今の仕事の前は埼玉大学で音楽学の非常勤講師をしていました。
これからときどき大学の講義を振り返っていきます。
資料の整理などをしながら教科書的な本を作ってみようかなと。
今日は当時の私の仕事に関する家族の理解度。
理解度が高い学生たちに恵まれたこと。
聖飢魔Ⅱを授業で使うからVHSを貸してと弟に頼んだら、
「VHSあげるよ」って。なぜかレベッカもつけてくれました。
弟の年代のバンドだけど…授業で使うことがあるかなあ?
さいたま市出身だけどね。
やはり一度も授業で使ったことがなかったなあ。
※元受講生のかた…いや授業で聴いた…というのがあれば教えてください。
弟たちや実母は私が授業で取り上げて欲しい音楽の
カセットとかVHSをよくくれていました。
上の弟は武満徹・高橋アキ。
でもマドンナの宮下宣子さんのトロンボーンはお宝らしく、
私に回すことはありませんでした。
下の弟は当時和製Rockに分類されていたバンド。
実母はNHKラジオから持ってきた音質×だけど、
実際に使わなかったとはいえ、なにかヒントになったものもありました。
「コミック・ソング」とか結構私の発想に近いものがあったなあ。
家族は私を応援してくれていたのだろうか?
それとも自分が好きな音楽を学生に聴いてもらいたかったのだろうか?
私の授業は一見音楽鑑賞会みたいなものでしたが、
テーマがあってランダムに分野を超えた音楽を鑑賞しながら考察していくスタイルでした。
配偶者が東大の先生が私に似たスタイルで授業をやっているってテレビで見て
「お前東大の先生と同じやんか」って言われてなんか気分悪かったなあ。
息子は「おかん、先生」ってそれだけしか言わないから。
でも大学の模擬授業に参加して帰ったら、
「ウチでおかんと雑談しているほうが勉強になる。
ウチに大学の先生がいるからね」って。
従兄のおにいちゃんだけが「和子ちゃん、大学で仕事したり、本出したり凄いなあ」って。
今や文化人類学や音楽教育や言語学の大学院に行って研究者になった学生や
プロで音楽関係の仕事に就いた学生には「実は専門的。凄すぎる」と言われていました。
それと3年目から始めたグループワーク。
これをきっかけにカップルも出来てお子さんも。












J.S.バッハのトリオ・ソナタから3人プラスの編成を比較。
2012年後期3回目。