チベット語の生徒さんだったオジサンから著書を戴きました
彼は、仕事熱心な人で、しょっちゅう仕事で遅刻していましたが、
それでも、定年前の年齢で熱心に勉強していました。
覚えは決してはやいものではなかったのですが、
耳がとてもよかったので、発音がすごくキレイ。
年上の生徒さんですが、素直な性格で、やりにくいと感じたことはありませんでした。
彼は、海外で日本語教師として暮らしたいという夢があり、
それを実現するための海外旅行が学習の目的であるということでした。
定年で仕事を辞される直前まで会社やお得意様から頼りにされていたのも伝わりました。
仕事をやめられてから数ヵ月後に、チベットへ旅行へ行くというご連絡をいただき、
さらに数ヵ月後、無事帰国のご報告をいただきました。
ひさしぶりのご連絡は、この著書です
- ¥1,260
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旅行記ってタイトルでないのが、彼らしいです。
前文を見て、人柄そのものなんで、ほんわかしました。
妻と小旅行という理由でお休みがあり、愛妻家なのねぇ、いつまても新婚みたいでいいなぁ、
と、思っていたら、奥様に何度も国際電話をしていたとのこと。
やっぱりぃぃぃっ。
そして、タイトルどおり飄々とした旅を続け、短い文で、見聞が読者に正確に伝わってきます。
それから、決断力。
出発前に伺っていた壮大な計画を変更しつつ、楽しんでいたのが理解できます。
海外でなにかあってはいけないという思いで、安全を選択し、無茶しない。
これは
旅のベテランの姿勢ですね。
彼は、若い頃、何度もネパール登山を経験しているので、
判断の力が自然に身についているのだと感じました。
団塊の世代にみられる「旅の達人」のお金をかけずに現地を楽しむ、
年齢を重ねても、若い人たちよりもパワフルな旅をしている様子もわかります。
…でも飄々としている…。
交通事情で待つ・容易に目的知に進む、冷静な判断もは、
これからコアな土地へ一人旅しようとする読者の参考になるでしょう。
ゴルムドまで鉄道に乗ったんですね…うらやましい!!
あっ…いずれお酒のみましょう
忘年会お誘いしますね。