あまめま*じゅんのスパンキング・ブログ                        

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第1弾 『海の中のアタシ・空の中のアイツ』
双子の海と空のハラハラ・ドキドキの物語♪
第2弾 『星と月美のいい関係』
星と家庭教師の月美&トレーニングの日々!

    愛情たっぷりのおしおき満載(*'▽')

1.変態!?

 

pm12:30

2人はヒップハートに到着した。海は興味深そうに、ガラス張りになっているトレーニングルームの中を見回した。昼休み中で眞木野の姿は見当たらなかった。2人の前に現れたのは、まるで清掃作業員のような格好をした星だった。

 

「そんなつなぎ着て、何してんの?」

空が不思議そうに尋ねると、

「昨日の罰で、これ着て店中ピカピカにしろって。少しでもホコリが残ってたら、ただじゃおかないからなって脅されて。」

「大変だなぁ。オレも手伝うから一緒に頑張ろうな。」

「空先輩ありがとう。」

「昨日、お泊まりどうだった?お尻大丈夫だった?」

海が心配そうに聞くと、

「うん・・・。昨日ここに着いたのがam2:00ぐらいで、眞木野さんすぐに寝ちゃったから結局何もなかった。」

 

“やっぱり眞木野さんって、みんなが言うほど怖くないんじゃん”

海は眞木野に呼び出されここに来ることを恐れていたので、ホッと胸をなでおろした。

「私も掃除させられるのかな?面倒くさいなあ。さっさと叱られて帰りたいのに。」

今の会話を聞いていたのかどうか、ふと気づくと眞木野が受付に立っていた。

 

「あっ、おはようございます。」

空が慌ててあいさつすると、

「ああ。」

とぶっきらぼうな返事をされた。

「昨日はご迷惑かけてすみませんでした。」

海がペコッと頭を下げると、

「遅くまでご苦労さん。お陰で星のケツはダメージ0だ。よかったな星。」

「どうせその分、今日叩かれるんでしょ?」

星が口を尖らせて言うと、

「このまま何もないってことはあり得ないよな。」

 

重い空気になりそうなところを、

「私もお掃除すればいいですか?」

海が明るく聞くと、

「海はオレの雑用係だ。1日中オレのそばにくっついてろ。」

「え?」

「本当ならケツ丸出しにして、四六時中いつでも叩けるように鼓笛隊の太鼓みたいに小脇に抱えておきたいところだが、他のお客さんの手前そういうわけにはいかないからな。」

「何それ・・・」

海は露骨に怪訝な顔をした。

“眞木野さんって変態なの?昨日のロープの話といい、今のキモイ話といい”

 

空が吹き出しそうなのをこらえているのを見て、海は空の背中をボンッと叩いた。

「痛っ。何すんだよ!」

「空のバカッ」

「海が太鼓にされてるの想像してた。」

「何でそんな想像すんのよ。頭おかしいんじゃないの!」

海がもう1発叩こうとするのを、

「おいおい、兄妹ゲンカなら家でやってくれ。」

眞木野が呆れて仲裁に入った。

 

「今日は何時までになりますか?」

海が不安そうに聞くと、

「最後までだ。」

「最後って・・・あと何時間あるの・・・」

「8時間ぐらいだな。」

「ずっと?」

「昨日帰り際に、また何をしでかすか分からないから、残りの夏休みずっと見張っていてほしいって、お兄さんに頼まれたからな。」

「それで今日ここに呼ばれたの?」

「家で暇にしてると、また良からぬことを思いつくだろうからって。」

「そんな風に思ってるんだ。お兄ちゃん、ひどい・・・」

「過保護だよな。もう高校生なんだから、自由にどこへでも行かせてやればいいのにな。」

「同感!ずっとお兄ちゃんに干渉されてるのたまんない。」

「まあ、まったく信用されてないようだから仕方ないよな。小、中学生のころと扱いは変わってないんだろ?海がもっと高校生らしくしっかりすれば、お兄さんもおまえを見る目が変わるだろうに。生意気なことばかり言うくせに、おまえのやってることガキ過ぎるもんな。」

 

眞木野に『同感!』と思った気持ちをすぐに撤回した。やっぱり言うことは他の大人たちと同じで、自分のことを非難し責め立てることばかりだとがっかりした。感情がすぐ顔に出てしまう海だから、きっと眞木野も海のそんな気持ちはお見通しだったに違いない。

 

「昨日はあのあと、お兄さんにたっぷりおしおきされたのか?」

眞木野に聞かれて、海はあっけらかんと

「何もなかったですよ。」

と答えた。

「お兄さん呆れ果てて、叱る気にもなれなかったんだろうな。もうお尻叩かれたくてうずうずしてるんじゃないか?」

「そんなことないです。おしおきなんてされなくても、ちゃんと反省したから大丈夫です。」

「ふっ」

眞木野に鼻で笑われた。

 

海はそれが悔しくてブスッとしていると、

「代わりにオレがたっぷりとおしおきしてやるからな。嫌というほど反省できるだろう。」

「全然知らない人にされても、反省なんてできるはずないから。」

海が不機嫌そうにボソッとつぶやくと、

「そうだよな。海とはまだ知り合い程度のつき合いだもんな。でもたとえ親しい間柄であったとしても、本心から反省なんてしないだろ?それにおしおきする側の人間の気持ちなんて、おまえは一切考えたことないだろうし。」

 

いろいろと反論したい思いはあったが、これ以上話を続けたらここから逃げ出したくなりそうだったので、苦笑いして曖昧な態度でごまかした。

 

その後、海は眞木野に言われたように、ずっとそばにくっついて彼の仕事を観察していた。トレーニングにおいては老若男女それぞれに見合ったメニューを提供し、みな充実した時間を過ごしていた。ヒーリングルームでは親身になって相談に乗り、前向きな気持ちになれるよう励ましの言葉をかけたり、一方で厳しく追い詰めるような口調で𠮟責し、中には泣き出してしまう人もいて、部外者である海までが怒られているようでオドオドしてしまう場面もあった。対応の仕方は1人1人違っていたけれど、共通して言えることは、誰もが眞木野の手の平でいとも簡単に転がされているようだった。

 

おしおきの時間になると、海は部屋から出されてドアの近くで中の様子を伺っていた。バチンバチンとお尻を叩く音、「痛い」「ごめんなさい」という悲痛の叫びがはっきりと聞こえてきて、自分までおしおきされている気分になった。

 

“私もあとでこうなるんだ・・・”

そう思うと人ごとではなく、ドアの向こう側の見えないところで行われているおしおきを、自分に置き換えシュミレーションを重ねた。今日は常連さんばかりだったので、みなあたりまえのようにお尻を叩かれ、すっきりした顔をして帰って行った。

 

“どうしてみんな、眞木野さんの前では素直になっちゃうんだろう?今まで何百人ものお客さんの相談に乗ったり、お説教したり、お尻を叩いてきて、人の心を操るのがうまいんだろうな。ここに通い続けている人たちは、眞木野さんに心を開いていて、信頼してるんだろう。そうじゃなきゃ、こんなおしおき付のジムに通わないよね。それかみんなMの人たちで、叱られたりお尻叩かれるのが好きな人たちなのかも。私はこんなところ絶対に嫌だ!わざわざお金払って、自分から罰を受けに来るなんて信じられない”

 

いつの間にか辺りが暗くなってきて、空は受付の仕事をしたり掃除をしたり、自分のやるべき仕事を忙しそうにこなしていた。

“星はどこに行っちゃったんだろう?”

と思っていたら、入り口のドアが開いて汗びっしょりの星が入って来た。

「どこ行ってたの?」

海が不思議そうに尋ねると、

「眞木野さんが町内一周ゴミ拾いして来いって言うから。」

と言って、大きな袋いっぱいに詰まったゴミを海に見せた。

 

「そんなこともさせられてるの?」

「地域社会に貢献するためだって言ってた。」

「ふーん、大変だね。」

まるで人ごとのようにシラーっとしている海に向かって、

「昨日のペナルティでやってるんだよな?」

と空が口を挟んだ。

「そうか、ごめん。」

海はハッとして星に謝った。

 

星は着替えてからヒーリングルームにいる眞木野のところへ行き、戻って来たことを伝えた。眞木野はソファにドーンと腰かけてコーヒーを飲んでいた。

「今日はトレーニングも勉強もナシだ。1日中掃除とゴミ拾いに徹しろ。」

朝そう告げられていたので、

「全部終わりました。」

と報告すると、

「よし。」

と言われ腕をグイッと引き寄せられた。これはそのままひざに乗せられ、おしおきされることを意味する。

 

星は慌てて、

「ちょっと待って。ドア閉めるから。」

と言うと、

「別に開けっ放しで構わないだろ。」

と切り返された。それどころか、

「海、こっち来い。」

と待合室で休憩中の海を呼びつけた。

 

「お願い、1人ずつにして。」

「何で?」

「だって・・・」

「海に見られるのが恥ずかしいのか?」

「短パンの上からならいいけど。」

「男なんだから生尻見られたってどうってことないだろ。」

「どうってことなくない。」

「よし、分かった。」

 

海がヒーリングルームに入ると、すでに星は眞木野のひざの上に乗せられていた。背筋がゾクッとするのを感じ、ゴクンとつばを飲み込んだ。

“お客さんがいなくなってひと段落したから、とうとう自分たちのおしおきの時間になったんだ。星はどれだけ叩かれるんだろう?”

つるんでいた仲間のおしおきとなれば、自分もそれと同等の罰を受けることになるはずだ。あれだけ厳しいと聞いていた眞木野のおしおきを見るのは初めてで、さっきまでドアを挟んで聞き耳を立てていた音声だけの情報が蘇り、心臓のドキドキが止まらなかった。

 

星は眞木野のひざの上に横たわった状態で、頭を上げてドアの方に目を向け、そこに海がいることを確認した。海が立っている位置は自分の頭の方なので、もろにお尻を見られることはないのがせめてもの救いだった。眞木野に「短パンの上から」とお願いし承諾を得たものの、それを鵜吞みにすることはできない。

“絶対に眞木野さんは約束なんて守らない”

確信的にそう思った。

 

「海、こっちに来て星の足を押さえてくれ。」

「えっ!!」

星は驚いて叫び声を上げ、首をブンブン振ったが、

「おまえ、いつも足バタバタしてじっとしてないだろ。」

と責められた。足をバタバタさせてしまうのは、かなり厳しいおしおきのときだった。

「バタバタしないから、押さえなくて大丈夫。」

「根性ないヤツには無理だろ。」

「お願い眞木野さん、今日は絶対に絶対に動かないから。」

必死に頼む星を見て、

「じゃあ少しでも暴れたら、海に押さえてもらうからな。」

「うん、分かった。」

 

海としては空のおしおきをしょっちゅう至近距離で見ているので、男子のお尻を見ることなんて何でもなかった。でも足を押さえるとなると、かなり間近で見ることになる。空ならお互いに大丈夫でも、他の男子となるとさすがにためらう気持ちはある。それよりも、もしそれが逆の立場になったら・・・

 

“いくら眞木野さんだって、そのへんは考慮するよね”

と思ったものの、今までの変態発言を思い返すと不安になった。そんなことを考えてるうちに、星のおしおきが始まった。

 

 

つづく