皮膚科医ママ、甘夏のブログ

皮膚科医ママ、甘夏のブログ

皮膚科医甘夏の診察日記、育児日記、あれこれです。

Amebaでブログを始めよう!
まだまだはいはいしない次男。

おなかをつけてぐるぐる360度回転したり、後ずさりはいはしたりはするものの、
とにかく前進しない!

おもちゃを前においても、うっ!と手足をのばしてみるが、とれずに泣いちゃったり、、。

その代わりかおすわりで回転したりする。

膝の上でたたせるとたったりするので、いわゆるシャフリングベビーでは無さそう。

がんばれ次男!
久しぶりの更新になります。

10ヶ月の次男がまだはいはいしないので、かなり心配していますしょぼん

首座り3ヶ月。
寝返り6ヶ月。
おすわり8ヶ月。

うつぶせが嫌いで仰向けばかっりしているうちに遅れてると思ってましたが、遅過ぎ??
脇を持ってたたせるとぐにゃっとなったり、まだつかまり立ちも遠い、、、。

先日10ヶ月検診でも、小児科のドクターに
『うーん、、、。少し遅れているね、、。1歳まで要観察にしましょう。』
といわれてしまいました。

その後保健婦さんの面談で、はいはいの促し方、練習方法など教わり、
『1歳になったら電話していいですか?』
とやさしくいってくれました。
 
やっぱり、遅いんだなーと確認した10ヶ月検診でした。

母は、どうなっても絶対に守るから、あなたなりにゆっくりでも成長してね!!



4歳長男とただいま1歳の次男の育児中音譜ノ私。
長男のときよりかなりゆるい育児です~(^~^)

長男と同じく次男に対しても、私なりにこだわって母乳育児でがんばっていますが、
私の母乳は、さし乳であることがわかっているため、ちょこちょこ、ほしがるだけあげるというスタンスであせらず授乳しています。長男のときには、最初の一ヶ月、体重が増えているか心配で心配でしょうがなかったです。

離乳食も、だいたいこんな感じかな、とか、BFも利用したりしてお気楽に。。。
長男のときはがんばってすべて手作り!!
BFもレバー粉末とか、瓶のものも外出時には利用しやすくて、いいものですね。

泣いていてもこれはおっぱいかな、これは眠いのね、これは暇だから私をよんでるのかも。。。とか
いろいろ感じる余裕がありますかね☆

写真が長男のときより少なめで、申し訳ないのだけど、やはり全く同じようには育てられないのだなあと
痛感している今日この頃です。




今の時期赤ちゃんで一番多いのがあせもです!

医学的には汗疹(かんしん)といいます。

おでこ、鼻の頭、首周り、腕に多いですね。汗が乾きにくい部分や乳幼児の場合はおむつでおおわれている部分も、要注意ゾーンです。

うちの次男、おっぱいを飲むときに大量に汗をかきます!
飲んで1分ぐらいでおでこ、腕に玉のような汗がふきでて毎回すごいな~と思います。
すぐにタオルで押さえるようにして、汗を吸収させ、あせも予防につとめています。
長男はここまで汗はでなかったような、、、。個人差があるのでしょうね。


さて、あせもはなぜできるのでしょう??

発汗時に汗の管である汗管が閉塞し、汗が皮膚の外に出ずに汗管外(皮膚内)に漏出して発症します。
皮膚の浅いところでの閉塞は、水疱が主にでき水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)といいます。痒みはないことが多くすぐに引きます。白っぽいごく小さい水ぶくれです。気づかないうちに治ってしまいます。

一方、深いところでの閉塞は、丘疹(ぶつぶつ)が主にでき、その場合、湿疹を併発して赤くなるため
紅色汗疹(こうしょくかんしん)と呼ばれます。痒みも出ることが多いです。
だいたいこの状態で病院に来られる患者さんがほとんどです。

実は、びっくりされる方が多いのですが、汗腺の数というのは大人も乳幼児もほぼ同じ
つまり、乳幼児の場合は小さな面積に汗腺が密集しているため汗をたくさんかくのです。
乳幼児は、汗を拭いたり、汗をかいたら着替えたりするなど、自分でスキンケアをすることができません。そのためお母さんがきめ細かくみてあげることがとても大切になるのです。

子供の場合は、特に、掻き壊してしまうと、とびひ(伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん))の原因になることもあります。すぐにつぶれる水ぶくれがどんどん広がります。
もしあせもを痒がるようであれば、早めに受診させてくださいね!

治療はどうするの?

できてしまったあせもには、ステロイド外用剤非ステロイド系の外用剤がよく効きます。
ステロイド外用剤を5~6日使用してもよくならないときは、別の皮膚病(カンジダなどの真菌)かもしれませんので、皮膚科で相談しましょう。


では、できないようにするには??
 
汗を吸いやすい肌着の着用(木綿・ガーゼ)させて、単純ですが、汗をかいたらこまめに着替えさせてあげることです。そのままにしておくのはいけません。すぐにあせもができてしまいます。

さらに汗をかきやすい場所は、こまめに濡れタオルで叩くように汗を拭き取ります。
まめにお風呂で行水させるのもいいですね!お風呂に入れるとママもすっきりして気分がさわやかになりますよ!

また寝るときにはクーラーを上手に使うとあせもの予防になります。
昼間は扇風機で涼しく、夜はクーラーで、調節してくださいね。


と、ここまで長々と説明してきましたが、うちの次男坊、しっかりスキンケアしてるんですが、
それでもあせもはできちゃいますショック!

なので、あせもできてもあまり神経質にならずに、ひどくしないように気をつけて気楽に子育てしましょうねべーっだ!






はじめまして!

甘夏といいます。

30代、4歳と1歳の2人の男の子のママです。

皮膚科医になって10年以上たちました。
日本皮膚科学会専門医の資格も持っていますが、現在育児真っ最中のためパートでクリニックに勤務させてもらっています。

これから、皮膚のこと、育児のこと、いろいろなことを綴っていこうと思います。

よろしくおねがいします。