外壁リフォームには、主に以下の3つの種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1. 塗り替え
既存の外壁の上から新しい塗料を塗る方法です。比較的費用を抑えられますが、下地の状態によっては塗り替えができない場合があります。
- メリット:
- 費用が安い
- 工期が短い
- 色や模様の選択肢が豊富で、仕上がりのイメージを自由に表現できる
- デメリット:
- 下地の状態が悪いと施工できない
- 耐用年数が比較的短い（10～15年程度）
- デザインの自由度が低い
- 費用相場: 50万円～150万円（30坪程度の住宅の場合）
- 工期: 1～2週間程度
2. 重ね張り（カバー工法）
既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねて張る方法です。既存の外壁を撤去する必要がないため、工期が短く、費用も抑えられます。
- メリット:
- 既存の外壁を撤去する必要がないため、工期が短い
- 費用が比較的安い
- 断熱性を向上させやすい
- 既存の外壁を保護するため、耐久性が高い
- デメリット:
- 既存の外壁の厚みが増すため、窓やドアの開閉に支障が出る場合がある
- 下地の状態によっては施工できない
- 重量が増えるため、耐震性に注意が必要
- 費用相場: 100万円～200万円（30坪程度の住宅の場合）
- 工期: 1～2週間程度
3. 張り替え
既存の外壁を全て撤去し、新しい外壁材を張る方法です。最も費用がかかりますが、下地からしっかりと補修できるため、耐久性が高く、デザインの自由度も広がります。
- メリット:
- 下地からしっかりと補修できるため、耐久性が高い
- デザインの自由度が高い
- 耐用年数が長い（20～30年程度）
- 既存の外壁の問題点を根本的に解決できる
- デメリット:
- 費用が高い
- 工期が長い
- 既存の外壁を撤去するため、廃材処理費用がかかる
- 費用相場: 150万円～300万円（30坪程度の住宅の場合）
- 工期: 2～4週間程度