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─── この世界には


ノーマル(N)、フィジカル(P)、


ブラッド(B)、インテリジェンス(I)


そして、


アイビー(I&B)


5つのタイプの人間が存在する・・・ ───









あれから時は経ち、


B、I&Bタイプへの違法行為を


禁止する法と、罰則が国際法となった。


そして、


タイプ別に


生きていかなければならない時代は、


終わりを告げた。


自分のタイプがどうであろうと、


自由に生きていける時代が、


きた。





この特区も改革された。


トップに立つ人達は、


総入れ替えされ、


新たに櫻井主任が、


この研究室の主任を兼任する形で


トップに。


そして、


Bタイプへの強制的な血液提供と、


特区での暮らしが廃止。


新たに住む場所と就職先が提供された。


元々あった住居は、


病院に建て替えられ、


最先端の医療が受けれる


場所へと変わった。







「二宮くん、今日も行くんでしょ?

もう上がって大丈夫だよ」



「あ、はい!すみません、

お先に失礼しますっ!!」



時計を確認して、焦る。


スマホとバッグを取り、走った。