主人公※禅語（心に降りてくる言葉）

ランダムに・氣まぐれに。
本日も、私の心に降ってきた言葉やエネルギーを、お届けして参ります。

当ブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
天眞音・クルール（アマネ・クルール）・眞樹子です。

受け取ったメッセージではなく、今回は「禅語」の一つをお届けするんですけどね。

結局はメッセージに繋がる内容になっておりますねぇ。

主人公

【私の所感】
え？という、今さら感があるほど、耳馴染みのある言葉だと思います。

例えば映画やドラマなどの主役を指す言葉として、日常的に会話の中でも見聞きしますし、話したりもしますのでね。

ですが言葉の意味として、禅語（仏語）だということをご存知ない方が、案外いらっしゃるのかもしれません。

もともとの意味

その昔、中国に ”瑞巌（ずいがん）和尚” という方がいらっしゃったそうです。

その方は、毎日毎日、独り言を話していたんだそうです。

自分自身に向かって「おーい、主人公」と呼びかけ、その呼びかけに対してまたまた自ら「はーい（or大丈夫）」と返事をしていたそうです。

傍目に見ると、少々アヤシイ感じの人にも見られるかもw

「おーい、主人公（自分）よ。はっきりと目を醒ましているか？」と問いかけ、その問いに自ら「はい（大丈夫です）。」と答える。

「おーい、主人公（自分）よ。これから先も、人に騙されなないようにするんですよ」と問いかけ、また再び「はい（大丈夫です）。」と自らに答える。

その繰り返しをしているので、確かに独り言をずっと言い続けている人に見えますよね。

主人公という禅語は、瑞巌和尚の佇まいといいますか、日々の在り方から来たものだということになります。

誰もがしていること

瑞巌和尚の場合は、自らに問いかけるということも、それに対する答えも、どちらも「声に出して」おこなっていたので、それもあって人目を引くといいますか、ある意味目立っていたのだと思います。

ですがこれ、「そういう風に出来るんですよ」という、とても分かりやすい ”型出し” でもあります。

だってちょっと考えてみると、わざわざ声に出さなくっても、心の中や脳内で問いかけ・それに答えるということは出来ますから。

自問自答、というものですね。

人が行動に至るには、都度都度・細かな取捨選択をしていることになりますから、誰もが日々・頭の中やら心の中で、自らに問いかけ・自らに答える…という作業を繰り返していることになります。

その自問自答の回数は、毎日３万～４万回と云われているそうです。

めちゃめちゃ凄い回数を、日々の生活の中で繰り返しているのですが、そのほとんどは「無意識レベル」での繰り返しです。

その、無意識レベルの繰り返しであり、自問自答のプロセスこそが、「思考」といわれるものになりますが、そこに ”意識を向ける” ということ。

「主人公」　という言葉から、「無意識の意識化」についても、どうやら伝えてほしいようです。

本質であり核心

「主人公」という言葉は、自分の中に存在している ”本当の自分” だということ。

”もう一人の自分” ではないんですよ。

幾つかの側面を持ち合わせてはおりますが、「私はワタシ」で一つの存在なんですから。

主人公という、本質であり魂であり、「ワタシ」を成す一番の核心となる部分。

その「本質」に自ら ”意識的に” 問いかけ、「うん、大丈夫」と自らを確認しながら答えるというプロセス。

そのプロセス、その時間を、大切にしてほしい。

「一人一人が主人公」なんですよ、本当に。

それぞれが素晴らしい個性や特性を携えて、この世に在るワケですからね。

それを踏まえて、持っているものに氣付き・受け入れ・使う・活かす…ということが必要になります。

誰かの手を介してではなく、自分自身の手でね。

見失っているのなら、見つけたらいい。
喪失しているのなら、取り戻したらいい。

あらゆるものに囚われず、束縛されず、自由自在で在り続ける。

主体性のある「主人公」として在るように…という投げかけであり、それに対する答えは、お一人お一人に委ねられてもいます。

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これはあくまでも、私の所感の一部。

メッセージをどう感じて受け取るのかは、いつでも！一人一人の手に委ねられておりますよ。

※ヒーローやヒロインは、外側の世界に居る自分とはかけ離れた誰かじゃないんですよ。一人一人がヒーローでありヒロインであり「主人公」です。自分の人生を生きるのは、他の誰にも出来ないことなんですもん。あ、但し「悲劇のヒロイン」には浸らないようにしたいものです。そういう状態の自分が好きな方や、まさに今の自分が悲劇のヒロインだと思っている方は、まずは「そう思うのはどうしてか？」という自らの内側にあるものを、掘り下げてみるところから、ですね。