ほぼ全員、というか確実に全員、合唱経験者ということで…。
「バス、バリトン、テノール、アルト、メゾソプラノ、ソプラノ」
という分け方は、みなさん知っていますよね。
ですが、それぞれのパートでさらに細かく声質で分けられ、
音楽的役割も、違っていたりします。
特にオペラでは、同じソプラノでも女王だったり、清純な主人公だったりします。
ソプラノだけではないのですが、
今日は、ソプラノだけ説明しますね。
実は、厳密にどの声域・音域と決められていません。
もちろん、個人差もありますから。
☆女声のソプラノ レッジェーロ(スーブレット)コロラトゥーラ(コロラチュラ)リリコ (リリック)リリコ・スピント ドラマティコ
☆男声のソプラノ ソプラニスタ/カウンターテナー/カストラート ボーイソプラノ=トレブル
レッジェーロ(スーブレット)の例
Susanna! or via, sortite (Le nozze di Figaro)
モーツァルト『フィガロの結婚』スザンナ[リリックが演じることもある]
日本でよく知られている例
キャスリーン・バトル(Kathleen Battle) - オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fù)
コロラトゥーラ(コロラチュラ)の例
モーツァルトの歌劇「魔笛」における第2幕の夜の女王アリア『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』
現在テクニックNo.1だろうと思われるスミ・ジョーで
録音状態が悪い??もしかすると、消される??
リリコ (リリック)
Florida Grand Opera, La bohème, Musetta's Waltz, Act II
ラ・ボエーム ミュゼッタのワルツ
同じくよく知られた曲では・・・
La traviata [Libiamo ne' lieti calici] Edita Gruberova&Neil Shicoff
『椿姫』 「乾杯の歌」
リリコ・スピント 後期ロマン派作品に多いです。
Richard Strauss Elektra
リヒャルト・シュトラウス『エレクトラ』
ドラマティコ ジェシー・ノーマン『サムソンとデリラ』
Jessye Norman Samson and Delilah Improved Sound
※過去に、彼女の『魔王』をよく教材楽曲にしていました。
本当にドラマティックです。
では、ここで、比較してみましょう。
ジェシー・ノーマンとキャスリーン・バトル
Jessye Norman + Kathleen Battle 'He's Got The Whole World In His Hand' 1990
スピリチュアル(霊歌)ですが、本当に魂が洗われそうですよね。
尚、ルチア・ポップのように、すべての声質の役をこなしていた人もいます。
ここは、あえて誰でもやれそうで、すなおな表現を要求されるシューベルトで…。
Lucia Popp : "Ganymed" by Franz Schubert
さて、次は男声ソプラノで、日本人のわかりやすい例から挙げます。
ソプラニスタ 岡本友高 アルフレード・カタラーニ 『ラ・ワリー』より
TOMOTAKA OKAMOTO: Catalani, "La Wally": Ebben? Ne andrò lontana
カウンターテナー これは、必ずしもソプラノ声域でなくてもよいい思われる。
裏声ファルセットや頭声で女声の声質。
で、普段テナーで曲によってファルセットを用いる歌手もこう呼ぶ。
日本にもファンが多いドミニク 日本のテレビ番組から
Dominique Visse - Les chemins de l'amour
ボーイソプラノ=トレブル 変声期前の少年
The Three Boys - The Magic Flute (Die Zauberflote) by Mozart
モーツァルト『魔笛』から3人の童
カストラート ルネサンスとバロック時代にソプラノを残すため「タマ取り」した歌手
FARINELLI IL CASTRATO - LASCIA CHIO PIANGA
※この声は、たぶん音声合成して女声でも男声でもないようにしていると思う。
★学生感想「タマ取り!!おそるべしルネッサンス!!」
音楽学専門・理学工学系の専門授業だったら、
この後、ビブラートやトリルのかけ方の違いとか語りまくりたいところ…。
我慢…^^; プリントだけで…合唱の語源…簡単に話した。
2011年4月27日
「バス、バリトン、テノール、アルト、メゾソプラノ、ソプラノ」
という分け方は、みなさん知っていますよね。
ですが、それぞれのパートでさらに細かく声質で分けられ、
音楽的役割も、違っていたりします。
特にオペラでは、同じソプラノでも女王だったり、清純な主人公だったりします。
ソプラノだけではないのですが、
今日は、ソプラノだけ説明しますね。
実は、厳密にどの声域・音域と決められていません。
もちろん、個人差もありますから。
☆女声のソプラノ レッジェーロ(スーブレット)コロラトゥーラ(コロラチュラ)リリコ (リリック)リリコ・スピント ドラマティコ
☆男声のソプラノ ソプラニスタ/カウンターテナー/カストラート ボーイソプラノ=トレブル
レッジェーロ(スーブレット)の例
Susanna! or via, sortite (Le nozze di Figaro)
モーツァルト『フィガロの結婚』スザンナ[リリックが演じることもある]
日本でよく知られている例
キャスリーン・バトル(Kathleen Battle) - オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fù)
コロラトゥーラ(コロラチュラ)の例
モーツァルトの歌劇「魔笛」における第2幕の夜の女王アリア『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』
現在テクニックNo.1だろうと思われるスミ・ジョーで
録音状態が悪い??もしかすると、消される??
リリコ (リリック)
Florida Grand Opera, La bohème, Musetta's Waltz, Act II
ラ・ボエーム ミュゼッタのワルツ
同じくよく知られた曲では・・・
La traviata [Libiamo ne' lieti calici] Edita Gruberova&Neil Shicoff
『椿姫』 「乾杯の歌」
リリコ・スピント 後期ロマン派作品に多いです。
Richard Strauss Elektra
リヒャルト・シュトラウス『エレクトラ』
ドラマティコ ジェシー・ノーマン『サムソンとデリラ』
Jessye Norman Samson and Delilah Improved Sound
※過去に、彼女の『魔王』をよく教材楽曲にしていました。
本当にドラマティックです。
では、ここで、比較してみましょう。
ジェシー・ノーマンとキャスリーン・バトル
Jessye Norman + Kathleen Battle 'He's Got The Whole World In His Hand' 1990
スピリチュアル(霊歌)ですが、本当に魂が洗われそうですよね。
尚、ルチア・ポップのように、すべての声質の役をこなしていた人もいます。
ここは、あえて誰でもやれそうで、すなおな表現を要求されるシューベルトで…。
Lucia Popp : "Ganymed" by Franz Schubert
さて、次は男声ソプラノで、日本人のわかりやすい例から挙げます。
ソプラニスタ 岡本友高 アルフレード・カタラーニ 『ラ・ワリー』より
TOMOTAKA OKAMOTO: Catalani, "La Wally": Ebben? Ne andrò lontana
カウンターテナー これは、必ずしもソプラノ声域でなくてもよいい思われる。
裏声ファルセットや頭声で女声の声質。
で、普段テナーで曲によってファルセットを用いる歌手もこう呼ぶ。
日本にもファンが多いドミニク 日本のテレビ番組から
Dominique Visse - Les chemins de l'amour
ボーイソプラノ=トレブル 変声期前の少年
The Three Boys - The Magic Flute (Die Zauberflote) by Mozart
モーツァルト『魔笛』から3人の童
カストラート ルネサンスとバロック時代にソプラノを残すため「タマ取り」した歌手
FARINELLI IL CASTRATO - LASCIA CHIO PIANGA
※この声は、たぶん音声合成して女声でも男声でもないようにしていると思う。
★学生感想「タマ取り!!おそるべしルネッサンス!!」
音楽学専門・理学工学系の専門授業だったら、
この後、ビブラートやトリルのかけ方の違いとか語りまくりたいところ…。
我慢…^^; プリントだけで…合唱の語源…簡単に話した。
2011年4月27日