発達障害グレーのHくんに日本語を教え始めたのは3年前。
最初は日本語学校を目指していたのですが。
彼が選んだテキストで趣味の時間っぽくなったのでテキスト変更。その後就職して時間がなくなりE-ラーニングで通信教育(英語圏のもの)ですが先生なしではうまくいかないとわかり(日本語能力試験も日本留学のSkype面接もダメでした)再履修が始まりました。
今回は前回途中まで進んだ「FUN & EASY」の学び直しに加えて「いろどり」と「まるごと」を組み合わせてインド人の3倍くらい時間をかけて教えることにしました。
またインド人への教え方ではなく、私が苦手とする「教え込み」で授業をすすめることにしました。インド人だと自分たちで考えたり、クラス授業ではディスカッションしたりと言った私が得意なスタイルで教えられるのですが、パキスタン人は誰に対しても「教え込み」じゃないと覚えてもらえません。現地の教育事情の違いがはっきりわかったので柔軟に対応できるようになったのは私のほうが学びがあったと思います。
さて…いつもやる気があるのかないのかわからないHくん。
授業が終わってからテレビを観たい配偶者がこっそり部屋に入ってきて終わった後「生気がない子やな。横から聞いとって思うわ」という感じです。

停電があと何分!
停電が始まるまでに授業を受けて課題を終わらせなければ…という切迫感で謎に必死です。
パキスタン、
時々本格停電も計画停電もあるようです。
原油値上がり・風力発電でまかない切れず、電力供給が追い付かないようです。
経済も悪化しているし、ネットワークエラーもしょっちゅうだし、インドの20年前よりひどい状況ではないかと。これを話したらインド人学習者がHくんのために気を遣って自分の授業時間をずらしてくださいました。彼女は小さい頃の記憶があるのでわかるみたいです。
2023/1/8のカラチ停電・翌日計画停電
パキスタンの経済状況を知りました。
学びとは何かを学びました。
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