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こつん、と額が合わさる。





ありがとう、愛してる・・・





「潤」


伝わってきた感情に


胸が熱くなる。




「っ・・・!」


「潤っ!!?」



突然、脇腹の辺りを抑え苦しみ出す。



「っだい、じょうぶ・・・だから」


「潤!」


「ダメだっ・・・!俺に、触れないで」



触れようとした手は、


弾かれた。





また、潤だけが苦しむのは・・・




「いやだ」


「やめ、っ」



潤の制止を遮り、


潤が押えてる場所に手を重ねた。



「っ!!」



感情なのか痛みや苦しみなのか、


混ざりに混ざった何かが流れ込む。




ボクだって、潤を失いたくないんだ・・・!




「かず、なり・・・」



ボクの名前を呼んで


意識を失う潤。



「潤っ!!やだよ!目、開けて・・・!」





「どうした?!」


ボクの異変に気づいた大野さんが


部屋に入ってくる。



「大野さん!どうしよ、潤っ・・・潤が」


「落ち着け。今、助け呼ぶから」



ボクの頬に手を添え、


ちゅ、と触れるだけのキスをくれる。



「和也、大丈夫だ。すぐ助け来るから」


「うん・・・」




大野さんが、


そう言うだけで落ち着けるから


不思議だ。