チベット語をやってよかったのは、

ラサ方言の敬語オンパレードである。


チベット語の敬語は、日本語とほぼ同じくらいいろいろなレベルがあるからだ。

法王猊下、高僧、貴族、庶民同士。


もうすぐPDF公開予定の『ブータン国憲法』の翻訳のときには、

王室に対する言葉に合う敬語は、「皇室敬語」のみとなる。

なんと!!諸橋さんは、昭和初期の『皇室敬語集』(…タイトルではない)を、

神田古本屋街で見つけてきたのだ!!


さて、現在は、どうしようもないけれど、日本語の変化として諦めなくてはならないのが、

「バイト敬語」「ネット敬語?」「とのさま敬語?」


私立中学受験の敬語問題は、

敬語がない地域から来た外国人高校生からみても難問で、

ある意味では、このレベルを知っているかどうかで、

インテリジェンスの有無がわかってしまうということだ。


さて、教材づくりで参考にした敬語の書籍。


女子学生のための「就職対応」ものの言い方とマナーの本/三枝 孝
¥1,020
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坪野和子の音楽社会人類学研究所 アメブロ別館-101014_181856.JPG

日本語の敬語は、性別によって言い方があることも知ってもらいたい。


そのバイト語はやめなさい―プロが教える社会人の正しい話し方/小林 作都子
¥1,260
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外国人高校生がまねしてほしくない敬語だらけ。


敬語マニュアル/浅田 秀子
¥4,893
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これは、良い本。

自分(「内」の人間)と相手(「外」の人間)

さらに話し言葉・書き言葉・手紙・男性・女性・昔


と、分類していてわかりやすい。