留学生への授業[高校]


「日本語の漢字は、音読みと訓読みだけではないですね。

『大人』はだいじんでもおおひとでもなく、おとなと読む、むずかしいです」


当て字とよばれるもの、もともと中国語だったものが日本語の発音そのものの変化。


「ひらがなとカタカナはいつ作られたのですか」


800年ころ。空海というお坊さんが作りました。

サンスクリット語を日本語に置き換えたものです。

ひらがなは主に女性が使いました。

明治時代の小学校教科書は、今、ひらがなを使っていますが、

カタカナでした。戦争が終わってひらがなになりました。

そのときから外来語はカタカナになりました。


また、ひらがなは女性の文字とされていた時代もあります。

(省略)


で、こういう話は、日本在住の子たちにはしない。

留学生は、自国に戻って、友達や或いは経験としてなにかの論文で

取り上げる可能性があるので、「日本は・・・」を言えなくてはいけないから。


で、私自身の興味として、

日本語のように文字と歴史変化が対応している国は、

どこだろうか???


ざっと思いつくのは、コリア半島、台湾、ヴェトナム、モンゴル(内と外)。

「アラビア文字」の発達で宗教的な同調で選んだ諸国。

大小ブリテン島。

旧ロシア。

あら、いろいろあるなぁ~☆


で、今後、そういう国から来た人たちにも、

日本語を教える可能性があるのかと思うと、

なんだか、まだまだ勉強しなくてはいけない、

そればっかりだ。