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『学校では教えてくれない生活保護』、目次です。

2023年1月24日、『学校では教えてくれない生活保護』が出版されます。

 

生活保護バッシングから11年。コロナ禍で最後のセーフティネットは機能しているのか? 諸外国の生活保護ってどんな感じ? 外国人は利用できるの? などなど、基本的なことから上級編まで詰め込みました。

 

 

以下、目次です。

 

 

『学校では教えてくれない生活保護』 河出書房新社 1560円 2023年1月24日発売

 

どういう時に利用できるの? 他の国の制度は? 子どもは高校・大学に行けるの? バイトしたらどうなるの? 〜今知っておきたいリアルな実態と「死なないノウハウ」が詰まった入門書。

 

目次


はじめに
生活保護は最後のセーフティネット
多くの人が抱くマイナスイメージ
コロナ禍でも利用者が増えない生活保護
「身を守る方法」を知っておくために

第1章 今、生活保護をめぐって起きていること
「死刑になりたい」「死のうと思った」、相次ぐ不穏な事件
なぜ、57歳の母と24歳の息子は死んだのか――「八尾市母子餓死事件」
繰り返される痛ましい事件
国会議員による偏見のばらまき
生活保護利用者を孤立させるバッシング
DaiGo氏の発言
 
第2章 生活保護ってどんなもの?
――生活保護問題に取り組む弁護士 小久保哲郎さんに聞く
生活に困っている人に追い打ちをかけたコロナ禍
小久保弁護士に怒濤の一問一答
  ◆生活保護・初級編
  ◆生活保護・よくある誤解編
  ◆生活保護・子どもに関わる制度編
  ◆生活保護・中級編
  ◆生活保護・上級編
  ◆コロナ禍で起きた実際のケース編
困ったら積極的に利用を

◆COLUMN①◆ なぜ水際作戦が起きるのか?
――世田谷区の元・生活保護担当職員 田川英信さんに聞く

第3章 韓国の生活保護~政府の大キャンペーンで利用しやすい制度へ
――大阪公立大学准教授 五石敬路さんに聞く
もともと社会保障が未整備だった韓国
単給化で下がった貧困率
「死角地帯」をなくすための一大キャンペーン
コロナ禍での支援、日本と韓国の違い
困ったら隠さず、話すことが重要

第4章 ドイツの生活保護~ケタ違いの使いやすさ
――法政大学教授 布川日佐史さんに聞く
ドイツでもあった生活保護バッシング
持ち家、車の保有もOK、扶養照会は基本なし
コロナ禍で進化したドイツの生活保護
キーワードは「尊厳」と「信頼」
ドイツ社会の成熟

第5章 外国人は生活保護の対象にならないの?
――「移住者と連帯する全国ネットワーク」運営委員・上智大学教授 稲葉奈々子さんに聞く
難民に冷たい国・日本
外国人は「対象外」の生活保護
コロナ禍で爆発的に増えた外国人からの相談
400%の自己負担となる医療費
生活保護を利用しているととれない永住者の在留資格
ウィシュマさんを見殺しにした入管
目の前の外国人と世界の問題は繋がっている

◆COLUMN②◆ コロナ禍のベトナム人実習生、その苦境
――ベトナム人僧侶 ティック・タム・チーさんに聞く

第6章 貧困と生活保護の30年
――一般社団法人「つくろい東京ファンド」代表理事 稲葉剛さんに聞く
バブル崩壊によってできた「新宿段ボール村」
生活保護申請のため役所と「戦う」日々
扶養照会をなくすためのキャンペーン
労働の「兵役」化
私たちがどういう社会に暮らしたいのか

◆COLUMN③◆ どうしたら利用しやすい仕組みが作れるのか?
――支援界の発明家 佐々木大志郎さんに聞く

おわりに

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