子どもの歌☆転調☆『雨の遊園地』 | The sounds☆まいにち知ります・学びます

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久しぶりの音楽ネタです。ぁは(#^.^#)
雨上がりの団地内公園で見た光景…。

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今や児童合唱定番レパートリーである『雨の遊園地』が頭の中で鳴りました。
谷内六郎氏の美しい歌詞と、中村八大氏の「シャッフル」を巧みに使った楽曲。
…で、この楽曲は、提示部が長調、中間部は短調、終結部は提示部の繰り返し。
歌詞の情景をうまく変化させているのですが、
いかんせん、多くの児童合唱では、
「コーダーチィモォブランコもぉー」と歯切れが悪い歌唱になっています。
かといって、田中星児さんみたいな軽すぎるのもおかしいと感じます。
伴奏でシャッフルらしさを引っ張っていくというのが、
指導の正当だろうと思いつつ、2拍めのあしらい、
chi buと、moの鼻での共鳴+唇の振動の関係という技術的な発声指導も、
必要でしょうね。…ずるーずるーと歌った感じがしないようにするには。

そして、短調になったとき、「ひ」の発音を正統的な発声ではなく、
「shi」であるはずる声の当て方に、やや唇を引っ張る
「bocchi」は「bhochi」で歌わせるべきでしょう。

さて、子どもの歌の転調って、
簡単に情景と心情が表現できるとともに、
狭い声域で効果的にモチーフを表現できる技法ではないでしょうか。

この作品では、長調の部分は、いわゆる47抜き調のモチーフを採用し、
転調前に3度進行で下降。
そして短調部分では、都節で展開され、一旦オーソドックスな不完全終止。
2抜き的なあしらいでdim & rall.の不完全終止。
そして、元に戻り、そこでも歌唱部分は不完全終止。
なによりも伴奏パートが秀逸です。
子どもに理屈抜きで音楽の情景を表現させるのに適しているといえましょう。
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以下は、ボーカロイド・鏡音リンによる動画。(初音ミクよりは、私には聞きやすい)


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このシリーズは、青い目の人形、もりのこやぎ…。
時事問題がなければ続きます。たぶん☆



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