新潟県の信者さん・Aさんからオススメいただいたこの本。
戦前、日本人でありながら満州馬賊の大頭目となった“小白竜”小日向白朗の自伝。
「日本人馬賊王」。
(現在アマゾンでプレミアついてて最低価格なんと7千円!!!
ちなみに私が買った時は最低価格8千円だったぞ!)
こんな優しそうな目をしたおっちゃんが、満州馬賊の大頭目で、満州馬賊の英雄だったなんて、想像できません。
私に小日向を紹介してくださったAさんは、小日向の本を書いた関浩三氏の友人。
関浩三氏は現在の日本における小日向白朗研究の第一人者です。
以下は関浩三氏がかかわられた二冊の本。
日本軍の金塊―馬賊王・小日向白朗の戦後秘録 単行本 – 2013/2)
馬賊戦記〈上〉―小日向白朗 蘇るヒーロー 単行本 – 2005/9
(絶版されていたこの伝説の本の2005年復刻版出版に尽力されたが関浩三氏。
この本、青林堂あたりで安定して出してほしいわ~)
『日本人馬賊王』は内容もかなりぶっ飛んでるので、そのせいか、読んだ人からは「相当膨らましてんじゃね」「ファンタジーなレベル」という意見もあるんですが、私はそうは思いません。
むしろ「公開できる話はこれが限度」という立場の人かと思います・・・・。
戦前の満州馬賊を束ねるっつったらあなた、日本でいえば戦後に山口組とか稲川会まとめるレベルかそれ以上ですよ。はい。
そりゃー、“墓までもってく”話の方が多いに決まってるwwww
内容は、おそらく戦中の方々が読めば
「そうだったのぉおおおおお!!!」
「あれって背景これだったのおおおお!!」
な話ばかりだと思います。
そのせいか、小日向白朗は“ある業界”において、伝説的存在として今も崇拝されているのだとか。
小日向白朗のお話に一本貫かれてるのは
『義侠』
です。
満州馬賊も、本来は市井のなかにあって弱き人々を守るための義侠の人々ということで、
日本軍の一部の横暴と戦うために、やがて抗日ゲリラとなりました。
(当時の日本軍が中国人民から反発を買っていたのは、『七歳の捕虜』にも出てきますね)
小日向白朗も、愛する祖国日本と、愛する第二の故郷中国の間で揺れながら、
満州馬賊の頭目として日本軍の一部の横暴と戦い、
また、日本軍に協力して、日本の外交問題解決に尽力しました。
そして、日中の和解のために奔走しますが、
時代の大きな波は彼の願いをかき消しました。
こういう、歴史の表舞台には決して出てこない義侠の英雄を、
もっと私たちは知るべきではないかと思うんです。
そして、中国の人々の美意識にふれてほしいです。
知る人ぞ知る伝説の英雄・小日向白朗。
こういう人こそ、『男の色気』にみちてると私は思うんですよね。
(^ω^)
ただのエロは地獄的とかなんとか以前に単純につまらん!
背負ってるものや美学があるからこその色気なのだよ!
ド━━━━m9(゚∀゚)━━━━ン!!