自分に本気になってくれる人との出会いで
人生を変えることができる
息子を見ていて、心からそう思います
昨年秋から大学に通う前の空いた時間を使って
貯めたお小遣いで、人生を救ってくれた耕せにっぽんでお世話になった方と何度も旅に出ています
今回も、高知のイベントに、今までに知り合った方たちとも会えるからと行きました
いつもは止めないのですが、入学式の前日に帰ってくるというので、ちょっと忙しくないかい？大丈夫？と、これからも旅のチャンスはあるでしょ？と言ったところ
「ただ観光に行くとかならいつでも行けるから今じゃなくても良いし、お金も惜しくなると思うけど、誰に会うか、誰と何を話すかなんだよ。
そこにめちゃくちゃ価値があるから行くんだよ」
この子は本気で自分の意思で動いてる…
自分の安易な気持ちが恥ずかしくなりました
自分に本気でぶつかってくれる、信頼できる存在が、一人でもいたら、出会えたら
どんなに落ちても人生諦めることがなく、立ち直ることができる
それは
親でも
学校の先生でも
病院の先生でも
塾の先生でも
不登校の支援の方でも
近所のおじちゃんでも
誰でも良い
君のことを知りたい
なにが苦しくて、嫌で
なにが楽しいのか
こうなって欲しい
こうなるべきという思いや
期待がなく
ただただ、今の自分をわかろうとしてくれる
自分自身を大切にしなかった時は
めちゃくちゃ本気で叱ってくれる
そんな存在が1人でもいれば、例えどん底に落ちても必ず立ち直れる
何度でも何度でも
そんな存在に親がなれれば一番いい
ただこれが難しい
親だから難しい…
親は子どもと向き合う時
小さな頃からのたくさんの出来事が根底にあり、今の現状を目の前にすると、必ず未来へ不安が出てきます
今を、今だけ見て
向き合うことがなかなかできないないのです
親は子供との拗れた関係を修復しようともしますが、
「こうなって欲しい」
という思いがどうしても根底にあるため、ますます拗れてしまう
親の愛とも思えるこの
「こうなって欲しい」は
今のままじゃダメ
未来が不安
もっとこうするべきだよということがベースにあるので
余計に追い込むのです
そして子どもも、本当は親が大好きだから
一番頼れるはずの親にも分かってもらえない
もういいやと
何もかも諦めてしまのです
ちなみに
私のこうなって欲しい思いは、
不安がベースにあり、しかも
「私の気持ちを分かって欲しい」
でした
例えば
学校へ行って欲しい
私はお金を稼ぐためには学歴大事って知ってる
稼がないと生きていけないんだよ
ゲームばかりしないで欲しい
視野を広げるためにもいろんなことをした方が楽しいし、将来何になりたいかもみつかるかもしれない
ゲームではお金が稼げないよ
引きこもっていないで外に出て欲しい
ちゃんとご飯を食べて
夜は寝て、歯を磨いたり、お風呂に入ったり、生活をちゃんとして欲しい
太陽の光を浴びなければ精神的にも肉体的にもよくない！
成長期なのに
身体を壊さないでよ
赤ちゃんのころから大切に守ってきた命なんだよ‼︎
結局…
こんなに大切に思ってる気持ち
愛してることを分かって欲しい
分かってよって
怒りにもなるほど強い感情に変わっていきました
そしてぶつかり合って
お互いにどん底に落ちていきました
生きていてくれればそれでいいや
今、笑えるならそれでいいや
私も息子も家の中で心から笑えるなら
それで良い、それが良い
投げやりに
そう心底思えるようになって
自分がしたいこと、好きなことに向き合い始めて
私の中で最終的に息子のことより自分のこと
今何がしたい？をとにかく行動に移し始めていったら
するとまもなく
不思議なことが起きました
逆に息子から、このままは嫌だ、助けてとSOSが来たんです
そこからです
いろんな方の助けをもらい
この子の本当の気持ちに触れながら
何年もかけて関係を再構築していきました
結局
家族が心から笑い合えるようになったから
息子も
外に出たい
変わりたいと思えてきたようです
引きこもって暗闇にいる
日々の子どもの姿からいろいろ言いたくなってしまうと思うのですが
まずは自分と向き合うこと
まず親自身が軽くなり
親が心配や不安、期待に気付いて手放してから
向き合うことが
一番の近道だと本気で思います
そのためにも
子どものことは一度置いといて
自分が楽しく生きれるよう
自分の心を救ってあげる
子どもがこうなったら楽しいし
笑えるんだけどって出てきますが
子どもがこうしたらっていうのは条件なので、外します
今できること、自分の中だけでできる楽しさを感じてやってみてください
不思議なんですが
楽しく生きてるだけで、笑ってるだけで
目の前の現実が変わってくるのです
え？この状況で出来ないよと言わずに
誰かのサポートを受けながらでも
自分を癒す、やりたいことをやる
楽しく笑うという生活を
まず送ってみてください
ただ自分と向き合うって
いろいろ出てくるので
（子どもの頃から抑えてきた感情とか）
まあまあ大変ですけど
私は今そのサポートを
ご縁で出会った方々にさせていただいています
子どもを守ることは
自分を守ること
隠して蓋していては守れないものです
心から本気で自分の人生を守ってくださいね！
息子のことで苦しんでいたころ
母から誕生日に2度ランをいただきました
今は２つ目のランが毎年咲いてくれて
今年も五つほど花が咲きました
ランはあまり手をかけない方がいい
水もこまめにあげてると腐ってしまうそうです
ただ、存在を忘れることなく
様子を見ながら水をあげる
「手をかけすぎない」がポイントです
息子のおかげで母の愛にも気づくこともできました