医師から立ち仕事は、しばらくはできませんよと宣告されていました。

入院して3ヶ月経った頃に、退院許可が出たんですが、まだまだリハビリは続いていたんです。

 

 

リハビリは

車椅子から、そろそろ松葉杖にしましょうと言われていた時、リハビリ室では、歩行訓練が始まっていました。

まず、怪我した右足には体重の1/3の負荷にしてくださいというので、その感覚を必死で探ったのを今でも鮮明に覚えています。

期間は忘れましたが、1/3が終わると、次は、1/2です。

これが結構難しいんですよね。

普段歩く時に、自分の体重がどのように足に乗っているかって気にしていないですからね。

あと、膝を曲げるリハビリをするんですけど、全然曲がらないんです。

今でも右膝は曲がらずにいますが、正座で座ることができないし、胡座も安定感がほぼないんです。

こんな状況ではありましたが、なんとか、松葉杖状態で退院することができました。

 

入院中もずっとおかしかったけど退院して一気に

今まで前向きにどんなことも取り組んできたので、気持ちだけは切らさずに頑張ろうって思っていたんです。

が、無理やりそう思っていたのか、毎日、起きている時間は、体が怠く食欲もない。そのうち、感情の起伏が自分ではないと思っているのに、涙が溢れてくる。

さらに、追い討ちをかけるように、夜寝付くことができない。ベッドに横になっても何度も何度も寝返りをうって、寝付くことができない。

そんな日々を送っていくうちに、死にたい、もう終わりにしたいと考えてしまうようになっていったのです。

そんな日々が続いたある日のことです。ようやく明け方に眠ることができたのですが、今度は、起き上がることができなくなってしまいました。まるで、体に重い鉛を背負っているそんな感じになってしまいました。

 

これはおかしい

睡眠不足なのに、夜寝付けない、おまけにベッドから起き上がることもできない。常に頭は痛いし、食事をとると吐き気さえある。

僕は、自分の体に異変があることを認めたくなかった。でも、これはおかしいと思い、体調が優れない時に通ういつものお医者さんのところへ行ってきました。

僕の症状を先生は、ウンウンと頷きながら聞いてくださり、触診をすることもなく、いきなり

「アマンさん、紹介状を書きますから心療内科に行ってください。僕の経験上、心と脳に問題を抱えていると思われます。」

え?一瞬体が硬直しました。心療内科?とは、一体どんな病院なのだろう?一度家に戻り、調べてみると「精神科」であることがわかりました。

「俺、心が壊れているんだ・・・」
「何で、俺が・・・」

もうその場で気が狂いそうになりましたが、翌日、その病院に行きました。

 

重度のうつ病

心療内科の受付にいくと、まず、カウンセリングを受けてほしいと言われ、担当者と1時間以上に渡って話をしました。

話をすると言っても、僕が一方的に、今まであったこと、現状の体調のことなどなどを話す感じでした。実は、このあたりの記憶が曖昧でよく覚えていません。

そして、面接終了後、医師の元へ行きました。

医師は、開口一番、「うつ病です。それもかなり重度です。」と。僕は、覚悟はしていたものの、自分がうつ病になるなんて思ってもいなかったので、受け入れがたい気持ちであったことを覚えています。

そして、続けざまに、「30日間入院しましょう。」と言われ、その場で入院決定です。

投薬もありましたが、後で聞いたところ、医師は、自死の恐れを強く感じたそうです。そこまで追い込まれていたのかとその言葉を聞いたときは、驚きましたが、とにかく一旦家に戻り着替えを少しだけ持って、入院しました。

 

入院生活は

病院は、とても規則正しく日々を過ごさせてくれます。起床は、6時、朝食は7時。昼食は12時。夕食は18時と決まっていました。

食後に飲む薬や就寝前に飲む薬など、数え切れないほどの薬を服用していたと思います。

僕は、自分が置かれている立場がよくわからないし、病院での過ごし方もわかりませんでした。でも、入院患者の中では、軽度な部類に入っていたので、届をすれば外出も可能でした。

病院の近くに本屋さんがあったので、ちょくちょく行っては、たくさんの本を読んだものです。

 

 

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