キミを
みつけたとき
子どもの頃大切に
してた
おもちゃを思いだしたんだ
ネジを回すと
二人の男女が
美しく踊る
オルゴール
いつものように
触れてたオルゴール
ある日
帰ってみると
オルゴールの女の子
エリーゼがなくなってた
ネジを回すと
音は鳴る
子どもながら
寂しそうに感じて
バロンの横に
クマのぬいぐるみを置いたんだ
いつかバロンもいなくなってしまった
きっと彼は
エリーゼを探しに行ったんだ
そんなオルゴールすら無くしてしまった
大人になって
僕は
キミに出会った
まるで
あの日無くした
エリーゼのようなキミを
何処までも続く闇を照らす
太陽のような笑顔のキミ
気にならないフリしてたけど
「どうしました?」
そんな僕を気にかけてくれる
何気ないあなたの仕草に夢中だった
「僕、あなたが好きです」
キミが
そんな思いを
受け入れてくれたのが
うれしくて
「躍ろうよ」
キミの手を引いて
はしゃいでたね
「もう、あなたなんて嫌いだよ」
そんな
たった一言に傷ついて
結局
キミばかりを
追っていた自分に気がついたんだ
僕は
キミに出会ってしまったんだ
いま考えると僕はキミを見つけるため長い旅をしていた気がしてならないんだ
キミが好きってだけで一日が楽しく過ごせる
少しだけつらい日もあるけど
キミに恋しててよかった
「さぁ、一緒に踊ろう?手を出して」
そう言うと
僕を見つめ嬉しがるキミ
キミとの結婚を
決めた日
あのオルゴールを
みつけたんだ
ずっと探してた
バロンとエリーゼも
きっと
彼らの旅は終わったんだ
仲直りって形で
僕はバロン
キミは
エリーゼ
僕らはいつまでまわっている
美しく
オルゴールの上で
躍る人形のように
止まったっていい
またネジを回せばいいのだから