がある状態で会うのは


その日が最後になりました。



それでも入院した初夏から亡くなるまでの12月まで


オフィスの彼女の机を毎日拭き・・・


ちっちゃな花器に


彼女のような可愛らしいミニバラを添え・・・


空白で主の帰るのを待つデスクに


「ゆみちゃん、早く帰ってくるように」と話しかけていました。



毎日、日記のようなはがきを相変わらずの内容で書き続け・・・


病室から外にいけないゆみちゃんに、


季節とか・・・


オフィスのみんなの様子とか・・・


知らせたくって。


彼女は戻ってくる・・・と信じて。



はがきは交代で看病をするご家族が


枕元で読んでいてくれたそうで・・・


ご家族の皆さんにも感謝でした。



でも12月も半ばを過ぎたころ


いつものように週末こっそり病室の前に花を届ける私を


見つけ、彼女のお義父さまが声を掛けてくれました。



「のりちゃん、あの子に会っていってくれない?」



少し躊躇したのですが、病室に入りました。


その時看護師の方が痰の吸引に来られ・・・


その様子を見ました。


意識が無いにもかかわらず


とても苦しく咽ぶ彼女の姿に


彼女が力を振り絞って


「のりちゃん、私は生きてるよ!」


「精一杯生きてるよ!」


とその姿を通じて


彼女の気持ちが伝わってきました。




そして数日後、彼女は天国に召されました。


一報を受け、彼女に会いに行きました。


全然痩せていなくて。


彼女にぴったりの薄化粧が施され・・・


まるでお姫様のようでした。


悲しいはずなのに・・・


辛いはずなのに・・・


最後の別れになってしまうのに。


出てきた言葉は


「ゆみちゃん、偉かったな・・・


本当によく頑張ったよ・・・


もう楽になってな・・・」


後はこみ上げる涙と共に


「ありがとう、本当にありがとう」


と悲しいはずなのに


泣きながら、何度も何度も笑顔で言っていました。


今日は彼女の誕生日。


彼女はもう・・・


永遠に38歳です。


ゆみちゃん・・・


また誕生日がきたね。


ゆみちゃんだけずっときれいなままで


38歳だね。


2歳違いの私たちが8歳違いになるね。


ゆみちゃんは今の私を見てなんていってくれるかな?


もがいたり・・・


悩んだりしている私に


時折ゆみちゃんの声を無償に聴きたくなる・・・


「のりちゃん~♪」ってね。



桜の花が満開です。


8年と言う時間が過ぎ・・・


記憶は薄れることなく・・・


それ以上に現実味を持って


ゆみちゃんの声が聞こえる。



忘れないよ、ゆみちゃんの声。



今も見てくれているよね、みんなの事。



ゆみちゃんのお母さんのところへ


毎年のごとくお花を届けてくるね。


また泣かせてしまうけど。



今日は、桜の花が満開です。



桜の季節に生を受け・・・



沢山の人たちに



沢山の優しさを残して



ゆみちゃんは桜の満開の世界へ帰っていったんだね。



いつかまた会える日のために


ゆみちゃんに胸を張って


「頑張って生きてきたよ」って言える様に


今日も精一杯「今」を生きていくよ。



じゃ、またね。



大好きなゆみちゃん、お誕生日おめでとう



Norika