除草に「ヤギレンタル」どうぞ、寂しがり屋なので2頭1組…4月から本格派遣 (読売新聞オンライン)
この記事を読んで、どうかなって思いました。
この子たちの世話をさせられたのですが…。
すでにイスラム教徒のみなさんが美味しくいただきました。
時々介護に行ってあげている友人の弟さんが買ってきて、こともあろうに翌々日パキスタンに帰省しちゃった!!
私が面倒みることになったのですが、
チベットでの経験があったから世話できたんだけどねえ。
世話している間、日本語が出てこないんだわ!!
ずっとチベット語で山羊に話しかけていた。
山羊、ひつじより頭がいいってことになっているんだけど、
…この子たち、頭悪いわ。
きっとチベットでは山羊がひつじを率いて牧草地を歩くリーダーだからそういうのね。
この子たち、紐はぐるぐる自分に巻き付けるし、巻き付ける前はその辺の草を食べていたんだけど、巻き付けて自分で動けなくなったら目の前にエサを置いても食べない。私が手で与えないと食べない。メスにエサやっているとオスが怒って私を角で突こうとするし(躱し方はチベットで覚えているから弟さんよりしっかりできる)バナナの皮とスイカの皮を両方持って行くとスイカの皮しか食べない偏食なんだわ。別々に分けて持っていった。そして牧草しか食べられない環境を自分たちで作っちゃたから、牧草を尽きて友人、買いに行った。田舎だから売っているところがあったけど、売っているところがなかったらどうするんだね。水やりもまだ暑すぎるという時期ではなかったのですが一頭ずつ汲んではやり汲んではやり…ほぼ2時間おきだったかしら。
友人の介護と家事と山羊の世話で忙しかったわ。山羊がいなかったら静かな田舎で介護しながら本人が寝ている間やカレーを食べに夕食に出ている間に仕事や勉強をする時間もあったはずだったんですけれど。
そうか…牧畜民の奥さんはこんなに忙しかったのね。
友人の実家ではお母さまがペットで山羊とか大き目の動物を飼っていることもあるそうですが、広い敷地で壁の囲いがある家だから事情が違うんですけどね。
また学校で飼っていた(たぶんこの子たちはそうだと思う)、動物園や遊園地で飼っていた山羊は甘えることを前提として育てているのだからチベットの遊牧地やパキスタンの牧畜農家とは全然性質が違うと思うんですけどね。
さて、山羊のレンタル、思っているほど飼育は簡単ではないと。
飼育に慣れている人たちの発想だからでは。
またイード(犠牲祭)でいなくなってから、山羊が食べた雑草がなくなった地帯、どうなったかというと…。
自宅に戻って1カ月半後また友人宅に行ったら…。
植物は強い!山羊が食べる前より草茫々!!
植物に心があるなら、食べられて滅びないよう頑張って生えなきゃって思ったんだろうと感じた。
自然の強さとは何かを知り実感できました
でも…可愛かった
もう少し子どもの頃から飼って育てるんなら飼いたいなあ。
日本脱出して移民するようなことになったら飼おうかな。
奈良公園の鹿の可愛さを想像してくだされば。