十干別オーケストラ楽器担当 | 星屑の道標

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インナーチャイルドカード・西洋占星術によるセッションを行っています。

私は高校からチェロを弾きはじめ、大学オーケストラに入り、20代の時間はほぼほぼオケにつぎ込みました。

オーケストラは様々な楽器が役割分担して曲を仕上げます。
オケをやっているとき
「なぜあなたはその楽器を選んだの?」
ということにとても興味があったんですよね。
理由があるし、楽器ごとにカラーがある。
「オーケストラ楽器別人間学」という本も出ていますね。

久しぶりに楽器のこと考えていたら、なんだかそのことを思い出して、十干に割り当ててみました。
私の、ほんの少しのオケ人生から生まれた偏見と独断によるものですが、どうぞご覧ください。
(楽器により若干テンションの差がみられますが、何卒お許しくださいm(__)m)


(いらすとやさん、ありがとうございます)


甲 コントラバス 
甲は自然界では木。
みて、舞台の右側。
"木が並んでる!!"
…いえいえ、あれはコントラバス。
大きく揺るがず楽器を構える様子はまさに大木。
…ハイ、見た目からの選出ですwww
自分を曲げずことさら主張もせず
、でもそこにいてくれる安心感があります。
音程の区別もつきにくい(低すぎて)、運搬も大変な楽器をあえて選ぶ、信念が通っているのも甲らしい。

乙 弦楽器全般(コントラバス以外)
乙は自然界では草花。
舞台の中央に広がる、弓の草原!!
大木(甲ことコントラバス)に見守られながら、さざめく音たち。
一糸乱れぬボーイング芸。
乙はソロより集団向き。
足並み揃えてひとつの音色を作り上げる、弦楽器パートが似合います。


丙 トランペット クラリネット
丙は自然界では太陽。
明るく世界を照らす丙には、オケ内陽性楽器の二大巨頭・トランペットとクラリネットを選出しました。
"陽性楽器"(造語です)とは何か?それは「誰か演奏しても明るい音色が出る楽器」です。(甘夏談)
トランペットの明朗会計な真っ直ぐな音。
クラリネットの空から降るような軽くユーモラスな音。
どちらもひとの心を明るく照らすこと間違いなしです。

丁 オーボエ いぶし銀のビオラ
丁は自然界では灯。
丁の持つ繊細な世界を表現できる楽器がオーボエ以外にあるか!?いや、ない!!
オーボエと言えば気難しい、気難しいと言えばオーボエ。
特徴のある音色で旋律を奏でまくる、丁にはそんな表現者が似合います。
オケの主役だよね。
もうひとつ、いぶし銀のビオラ。
ただのビオラではダメです。
独特の世界感をもち、集団のなかにいてもなぜかキラリと光るそんな個性を持つビオリストさん。
オケの中でもこだわりと表現には一目置かれる存在。

戊 トロンボーン
戊は自然界では山。
トロンボーン、その圧倒的な存在感により選出しました。
常時細やかに吹いているわけではないが、1度構えたら場をかっさらうかのような活躍。
舞台の背後から低音で見守り、支えています。
低音楽器全般、面倒見のよさを感じるのですが、特にトロンボーンは飲み会の世話を焼きそうなんですよねw
音楽面以外の人の繋がりを大事に育んでくれるのは、戊の人たちじゃなかろうか。

己 セカンドバイオリン(内声部) セカンドのつくパート 
己は自然界では大地。
地味で目立たない、常にファースト(メロディライン)の下を支える、決してでしゃばらないセカンドバイオリン。
そして、ファーストに寄り添うようなセカンドパート。
メロディラインは伴奏に乗ることで良い旋律になると考えています。
支えなしにメロディは美しく奏でられないものよ。
己の人は音楽の土壌を作る人たち。
そして、団内ゴシップを1番知っているwww


庚 打楽器 特にシンバル
庚は自然界では刀。
目の覚めるようなシンバルを鳴らすのは、庚しかいない。
その思い切りのよさ、度胸のよさ、一音入魂を発揮するなら打楽器でしょ!
あの人なら間違いない、という仕事をしてくれる。
曲の9割を座って過ごし、4楽章冒頭で一発鳴らし、いい仕事をした顔でまた座って欲しい。
終わったら、お客さまの喝采も独り占め。
打楽器は楽器にもよるけど、曲を支配することもあるんですよね。
出番は多くなくとも、インパクト大かつ責任重大な打楽器は庚さんしかいない。

辛 フルート
辛は自然界では宝石。
そう、舞台の中央で輝くあなたはフルートです。
辛さんには輝いて欲しい!
涼しい顔で美しくメロディを吹き、客の話題をさらう、まさにオケの女王。
高音楽器(音が目立つ)、そしてメロディ(主旋律)を担当するための練習は相当なものでしょう。
でも、そんなことは感じさせない美しさを魅せることで音楽が輝きます。
見た目も音楽も麗しく。

壬 ホルン 
壬は自然界では海。
中低音のなかでも、響きが広いホルンを選出。
ホルンのなかでも、どちらかというと朗々と歌い上げる高音パート(1st、3rd)がふさわしいでしょうか。
なめらかでいてあたたかい、包み込むようなホルンの音色で客席を感動の海に浸してくれる壬さんがみたい。
あの人たち、なんかいつも余裕な感じに見えるんですよね、不思議と。

癸  ファゴット
癸は自然界では雨。
ファゴットの、ユーモラスでありながら哀愁を漂わせる音色はミステリアスな癸さんのよう。
オブラートに包みながら木管パートを支え、中低音同士ホルンやチェロと絡み、本来のパートの仕事へ戻っていく。
あと案外曲中、演奏し続けている印象があるんです。中低音の宿命か!?めげず、へこたれず、気がつくとどこからともなく聴こえるファゴットは癸さんです。


ご清聴、ありがとうございました。

先にTwitter先行配信をしたので、そちらの反応も。

まずは日干庚のまる先生
打楽器が大好きだそうで~❤
オケ以外からの選出は中殺ならでは。

バンドでキーボードを弾いていた、日干己のミズマチ先生


やはり下支えの役目なのですね~。
ソロには向き不向きがありますよね!
(私も無理…)

こんな方もいらっしゃいました~!


ちょうど丙の欄書いていたときに!
トランペットの音色で明るく照らして欲しいな~。

という訳で、甘夏の偏見による十干別オーケストラ楽器担当振り分けブログでした!

最後にBGMつけとこう。
ブラームス 交響曲第1番 第4楽章


あと、有名な"新世界"
ドヴォルザーク 交響曲第9番

4楽章、笑っちゃう~!
ベタだよなぁ。