いろいろ感想文を書くブログ

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今日はかのドストエフスキーの長編小説「カラマーゾフの兄弟」について書きます。

ドストエフスキーは「小説というものの質を根本から変えた」とかなんとか言われるぐらいの世界的巨匠であり、また、かの村上春樹氏や、最近活躍している中村文則氏もこの作家から強く影響を受けているというのですから、少しでも小説に興味を持っているのなら、是非とも読んでおきたい作家だと思います。

「カラマーゾフの兄弟」はそんなドストエフスキーの最高傑作とも言われる作品です。

フョードル・カラマーゾフという成り上がりの地主から産まれた三兄弟が二人の女を巡ってすったもんだした挙句、殺人事件が発生、みたいな話だったと思います。

めちゃくちゃ長大ですが、ストーリーを追っていくのはそれほど難しくありません。

というか、物語そのものがとんでもなく面白く、ぐいぐい引かれていく感じです。色んな人間が出てきて、色んなエピソードが語られ、作品全体が熱気に満ちています。

何より素晴らしいと思うのは人物造形で、特に長男のドミートリイなんかは、散財と借金を繰り返し、放埓な生活に明け暮れるどうしようもない面も持ちつつ、同時に高潔さも併せ持つ、極めて魅力的な人物だと思います。

「大審問官」など宗教的な要素も興味深かったのですが、キリスト教に関して全くの素人である僕としてはちょっととっつきにくかったなあ、という感じです。

まあとにかく面白い小説なので、是非読んでみてください。