教育のために怒った演技をします。
本当に怒ってしまったら演技になりません。
だたし、私は声が大きい…150ホーンくらい軽く出ます。
この仕事に転職してから、ふだんは静かに話すようになったので、
その落差は音楽科教員の頃の常に大きな声…センプレフォルテ…以上に効きます。
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私は仏教徒なので、怒り方を忘れました。
私は仏教徒なので、嫉妬を忘れました。
私は仏教徒なんで、欲望を貪ることを忘れました。
読経や瞑想がそういう心を鎮めます。
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昨年度の勤務校で数学に零点取りつづけていたPAKくん。
このときも怒った演技をしました。
…点数を取りました…が…やらなくていい行動をとったので、
「おじゃん」!!でした。
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さて、昨日ですが…カノジョができて勉強に心がいかないヒンドゥスタニーくん。
1学期のカノジョがいなかった頃はイード以外はほぼ全部出席していました。
でも1学期に考えていたことは、「お金」と「俳優になる」ことばかりでした。
「アクタルになったらお金どのくらいもうかるかな」
どうも頭がひとつのことに集中して、いろいろなことをするのが苦手なようです。
2学期になってからカノジョができて欠席しがちになり、
授業中にカノジョとチャットしていたり、トイレにしょっちゅう行ったり…。
試験の結果!!!!!
進級ピンチ!!!!
そして…救済のノート提出は教科担任の先生が細かくご指導されていたので、
あと1教科…、それ…でも…2点。キレイにして出して。
さらにいいい
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ある教科のレポート。
課題とは無関係な内容をサイトからまる写しして、しかもカノジョの代筆!!
これはどの国に住んでも通用しない!!
「これはおかしいでしょ!!」と怒涛の怒り声。
教科担任の先生が私の怒り声にビビってしまいました。
がんがんに日本語で叱り続けたので、ヒンドゥスタニーくん、目に涙を浮かべました。
「先生、こんなの認めないでくださいね」
…と言って教室を出て…。
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学級担任の先生がホームルームのため、教室の入り口にいらして…
私「(ニタっ)本来教科担任の先生がお決めになって差し出がましいとは思いましたが、
認めるとヒンドゥスタニーくんのためにならないので言わせていただきました」(にこっ)
↑学級担任の先生、私の演技にお気づきになりました。
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月曜日、もう一度ダメ押しで
「あなたはビハール州の生徒より劣る。日本人はビハールのチーティング(カンニング)を知っている。
ヒンドゥスタニー人はみんな悪いと日本人に思われる」とこれは、英語かヒンディで言おうと思っています。
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それでも、不正やカンニングなどを行っていないので、いずれきちんとしてくれる日がくるでしょう。
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彼のレポートで思い出した若い頃のウワサ。
ある大学の先生は試験の点数は紙飛行機にして飛ばした距離で点数をつけている。
読んでいないので試しに課題とは無関係なチョコレートパフェのレシピを長々と一面に書いたら「優」だった。
…これはウソだと思います。
ですが、長々何か書いてあればなんとかなると思っているのはヒンドゥスタニー人だけでなく、日本人にもありますね。
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そういえば、私も追加レポートでネットからコピペした学生がいて、
しかもコピペ元は私の友達の文章だったので…あなたバリ島に行ったことがあるの??
「いや…そのぉ」「これは〇〇さんでしょ??」「いや…そのぉ」
「大学の先生は学生より勉強しているし、自分の専門のことであれば大抵知っていますからね」
「いや…そのぉ」
「でも〇〇さんをみつけたことは正解ですね。だけど良か可のどちらかしかつけないからね」
…って私、認めたじゃん!!かつて!!
過去の自分が悔しいかも。