オーバーツーリズムで、
各地なにかを有料化して清掃や安全確保に回そうという動きがあるようです。
これから述べることは、30年以上前と12年前の思い出です。
海外で徴収された外国人料金。
当時は「え?なんで?」でした。
今は理解できています。
現地の人達の負担軽減だということが。
はじめてわからないお金を払わされたのは、
1985年ダライラマ法王猊下の灌頂儀礼が行われて、
修士論文のフィールドワークに行きました。
場所はビハール州ガヤ(ブッダガヤ)
「村の使用料」5ルピーを払わさせました。
この時は「貧しい村だから仕方ない」くらいしか思いませんでした。後で知ったのですが、ガイジンさんは20か30ルピー払わさせられていたようです。私はチベット人と同行していたのでチベット人と同じ料金を言われたようでした。尚、中国でもネパールでもヨーロッパ在住でもチベット人はチベット人料金だったようでした。
この当時のインドは観光地の入場料は外国人料金はありませんでした。
1986年ネパール経由で中国領に入って、外国人はお金が違ったんです。外氾券・兌換券と呼ばれるお金で、田舎だと知らない人もいて、支払いがめんどうでした。価値は人民元1元対1.4-1.8元でした。最初は誰かと対対で交換してしまいました。さらに当時の中国では各種外国人料金が設定されていて特に飛行機は2倍以上だった記憶があります。一時帰国の時ラサ→成都は外国人料金で乗ったのに成都→広州は人民料金で、あれ?と思ったら、夜、「チケットを売り間違えたのよ。ごめんなさい」と
ホテルまでおばちゃんが徴収に来ました。
その後1994年ラサ入りでは兌換券は廃止されていました。
話しは飛んで2011年。
息子とふたりでインド・ブータン旅行へ行きました。
インド・西ベンガル州コルカタで、
途中知り合ったインド人のおすすめ観光地に行きましたが、
入場料は3種類
1.インド国民
2.南アジア地域協力連合SAARC
3.その他の外国人
確か1.8倍だったかしら?
ブータンでは公定料金パックなので、
やはりそこは外国人料金。
現地で買い物しようとすると、
値切らせてもらえませんでしたし。
話しは変わりますが、
ネパール王朝がなくなった理由のひとつとして、
がいこく人ツーリストの長期滞在であると言われています。
あまりの数、
税金を払わない国民みたいなのを養っていた状態だったと。
もうひとつは隣国Cの影響ですが。
さて、では今後の日本は?
ツーリスト・ビザでの長期滞在はありえないものの、
観光施設・交通機関はナントカ税を徴収すべきか否か?
ですね。
私は地方自治体の判断でいいと思いますが、
なにしろ日本のことなので、決定が遅いだろうなと。
それから迷惑行為やスレスレ犯罪に対する罰金も、
言語能力の高い警察官の採用も考える必要がありますね。
警察は在留者犯罪対策も含めて。