こんばんはあまみのそらです
今日も高村光太郎の詩の中から一篇読みたいと思います。
怒
怒とは何
怒とは存在の調革
人そのものになんの怒り
因果の狂い、人間の非力に腹が立つ
非力の者のけなげさを誰が知る
被ひかぶさる理不尽の力に腹が立つのだ
腹が立つのを恐れない
怒は無明のうらうへ
力の変圧
雲の密集に孕む熱雷
怒は人間を浄める
怒は人類の向きを匤す
腹が立つのを恐れない
詩の中で「怒は無明のうらうへ」というところがありました。
あの…何かな?と思って広辞苑で調べました。
無明っていうのは真理の対極にある煩悩のことだそうです。
うらうへっていうのは、多分すごく古い言葉で、漢字だと「裏表」って書くんですね。
それをうらうへって読むらしいんですけれども
「無明のうらうへ」
煩悩と対極にあるっていうことなんでしょうね
怒りは無明煩悩のうらうへ、裏表。
解説なんかできないんですけれども、ちょっとこの一節の意味を自分でもじっくり考えてみたいなあと思います
怒りは、無明の、うらうへ
今日は高村光太郎の怒を朗読しました