梅華皮香炉 竹村繁男

幅 : 13.5cm     高さ :13.0cm

厚く塗られた白色の釉薬が、まるで冬の雪景色を思わせる独特の美しさ。

 

 

まるで薄雪が積もったかのような表情が現れています。

「梅花皮(かいらぎ)」という釉薬の名は、戦国時代にまで遡る独自の由来を持っています。当時、刀や剣の柄の装飾に「鰄(かいらぎ)」と呼ばれるエイやサメの皮が使用されており、それが磨かれることで梅の花のような模様が浮き出ました。この美しさにちなみ、釉薬の表面に梅の花のような模様が浮かぶ様子を表すために「梅花皮」という文字が使われるようにりました。

 


 

竹村様が用いる、自然の灰から出来る釉薬は、植物や木の枝を焼き、得られた灰を水で洗い、不純物を取り除くという時間と労力を要する工程から生まれます。
土の力強さと釉薬の繊細さを組み合わせることで、見る者を惹きつける圧倒的な存在感を感じます。

 

 

竹村繁男様は、京都府指定無形文化財保持者である木村盛伸氏に師事し、1980年に京都・山科にて「大日窯」を開かれました。

そして自然素材の灰から作り出した独自の釉薬を用いた作品作りに30年以上にわたり取り組んできました。

 

梅華皮香炉 竹村繁男

 

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